心理学者が実践する、スマホ依存や漫然とした不安感から自分を開放する最新の方法とは
みなさんこんにちは。仕事に役立つ心理学の赤田太郎です。
普段は大学教員として心理学の教育や研究を行い、また学校や企業でのカウンセリングなどの実践から、You Tubeやインスタでこころの健康の大切さをSNSで発信しています。よろしければフォローをお願いします。
手持ち無沙汰だと、なんとなくスマホを触ってしまっていませんか。スマホを触りながらも、なんとなく落ち着けずにイライラしたり、また息苦しく感じるにも関わらず、スマホを触り続けてしまう…。 漫然とした不安感やストレスが溜まってる自分がいるのに、スッキリする方法が見つからない…。
今回の記事では、スマホ依存や漫然とした不安感を感じている自分を開放させて心のざわつきを穏やかにする、最新の心理学的方法をお話したいと思います。
スマホとデジタルストレス
スマホばかり見ていると、集中できず気が散りやすくなっていませんか?目からの情報が過剰になると、頭がぼーっとしたり、不安になったりするだけでなく、焦りも出てきます。なんとなく落ち着きがなく、緊張気味になっている時、それは、デジタルストレスによるものです。これは、周囲(他人の言動)の影響も受けやすく、過剰に反応している状態と言えます。
これらの原因は、身体(フィジカル)が都会的な接触のみに偏ることによって、バランスを崩している状態と考えられています。人間の身体が自然とのつながりを失うことは、いわゆるスピリチュアル(神秘的)な側面を喪失しているともいえるのです。
自然とのつながりでメンタルを回復させる
自然とのつながりをおこなうことで、メンタルを回復させる心理学的方法にグラウンディングがあります。大地や自然とつながることによって、こころがざわついていて不安定な状態から、健康を回復できるのです。
グラウンディングによる効果は、以下のように挙げられています。
倦怠感やストレスの軽減
不安やうつ病の改善
睡眠の質の向上
炎症、傷、筋肉痛の回復
心血管疾患の改善
減量など
ブラウンディングを行うことで、倦怠感やストレスの軽減、不安や抑うつの改善、睡眠の質の向上、身体的な炎症や筋肉痛の回復などが期待されます。また、ダイエットなどにも効果的であると言われています。
自然と繋がることが、いかに大事であるかということがお分かりいただけるかなと思います。
グラウンディングのやり方(デブラ,2023)
1.裸足で地面に立つ
まず、裸足になり土の地面に足を肩幅に開いて立ちます。足に自分の体重と地面のでこぼこの強い刺激を感じると思います。
足から伝わってくる感覚、これが大地からのエネルギーを受け取ることになります。それと同時に自分に溜まったプラスイオンを大地に放出します。
電気を放出するという意味から、グラウンディングを「アーシング」と呼ぶこともあります。
そして、軽く背筋を伸ばし、足の裏全体が大地にしっかりついた状態を維持します。 両手は体の脇に自然に下げるか、軽く組みます。 目線は軽く目を閉じておくか、3~4メートル先をぼーっと見つめておきます。
2.地面に横たわる
草原に寝そべるイメージです。ごろんと地面に横たわりましょう。これによって身体全体を地面につけることができるので、同様の効果を得ることができます。
3.足を水につける
足を水につけることによって、同様の効果を得ることができるとされています。小川で靴下を脱いで、川の水に足を浸すイメージです。これによって同様の効果を得ることができるとされています。
自然とのつながりを取り戻す
現代社会は、常に時間に追われており、私たちは自然とのつながりが失われている空間での生活を強いられています。気がついたらスマホばかり見る生活になってしまっています。
臨床心理学では、砂を触ることによって退行が促されると言われています。退行とは子どもにかえることです。
グラウンディングによって大地とのつながりを回復させすると、メンタルのバランスを安定させることができるのです。
ぜひ、スマホを横において、大地とのつながりを一度試していただけたらと思います。私が実際にしてみたので、参考にご覧ください。
記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
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