【ニセコ町】フードトラックゆらぎ(冬)/台湾直輸入のふっかふか!私をおいしく包んでホワイトバオ!
みなさまこんにちは、ニセコの台湾料理ライター伊達千歳です。
一時期は心配していたウインターシーズンも、予想を上回る回復ぶり。
20時頃にひらふエリアに行ってみると、もうどんちゃんどんちゃんのお祭り騒ぎ。
明るくにぎやかなのはいいことで、そんな空間を彩るキッチンカーに、今夜も元気に突撃です。
ひらふに出店しているキッチンカーが提供する料理は、ほんとハイレベルですよ。
【ニセコ町】フードトラックゆらぎ(冬)/個性豊かな具をしっかり包んでホワイトバオ!
こちら、以前記事にしたことのある和食お弁当屋さん「フードトラックゆらぎ」さん。
ウインターシーズンもこのひらふ坂の一等地で開店していたので、早速突撃。
最初に見た時胸に迫るようでした。
このレトロ感、この昭和感、懐かしすぎてもう泣きそうです。演出が上手すぎます。
今年は欧米系の方々が多い印象があり、東アジアの地理について詳しくない方も多いと聞きますが、「東アジア」「まとめてアジア」を感じさせる演出はバッチリ。
今回このお店を一人で切り盛りしているのは、イケメン店主(ニセコエリア内別のお店の厨房に出張中)の美人奥様。
旦那さんと同じで気さくでお話上手な方で、待ち時間が短く感じられます。
雪かきも一人でしているとのことで、冬のキッチンカー営業は本当に大変ですね。
この冬のいちばんオススメは、こちらポークベリー(900円)。
とろっとろになるまで煮込んだ豚の角煮が、あちこちから飛び出して大迫力。
さらに糸唐辛子が絡められ、見た目もおいしく味も美しい。
最高級の海綿のように隅々まで味がしみこんだ豚の角煮を噛みしめる至福たるや、地元民にこそ味わってほしいです。スキー客さんだけではもったいない。
フードトラックゆらぎさんの繊細な和食技術が大爆発した、台湾バーガーです。
こちらはプルドビーフ(1000円)。
プルドビーフは時間をかけて煮込んだ塊肉を細かく引き裂き、ソースで味付けしたもの。
ポークではなくビーフなので、牛肉使用の贅沢な一品。
和風の味付けで、すき焼き肉をバオに包だような味なので、お肉好きにはたまらないです!
こちらはベジタブルバオ(800円)。
もやしのぽりぽり感をメインに、レタス、ほうれんそう、にんじんが挟まれたヘルシーバオ、。
バオの内側に塗られている味噌がとっても美味しかったです。
そんないろいろな意味で逸脱した具材をはっしとまとめて包んでいるのは、「バオ(包)」という、台湾料理のひとつである蒸しパンです。
なんと、バオは台湾の業者から直接仕入れているとのこと。
ごはんともパンとも違う、しかしその両方を合わせたような、温かいもちもちしっとりの真っ白な生地は、フードトラックゆらぎさんの創作意欲あふれる料理を包むのにぴったり。
そしてこのバオ、ハンバーガーと違って背面でつながっているので、とっても持ち運びしやすくて食べやすい。
勢いよくばくっと行きたい時も、崩れることを心配しなくても良いのでありがたいです。
【ニセコ町】フードトラックゆらぎ(冬)/メニューはこちら
メニューは以下の通り。
プルドビーフ …1000円
ポークベリー、ピザ… 900円
ベジタブル … 800円
ヌテラ … 600円
飲物はソフトドリンク400円から。
「地元民です」と伝えると、100円割引にしてくれます。
冬のひらふでも引き続きの良心価格。
【ニセコ町】フードトラックゆらぎ(冬)/バオにひらふを包みつつ
この写真は、フードトラックゆらぎさんが出店しているキッチンカーエリアの夜の写真。
まだ人が少ない時間帯なのに、すでに大盛り上がりのディスコ会場さながらの様相です。
スキーを楽しみに来ているのですから体力はあるし、その分いつもペコペコのお客さんたちのお腹を満たすお店の方々の毎日の努力には、本当に頭が下がる思いです。
この場にいるだけで心も浮き立つので、この台湾バーガーを頬張って暖まりながら、ひらふの雰囲気も包んで一緒に味わい尽くしてしまいましょう。