みなさまこんにちは、ニセコのコーヒーライター伊達千歳です。

今年は暖かく、雪どけが早いですね。

世界に名だたるひらふ坂にはいくつかの駐車場がありますが、すべてが無料駐車場です（２０２３．３時点）。

このため、ハイシーズンは車がぎっちぎちに駐車していて、ちょっと油断して出遅れると、車を置く場所がないためＵターンを余儀なくされることもしばしば。

でも、グランヒラフスキー場に来るお客さん達の駐車マナーはたいへん良く、違法駐車や迷惑駐車はまずありません。えっへん。

そんなグランヒラフに、なかなかたどり着けない幻のコーヒー店があるのをご存じですか？

【倶知安町】マウンテンキオスクコーヒースタンド／とってもインスタ映えするかっこいいコーヒー店

ひらふ坂の一番奥の駐車場の山側に、とてもカッコいいコーヒー屋さんがあります。

その名を「マウンテンキオスクコーヒースタンド（MOUNTAINKIOSKCOFFEESTAND）」。

俱知安町内に本店があって、こちらの「ベース店」とは兄弟となる支店。

コンテナハウスを改良した、山小屋風のつくり。

手すりにスノーボードを立てかけているだけで、グッとくる渋い雰囲気。

このお店の近くにただ立っているだけでサマになるという、すごいハロー効果が見込めるお店です。

店内に入ると一転、ガラリと雰囲気が変わります。

外界の厳しいホワイトの世界から、明るくリラックスできる暖色空間に早変わり。

まるでホワイトアウトの中の桃源郷。

それほど広いスペースではないのですが、コーヒー片手に仲間と雑談できるスペースはどこからともなく現れる不思議コンテナ。

駐車場内にあり、すぐ目の前にバス停があるため「車内で着替えて帰る前に」というタイミングで利用する人も多そうです。

もちろん、コーヒーで暖まって雄々しくゲレンデにリターンする人もいます。

カフェラテ（５５０円）をオーダー。

非常に繊細で美しいラテアートが描かれたコーヒーが出てきて、思わずうっとりと見とれてしまいます。

コーヒーは柔らかく、口の中が温かさで膨らんでいくような味わい。

「ベース店」ではスキー場により近いためかベーカリーが充実していましたが、こちらのお店ではクッキー・スコーン類がメイン。

今シーズンまではニセコアルペンのレストランで食事できたので、「マウンテンキオスクコーヒースタンド」ではクッキー類で十分だったのでしょうが、来年以降はどうなるでしょうか？

「ベース店」は閉店してしまいますが、こちらのお店は来年以降も営業継続してくれます。

【倶知安町】マウンテンキオスクコーヒースタンド／メニュー一覧表

レギュラーメニューはこちら。ベース店でも同じコーヒーメニューです。

ところどころお酒メニューがあるのがニセコらしいですね。

３月に入ってから入店すると「スプリングメニュー」がありました。

【倶知安町】マウンテンキオスクコーヒースタンド／グランヒラフに愛されし者がたどりつけるコーヒー店

ひらふ坂一帯は車移動でなければ到達不能、しかも全ての駐車場がエブリディ満車状態であるため、ひらふ坂のてっぺんにあるこのコーヒースタンドにたどり着くチャンスがまず少ないです。

その上駐車場が空く時間帯は閉店時間というジレンマを超えてゆかなければ、コーヒーをオーダーする栄誉にあずかれない、冬季限定の幻のお店。

タイミングが難しいですが、ここのコーヒーを手にした暁には、ひらふ坂のてっぺんから、遮るもののない羊蹄山の絶景マウンテンビューが約束されます！

最高ですよ！