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【ニセコ】らーめん阿夫利(AFURI)/冷たい柚子香るさっぱりラーメン世界展開中の人気店が道内初出店

伊達千歳地域グルメと観光旅行ライター(札幌市)

みなさまこんにちは、ニセコのラーメンライター伊達千歳です。

ニセコ地域の一等地、ひらふ坂のふもとに超高級ホテル「雪ニセコ」がプレオープンしました。

サマーシーズンの閑散期でまだ一般人が気軽に出入りできる雰囲気なので見に行ってみたら、ホテルの1Fに、何やらオッシャレ~なラーメン屋さんが開店していました。

思い切って飛び込んでみた体験談を報告します。

【ニセコ】ラーメン阿夫利(AFURI)/世界展開してる高級ラーメン店

雪ニセコ正面側
雪ニセコ正面側

正式な名称は「AFURI ramen + dumpling 雪ニセコ」といい、ラーメンに加えて軽食・アルコールを取り扱う、ラーメンチェーン店「AFURI(あふり)」の新しい業態。

体にやさしい安心安全なラーメンを作っているお店として、ラーメン好きの人はもちろん、女性の間でも話題のラーメン店だとか。

調べてみますと、恵比寿、原宿、麻生十番、六本木、三軒茶屋、新宿、横浜など、田舎者の私など卒倒しそうな超高級エリアに絞って展開しており、アメリカ、カナダ、香港、シンガポール、ポルトガルにも進出中。

そして今回のニセコ出店です。

ホテル内の入り口
ホテル内の入り口

少なくとも現時点で国道側からでもホテル内部からでも入店できましたが、冬季になったら外側からしか入れないのではないかと思います。

人は少ないですがサマーシーズンの平日なので、お昼時でもまあこんな感じ。

お店の人、がっかりしてないかな(汗)、ニセコ的には平常運転です。

ここはほんとにラーメン店なのか問題
ここはほんとにラーメン店なのか問題

写真右側のカウンターで、先にお会計を済ませます。

ちょっとご注意いただきたいのは現金不可で、クレジットカードと電子マネーしか使えない点です。

完全キャッシュレス化が進んでいますので、気を付けましょう。

会計を済ませて入店すると、店長さんらしい男性店員に「いらっしゃいませー!」と、明るくハートフルに声をかけられ、胸が高鳴ります。

店内はとてもきれいでおしゃれで、高級バーかと一瞬思ってしまったくらい。

ただそれもあながち勘違いではなかったらしく、奥の棚には酒瓶がずらりと並べられています。

ホテル利用者だけでなく外部のお客さんも、お昼からお酒をオーダーすることが可能とのことです(ノンアルコールあります)。

番号札が木札(立てられる)
番号札が木札(立てられる)

いったいどんな富裕層の方々がご来店いらっしゃられあそばしてるのかと不安でしたが、ごく普通のサラリーマン(ホテルに用事のある人っぽかった)や地元の家族連れ、普通の観光客の人で、ほっとしました。よかったよかった。

私のような一般ピープルでも、サマーシーズンの間は気兼ねなく入店することができそうです。

【ニセコ】ラーメン阿夫利(AFURI)/柚子露つけ麺(冷製ダレ)をオーダーしてみました

柚子露つけ麺(冷製ダレ)/税込1500円
柚子露つけ麺(冷製ダレ)/税込1500円

この日は暑かったので、「冷たいラーメンはありませんか?」と聞いてみたところ、つけ麺のたれを温/冷で選択できるとのことで、「柚子露つけ麺(冷製ダレ)」にしました。

こちら、AFURIの看板メニューらしいですね。

柚子というのが涼しそうで、今日みたいな真夏日は、あっさりさっぱりがピッタリ。

麺の中に全粒粉が練りこまれている
麺の中に全粒粉が練りこまれている

AFURIは3種類の麺を使っていて、聞くところによると今日のラーメンは「真空手もみ麺」というものらしいです。すごい名前だ…。

どんぶりに顔を近づけた時に感じる、爽やかな香り。

真空ミキサーで余分な空気を入れずに製麺するため、こりっと弾力のあるもちもちした食感。

よくよく見ると、黒いつぶつぶがありますが、これは全粒粉を使っているためです。

タレにつけると優しい塩味の中に広がる柑橘系の香りと風味で、水菜のシャキシャキ感がいいアクセント。

ぷるぷるもちもち
ぷるぷるもちもち

AFURIのラーメンは着色料、保存料、化学調味料のような人工的なものは使ってません。

ヴィーガンメニューもあってトレンドをしっかり押さえつつ、背脂の代わりに鶏油を使ったりと、健康志向を前面に押し出すスタンス。

なお、ダイエット中や食事制限を行なっている人のために、グルテンフリーのこんにゃく麺への変更も可能です(別途税込150円)。

あっさりの中に深みあり
あっさりの中に深みあり

店名の「AFURI」の由来は、20年以上前に第一号店を出店したのが神奈川県の丹沢山系の東端にある「大山」付近で、この山の通称が「阿夫利山」と呼ばれているため。

新鮮な鶏ガラと香味野菜、昆布や鰹節などの魚介類を丁寧に抽出したスープ、特製の塩ダレはフランスはブルターニュ地方のゲランドの塩、瀬戸内海の藻塩、そして木樽仕込み・天然醸造の白たまり等の厳選した調味料をブレンドっていう。

そこへゆずを投入したら、美味しくないわけがありません。

スープがきりっと冷えていて、柚子の香りがすうっと鼻に抜け、ああ美味しい!と思える出汁がビシっと効いた、優雅な美味しさなのです。

肉厚でジューシーな炙りチャーシュー
肉厚でジューシーな炙りチャーシュー

チャーシューがしっかり味がしみいてうまいっ!炙りで香ばしさが出てスープの深みをよりひろげてくれます。

チャーシュー、水菜、玉子と非常に作りが丁寧で、言い過ぎかもしれませんが、割烹の一品料理にでてくる汁物の様な印象すら受けます。

ソフトシェルクラブパン(税込850円)
ソフトシェルクラブパン(税込850円)

お土産に、中国っぽいハンバーガー?みたいなものをテイクアウトしました。

「ソフトシエルクラブパン」というもので、本物のカニがそのままサンドイッチされてます。

カニ香るハンバーガー
カニ香るハンバーガー

ソースがからまってちょっと見づらいと思いますが、カニさんが1杯そのまま具になってるの、わかりますでしょうか。

フタを開けた瞬間に強烈に漂うカニ臭、たまらなかったです……。

【ニセコ】ラーメン阿夫利(AFURI)/メニュー一覧表

表

【1500円】
柚子塩ラーメン、柚子醤油ラーメン、柚子辣湯麺、豚骨塩ラーメン、豚骨担々麵、柚子露つけ麺、辛露つけ麺
【1600円】
ヘーゼルナッツ担々麵
※各種トッピングオプションあり
※こんにゃく麺グルテンフリー対応あり(150円)

裏

【850円】
ソフトシエルクラブパン
【800円】
角煮焼豚丼、韃靼そぼろ丼、鶏唐揚丼
【750円】
豚ぎょうざ
【700円】
鶏唐揚げ
【650円】
角煮焼豚パン、スパイシー鶏唐揚げパン
【600円】
揚げぎょうざ、蒸しぎょうざ
【500円】
煮玉子フライ

お値段がちょっとお高めですが、これはリゾート税10%が含まれているためです(表示の価格にすでに算入済)。

ひらふ坂の中でも抜群の立地条件にある、さらに雪ニセコというという超高級ホテル内のお店なので仕方ないですが、お値段以上の満足感が得られるラーメンでした。

【ニセコ】ラーメン阿夫利(AFURI)/本州の人たちはこういうラーメン食べてるんだなー

もれなく羊蹄山さん(ホテル側のロビーから)
もれなく羊蹄山さん(ホテル側のロビーから)

「心奪われる、和の意匠と緻密にデザインされたラグジュアリーの美しい融合」がテーマのホテル雪ニセコ。

その空間にふさわしい味と空間とホスピタリティにこだわった、国内初のブランドスタイルのAFURIが出店しました。

ニセコ店ではニセコ連峰、羊蹄山さんに由来する良質な水と道産食材を用い、麺やスープなどの仕込みをすべて店内で行っているので、挨拶がてら一度ご相伴にあずかりましょう!

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らーめん阿夫利ニセコ店(AFURI ramen + dumpling 雪ニセコ)
住所:北海道虻田郡倶知安町字山田 181 – 55(雪ニセコ内1F)(地図はこちら
ラ ン チ: 11:00 – 15:00
ディナー: 17:00 – 22:00
定 休 日:なし(年中無休)
※駐車場あり
※各種クレジットカード・電子マネーのみ(現金は使えません)

地域グルメと観光旅行ライター(札幌市)

おいしいものと新しいことが大好きなサラリーウーマンです。コロナで試され続けている北の大地のお店や人を応援するため、たくさんの話題スポットをご紹介します。

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