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意外と知らないグレードの落とし穴!売れに売れているソリオシリーズのおすすめグレードは?

矢田部明子自動車ライター

デザイン、走行性能、利便性も◎。よし、購入するぞ!と思っても、次に選ばなくてはいけないのが「グレード選び」。

同じように見える車でも、グレードによって付いている装備や、走行性能が違うという車種もあります。また、グレード選びの難しいところは、装備が沢山付いているグレードの方が良い!というわけではないことです。「とりあえず一番良いグレードにしたけど、この機能1回も使わなかった」ということがあっては勿体無い。大事なのは、自分に合ったグレードを選ぶことなのです。とはいっても、グレード選びって色々あって難しい…。ということで、メーカーの方に詳しく聞いてきました。ぜひ、購入の時の参考にして下さると嬉しいです! 

ソリオ、バンディットのそれぞれの特徴は?

左から、ソリオバンディット(200万6400~213万1800円)、ソリオ(158万1800~214万8300円)。それぞれメーカーオプション価格を除く、税抜き価格 を表示しています
左から、ソリオバンディット(200万6400~213万1800円)、ソリオ(158万1800~214万8300円)。それぞれメーカーオプション価格を除く、税抜き価格 を表示しています

ソリオシリーズには、ソリオとソリオバンディットの2タイプあります。室内の広さなど、基本的なことは変わらず、キャラクターが違います。ソリオの特徴は、万人うけする親しみやすいデザイン&居間の様なほっと出来る室内が魅力です。

ソリオバンディット メインカラーは「メロウディープレッドパール」
ソリオバンディット メインカラーは「メロウディープレッドパール」

ソリオバンディットの特徴は、ソリオと比較するとカスタム系のデザイン&高級感のある大人な雰囲の室内となっています。ちなみに、2トーンカラーはソリオバンディットのみの設定となっています。

ソリオ、ソリオバンディットは、大きく4グレードに分けられる

ソリオは3グレード、バンディッドは1グレードのみの設定となっています。なので、ソリオバンディットを購入する人はグレードの選択権は無いということです。それでは、それぞれのグレードをチェックしていきます↓

ソリオ

ソリオ  メインカラーは「ピュアホワイトパール」
ソリオ  メインカラーは「ピュアホワイトパール」

●G

コンパクトボディーに、広く使いやすい室内空間を併せ持ったベースのグレード。価格は一番お求めやすくなっています。

●MX

Gにマイルドハイブリッドが追加、タイヤは1サイズ大きくなりアルミホイール使用に。Gより装備が多い中間グレードとなります。

●MZ

MXに加えLEDヘッドランプなどフル装備の上級グレードです。

ソリオバンディット

ソリオバンディット メインカラーは「メロウディープレッドパール」
ソリオバンディット メインカラーは「メロウディープレッドパール」

●MV

ソリオのMZグレードに相当するフル装備の1グレード設定です。

ソリオ、ソリオバンディットは走行性能に違いは無いので、デザイン&装備&価格差で選ぶとスムーズなグレード選びが出来そうです。

いま注目の先進安全機能

数ある安全機能のうち、この装備とあの装備だけは付ける!というような細かい選択は出来ません。安全機能がギュッと詰め込まれたパックが全グレードに標準装備されています。走行中に左右の区画線を検知して進路を予測し、前方不注意などで車線をはみ出しそうになると、ブザー音などの警報によってドライバーに注意を促してくれる「車線逸脱機能」はとても助かります。

こういったドライバーの安全な運転をサポートしてくれる機能が標準装備されているというのは嬉しいです
こういったドライバーの安全な運転をサポートしてくれる機能が標準装備されているというのは嬉しいです

ちなみに、ベースグレードG、中間グレードMXは安全機能を付けないという選択もできます。その分価格は6万6000円 安くなります。

あくまで私の考えですが、シートヒーターなどの快適性を高める装備を我慢して価格を抑えるというのは賛同できますが、もしもの時のための安全装備を付けずに価格を抑えるというのは疑問を感じます。自分に見合った装備内容を選び、価格を抑えることも必要ですが、コンパクトハイトワゴンとなると家族を乗せる機会も多いと思います。万一の事故の際に、被害を最小限に抑えるために先進安全技術を装備することをがおすすめします!

おすすめのメーカーオプション

クルマが真上から写し出された映像を見ることができるので、駐車の時に便利です。鮮明な表示で見やすいので、運転が苦手な人は絶対に付けてほしいです!

全方位カメラパッケージ&9インチナビ
全方位カメラパッケージ&9インチナビ

ちなみに、全方位カメラパッケージ&9インチナビは、ソリオのベースグレードGにはオプションでつけられないので要注意です。

ソリオ、ソリオバンディッドの大きな魅力でもあるパワースライドドア。全てのグレードが両側スライドドア というわけではないので気をつけて下さい。

グレードによる差は?
グレードによる差は?

ソリオ 

●G

両側、手動のスライドドア。オプションで左側がパワースライドドアに変更可能。

●M X

左側がパワースライドドア。右側はオプションでもパワースライドドアを選択できません。

●MZ

標準で両側パワースライドドア

ソリオバンディッド

●MV

左側がパワースライドドア。右側をオプションでパワースライドドアに変更可能。

両側パワースライドドアにしたければ、ソリオの上級グレードMZ、ソリオバンディッドのMV を選ぶしかないということになります。パワースライドドアドアには、閉めている途中にボタンを押せば鍵がかかる機能も付いていて、利便性は◎です。

おすすめのグレードはコレだ!

一番のおすすめは、コスパ◎&フル装備の「ソリオ・ハイブリッドMZグレード」。快適装備や両側パワースライドドアなど便利装備が込みこみで、この価格はお得です。長く使うことを想定するのであればソリオ・MZグレードか、同等の機能を持ったソリオバンディット・ハイブリッドMVを推奨します。ソリオ、ソリオバンディットは、エクステリアのデザインだけでなく、インテリアの色使いも異なるので、自分の好みに合った方を選んで下さいね!

自動車ライター

幼い頃からガンダムが好きで、ロボットや車に興味を持つようになる。その後、工業高等専門学校に入学し、物質工学・機械工学など専門工学を学ぶ。現在は自動車雑誌など多くの媒体で執筆。愛車はランドクルーザー76でオフロードコースを走るのが趣味。

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