みなさんこんにちは、ニセコにどうにか拠点持ちたいと考えてる伊達千歳です。

世の中、「知る人ぞ知る」というのあるものです。

ずっと以前から評判で、実際にお店に行っても行列ができていることが１度や２度ではなく連戦連敗。

いつの間にかニセコ比羅夫のお店がなくなってがっかりしていたら、別の場所に移転して営業を再開していたレジェンド。

本日は、私に何の断りもなく移転していた、元ニセコのラーメン店をお知らせします。

【ニセコ倶知安】ニセコラーメンポテラ（旧「風花」）／まっかり温泉にレジェンドラーメンが併設

The living legend（生ける伝説）こと「ニセコラーメンポテラ」は、ニセコ町の隣町の真狩村にあります。

真狩村はニセコ町から南東方向に約２０Kｍ、羊蹄山の真南にある村。

真狩村から見る羊蹄山が一番迫力がありますが、この「まっかり温泉」の露天風呂からは、羊蹄山がすぐ近くから眺められます。お勧めです。

入り口を入ってすぐ右側に、ラーメン店の入り口があります。

奥の台の上の黒い箱が、食券機です。

画面上でメニューを選択できるようになっていて、タッチ決定するとその情報が厨房に伝わり、すぐに調理に取り掛かってくれます。

店内はこんな感じで、適当な席に座ります。

食券機で出力された控えの紙に番号が印刷されていて、厨房から「●●番のお客様～」と呼ばれるので、ラーメンを受け取りに行きます。

比羅夫坂にお店があった頃は結局行けなかったので、当時のお店のことはわかりませんが、綺麗でした。

【ニセコ倶知安】ニセコラーメンポテラ（旧「風花」）／これが伝説のじゃがいもラーメン、パウダースノーもスープもじゃがいも尽くし

やっと……やっとこの伝説に出会えました。

Lady Meets Ramen！！　いざ！！

……本当に白いです。

ニセコのパウダースノーはラーメンの器の中にもあったのですね。

初めてこのラーメンと向かい合った時、どこから箸を入れたらいいのかわからない人は多いはず。

おそるおそるパウダースノーの中に箸を入れてみると、情熱のラーメンが噴火しました。

麺は太めで、しっかり味がからみついていて、美味しいです！

味噌味らしいのですが、最初は醤油バター味かと思ってしまったくらい味が濃くて強いです。

これがうわさのビシュワソース。

真狩産のじゃがいもを裏ごしし、特別な機械でプレスしたふわふわのパウダースノーソース。

数年前に大流行した、フランス料理の「泡ソース」といった方が近いのではないでしょうか。

最初の見た目をこの泡ソースが楽しませてくれるのですが、「やっぱりこれは評判通りだ」と思ったのが、スープの味。

まず唐辛子とワサビ？っぽいピリピリした繊細な刺激が、パチパチと口の中のあちこちで、細やかにはじけます。

うーん、すごい、おいしい、と味わっているうちに気づいたのが、スープの舌触り。

なんだかこのスープ、さらさらするなあ？と思っていたら、これは煮込まれて分解したじゃがいもが、粉状になったもののなめらかさだったんだと気づいたとき、本当に感動しました。

じゃがいもって煮込むと、煮崩れしてざらざらのペースト状になりますよね。

不思議なことにこのラーメンスープはどろっとせず、ちゃんと液体のまま。

でも、じゃがいもの最小単位の「でんぷん粉のつぶ」だけを残し、液体なのになめらかな舌触りを作り出しつつ、そのひとつぶひとつぶに、唐辛子などの刺激味がからめられ、スープの内部いっぱいに均等に混ぜられているのです。

上のホワイトソースにも、中のスープにも、ニセコのソウルフード・じゃがいもがふんだんに仕込まれているということなのです。

こんなラーメンは初めてです……！！

ものすごい研究を重ねたんだろうなあ……。

【ニセコ倶知安】ニセコラーメンポテラ（旧「風花」）／メニュー表

メニュー表はこちら。

本日紹介した「ニセコらーめん」は１１００円。

ちょっと高いかもですが、それだけの価値はあります。

味噌（８８０円）、塩（８３０円）、しょうゆ（８３０円）にハバネロラーメン（１１００円）。

ぎょうざにザンギ、えだまめにポテト……ラーメン屋さんの定番のおつまみ各種、取り揃えられて……って、真狩産１００％のゆり根コロッケ？！

これは無いです、ふつうのラーメン屋さんには無いです！！

手羽先の揚げ物が充実しています。

コロナ前のことですが、ひらふ坂あたりを歩いていたら旅行者（というよりバイカー）のお兄さんに「以前この近くにあった、白いラーメンのお店を知りませんか？」と、2度ほど尋ねられたことがありました。

状況から察するに彼は「ニセコにはすごくおいしいラーメンがあるんだぜ。風花っていうの。何が凄いって、パウダースノーみたいに白いラーメンなんだ！」と、ツーリング仲間に「風花」のラーメンを食べさせてあげたかったようなのです。

残念ながらこの時期「風花」は、ニセコの超一等地・ヒラフエリアの人件費と家賃の高騰により、いったん休業していた時期でした。

あのお兄さんはタイミングが悪かったですが、現在、ニセコのラーメンレジェンドは、真狩村で復活しています。

【ニセコ倶知安】ニセコラーメンポテラ（旧「風花」）／羊蹄山ビュー I N 温泉 After ラーメン！！

以前営業していたニセコの比羅夫坂から現在の「ニセコラーメンポテラ（旧「風花」）」までは、車で１５分、約２０ｋｍくらいの距離です。

ささささ、まずはニセコのシンボル・雄大な羊蹄山をビューしながら温泉してください！

「ニセコラーメン風花」には、特に温泉を利用しなくても立ち寄れますが、先に熱いお湯で長旅の疲れと汗を流してから、伝説のラーメンを味わっていただく方が、だんぜんオススメですよ。