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【札幌市中央区】今年の「ウニスパ」は海の香りが強くワインにぴったり!「ミアボッカ」で8/16まで。

ゆべーる地域クリエイター(札幌市)

夏ですね、ウニですね。

私はそんなにウニが大好き!というほどでもないのですが、毎年夏の通過儀礼?として食べております。

そんなに好きではない=夏のウニは美味しいものだけ食べられれば十分、というスタンスです。

一昨年までは、主にツアー業務のかたわら積丹のあちこちでウニを食べていたのですが、昨年からはインバウンドツアーが再開し札幌や東京の仕事で忙しくなりましたので、これからは地元かつ最高のウニが味わえる札幌でウニスパを食べることを、自分の夏の恒例行事にしたいと思っています。

昨年は新札幌にて初めてウニスパを食べてその美味しさに心惹かれ、今回はいつも自宅から徒歩圏内ギリギリにあるのでしばしば訪問して何度か記事にしている「北海道イタリアンバル ミアボッカ北2条店」さんに来てみました。季節限定パスタで季節を知る、というのも北海道らしいと思います。

「ウニスパ」は8/16 までの夏の陣だ!ウニは道産にこだわる!

今年のミアボッカさんは北海道全体から、その時の美味しいウニを見極めて使っているとのことです。(この日は道東ものでした。)というわけで今年のウニスパ、正式名称は「北海道産塩水ウニの冷製スパゲティ」のお値段は通常サイズは1,680円(税別)「ウニダブル」はプラス980円(税別)です。コスパよし!

当然のごとく、オーダーはウニが2倍の「ウニダブル」。

今回は「ウニダブル」のオーダーですが、パスタそのものは普通サイズをセレクト。

というのも、今回は絶対にワインとのペアリングをがっつり楽しむんだ、と決めて来たからです。(これから数年計画でWSETというワイン資格を取ってワインに明るいガイドになりたいと考えているので、ワインには昨年のようにグラスでは終わりません。)

予算は大一枚!どうせウニスパ以外もオーダーしますので、パスタ大盛りはパスしたのです。

さて、ウニスパ到着。

今年のウニスパはどうか? おお!海の香りが印象的なムラサキウニ!細麺のカペリーニに良くその香りが絡んで、まさに爽やかに食べられる夏の風物詩!という感じです。海の風味といってもミネラル感ではなく、豊かな植物、少しフルーツのような感じがします。フランス語でウニや甲殻類や牡蠣のことを指す「フリュイドラメール(海の果物)」という言葉がぴったり。濃厚さより新鮮なフレーバーの豊かさが印象的。

カペリーニCapelliniをパスタに使うのもナイスです。食感がもったり感や必要以上のボリューム感がなく、繊細この上ない。このカペリーニ自体にも昆布だしやホタテやエシャロットの味が絡まっているのですが、加えて今年のウニ自体にもおそらく昆布の風味が強い感じがしました。ウニは昆布や海藻を食べて育ちますので、きっと今年は良い環境だったのだろうなあ。フォークも冷たく提供されて素敵!

そしてアルデンテ、たまりませんね。

塩水ウニはいずれクリームのように水に崩れゆく食べ物(ミョウバンを使っていないため)。つまり最初は「ウニ+カペリーニ」なのですが、途中で味変ならぬ食感変更が起こって、アルデンテのパスタに風味豊かなウニスープが絡んだような、絶妙な感じになるのです。

パスタ大盛りならその辺りはまた違うのかな?8/16までの間にもう一度食べてみたいな。

そして、ワインリストに心ときめく!

「ミアボッカ」さんはイタリアンベースのレストランバルなので、ワインリストはイタリアもので構成されています。ここでなんと!シチリアのビオワインを見つけたので、迷わずオーダー。

今は世界的に健康志向や自然な味わいへの希求、そしてロジスティクス(物流)の進化により、★ナチュラル/ナチュール(酸化防止剤である亜硫酸が無添加)、★オーガニック/ビオ(有機栽培)、★リュットレゾネ(減農薬)などがワインやシードル(サイダー)にどんどん求められて来ています。

最近増えて来た余市や空知の高品質ワインでも、亜硫酸がとても少なかったり、リュットレゾネと言える物が増えて来ましたね。

もちろんナチュラルやビオでも味の方が?なものもありますが、ちょっと気になるシチリアのビオ、飲んでみたい!フルボトルをオーダーしました。

この地域独特の葡萄品種、カタラット75%、ズィビッポ25%で作られたクルード・カタラット・ズィビッポCrudo Catarratto Zibibbo 。ワイナリーはマーレ・マンニュムMare Magnum。

なんだこのトロピカル感は!圧倒的なマンゴーやパイナップル、レモンのニュアンス

これは大当たり!ワインの酔いはもちろん個人差が大きいですが、私には1本飲んでも全く頭痛や不快感はなかったです。ビオのせいでしょうか?

これが実はウニスパ前に頼んでいた「ナスのトマトマリネ」(450円(税別))と抜群に合うし、ウニスパとも最高な相性です。酸味やミネラル感が強くないワインなので、ウニスパの風味を下支えし、海の香りをふくらませる感じです。亜硫酸もかなり少なめと見ましたし、ビオ独特の優しさもある!

ワインも少し残ったし、もう一皿行っちゃおう!

ということで、追加で「若鶏のソテー小悪魔風 北海道産カラフルポテト添え」をオーダーです(レギュラーサイズ1,680円(税別)で約370g)!

このローストチキンがまた緻密かつ食べやすく、肉というよりは主食感覚で満足度が高い!それとチキンの美味しさを吸い込んだカラフルポテト(シャドークゥイーン、ノーザンルビー、インカの目覚め)の甘さ、そしてトロピカルなワインと、三位一体な美味しさ

完食!完ワイン!

と言うわけで、ウニスパを中心とした今年の北海道イタリアン夏の陣も、見事に楽しみました!

流石にデセール(ドルチェ)のお腹はなかったし、ウニとワインの余韻に浸るため、味の強い食後のコーヒーはパスしましたが、大満足です。予算内に収まりましたし、ちょっと気持ち良くなって帰路につきました。

8/16までに、もう一回来れるかなあ。。。

■北海道イタリアンバル ミアボッカ北2条店■

住所:札幌市中央区北2条西3丁目1-20 sitatte sapporo(シタッテ サッポロ)2F

TEL : 011-211-6585

営業時間:ランチ/11:00-16:00  ディナー/17:00-23:00(日のみ22:00)

季節限定メニューや情報などは、公式ウェブサイトをご確認ください。

地域クリエイター(札幌市)

通訳案内士(全国&札幌)、そしてライターや町おこし組織の認定ガイドとして、いつも札幌市内の出来事やおすすめ情報を探しに歩いてます。コーヒーショップ、ワイン、レストランなどが大好き。またホルン奏者でもあります。

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