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クルマ好きじゃなくても、家族で楽しめるサーキット!マストな持ち物、遊びスポットは?

矢田部明子自動車ライター

普段聞くことはない爆音のエンジン音、すぐ目の前をレーシングカーが走り去る迫力、会場の熱気など、テレビを通じてレースを見るだけでは味わえない体験を出来るサーキット。取材をしていると「来てよかった!また行きたい!」とい声がある一方で……

「家族が、レースを見るのが好きで連れて来られました。クルマにはあまり興味がないんです」

という意見も。そんな方々には、ぜひこの記事を読んで頂きたい!レースを観なくても、実は子供が1日中楽しめるスポットが沢山あるのがサーキットなんです。今回は、2児のママ&3児のママと一緒に、子供連れで楽しめる遊び場や、サーキットに持っていきたいマストアイテムをご紹介していきます。

これであなたも、家族でサーキットに行きたくなる!そして、いつの間にかクルマが好きになる!?はず♪

レースを見るだけじゃない!1日中遊べる、最高スポット

えっ!?想像と違った……というくらい、子供も大人も楽しめるスポットが沢山あるサーキット。レース観戦しかやることがない と思ったら大間違いです!

イベント広場では、トヨタ、スバル、マツダ、日産、ホンダの5社で協力し、レースに参加する車両の元になったクルマの展示や、カーボンニュートラルへの取組についての展示が行われていました。普段はライバルの各社ですが日本のクルマ産業、モータースポーツの発展とカーボンニュートラルな社会の実現を目的として協力することになったのだとか。

カーボンニュートラルを勉強出来るクイズラリー

カーボンニュートラルについて分かりやすく勉強できる、クイズラリーが開催されていました。このクイズラリーのすごいところは、スタンプを押してもらうために答えを探す=カーボンニュートラルについて自然と理解していくというところです。あんなに説明しても分からなかったのに……クイズラリーをしたら一瞬で覚えたじゃないか……と、筆者もびっくりしました。

小学生向けのアトラクションも

小さな子供&大人向けだけではなく、小学生くらいの年齢層が楽しめる遊び場も沢山ありました。自転車を漕いで水素を作ったり、VR体験など、何度も列に並んで挑戦していました。

もっとクルマを身近に感じよう!

普段見ることの出来ない、レーシングカーの展示&ハンドルを握れちゃうんです。イベント広場には、クルマをより身近に感じられるようなものが沢山ありました。

男の子大好き、ウルトラマン

もはや、クルマとは関係のないウルトラマンの展示が!そして、レースを見にきたのではなく、ウルトラマンを見に来たという子がいました(笑)。お母様達にインタビューをすると、子供が好きなキャラクターがいるとグズらないし、サーキットに行かなければ!どうやってあやすか…と困らないので助かるということでした。

ご当地お土産&ゆるキャラ達

クルマ関連のグッズだけではなく、富士スピードウェイ付近のご当地名産品も販売されていました。取材日当日はゆるキャラもいて、名産品のアピールもしっかりしていましたよ♪お財布に優しい値段で買えるとあって、両手にどっさり購入している人も。

ラジコンを走らせよう!

イベント広場で1番の盛り上がりを見せていたのが、ラジコン体験ブース。トヨタ、スバル、マツダ3社のラジコン部が協力し、RCカー体験教室を開催していました。ラジコンを通じて、走る(走らせる)歓びと、ものづくりの楽しさを伝えたいということでした。初めてラジコンするという子にも、分かりやすく使い方の説明を教えていました。

サーキットに来ないと味わえない!素敵な催し

レースが始まる前のピットウォークでは、レーサー&レースを盛り上げるレースクイーンに会えます。また、その際に各チームオリジナルグッズ(シールやボールペン)も配られるのですが、中にはネットでは販売しておらずピットウォークでしかゲット出来ないグッズもあります。こんな機会は滅多にないので、ピットウォークは絶対に参加するべき!(入場券とは別にパスが必要です。すぐに売り切れてしまうので、お早めの購入をオススメします)

レース終了後は、コースに入れるイベントも。さっきまでレーシングカーがものすごい速度で走っていたコースは、観客席から眺めているだけじゃもったいない!実際に歩いて、その広さを是非とも体験してみて下さい。コースにはタイヤカスが至る所に落ちているのですが、それを持ち帰るためにサーキットに来たと言う子もいましたよ!拾ったタイヤカスは、もしかしたらあなたの応援しているチームの車両のタイヤカスかも?

大人はココが嬉しい

イベント広場にはオシャレなキッチンカーがズラリと並び、ビールを片手に楽しんでいる方も!甘い系、しょっぱい系、辛い系と、ツマミには困らないくらいラインアップも多いです。

レースを観戦しながら、気の許す仲間と呑み明かす!これぞ、贅沢な休日です。※呑みすぎ注意

子連れに優しい!充実施設

小さなお子様がいても気軽に足を運べるように、色々な工夫がされています。お母様方が絶賛していたのは、クルマが頻繁に通る危ないエリアには係の方が立っていること。これだけでも助かるとのことでした。

トイレ

トイレの場所が分かりやすく、どこにあるかの表記もあるので迷わずに行けます。また、トイレが広くて綺麗なのも◎。ファミリートイレには、大人便器、子供便器、男の子用小便器があるので、家族一斉に用を足せるというというのがかなり助かるとのことでした。また、手洗い場が子供の高さになっているので、わざわざ抱っこしなくても手を洗えます。ちなみに、お着替え台はありますが、オムツ交換台がないので、そこは要チェック。

また、女子トイレにはオムツ交換台&お着替え台&男の子用小便器がないので、幼児をトイレに連れて行く時はファミリートイレを探すが吉です!授乳室にはミルク用の熱湯&流しがあり、オムツ交換室も広くて使いやすいです。

ココが嬉しい!ママ目線

喫煙所がイベント会場から離れているので、タバコの匂いがイベント会場に一切しない&煙たくなかったです。むしろ、どこにあるか分からないくらい探さないとないので、喫煙者の方はかなり探しそうです(笑)。

これだけは持ってきて!マストアイテム達

取材クルーキッズの年齢層が4歳〜12歳だったのですが、小学生と幼稚園児では遊び方も疲れ方も全く違いました。特に、まだまだ手のかかる小さなお子様がいらっしゃる方は、以下を持参することがオススメです!

ヘッドホン

レース中はかなりの騒音になるのでヘッドホンがなければ

冬用の耳当てや子供用耳栓でも少ししのげるかも?(ヘッドホンは現地でも販売していますく)

ベビーカー

広大な敷地のサーキットを歩き回るため、子供達はオヤツ時にはヘロヘロに……。4歳児2人組みは、夢の中へと誘われていきました。取材キッズ以外にも、会場には寝てしまった子供を抱き抱えながら歩く保護者の方を多く見かけました。そんな時に役立つのが、ベビーカーやキャリーワゴンです。子供が座っていない時は、荷物置きとしても使えるので◎です。

薄手の羽織れる服

富士SUPERTEC24時間レースの行われた富士スピードウェイは、富士山の麓にあるので思った以上に肌寒いです。そして、イベント広場には日影がないので、日中はかなり暑い……。なので、寒い時に着込んで、暑い時は日除けになる薄手のシャツを使いこなすとGOODです。

凍らせたジュースやゼリー

夏本番のこの時期は、熱中症対策として保冷剤などを持参するという人も多いはず。そんな方には、保冷剤代わりになるウィダーインゼリーがオススメ。ペットボトルだと重すぎるので、このサイズがベストなのだとか。溶けたら飲んで捨てればいいので、帰りの荷物が少なくなるというのも嬉しいポイントです。

派手な色のTシャツ

様々な催し事が行われるイベント広場は人混みだらけで、「あれ?ウチの子、どこに行った?」というシーンが何度もあったそうです。そんな時に役立ったのが、派手な色のTシャツ。かなり目立つので、どこにいるかがすぐ分かり、見つけやすかったということでした。

買い物袋

グッズを沢山貰えるので、それを入れておく買い物袋は必須です。なんせリュックに入りきらない!

いかがだったでしょうか?サーキットに行く前にこの記事読んでから足を運ぶと、さらに楽しめること間違いなしです!最終戦まで各サーキットでレースが開催されるので、この機会にサーキットに行ってみるのも良いのでは?

自動車ライター

幼い頃からガンダムが好きで、ロボットや車に興味を持つようになる。その後、工業高等専門学校に入学し、物質工学・機械工学など専門工学を学ぶ。現在は自動車雑誌など多くの媒体で執筆。愛車はランドクルーザー76でオフロードコースを走るのが趣味。

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