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【家庭菜園】ナント種苗のカタログは良い意味でどうかしている。

グロ子園芸愛好家

こんにちは!ファイナンシャルプランナーの園芸愛好家グロ子です。

前回の記事、読んでいただけましたか?
家庭菜園であっても、いや家庭菜園だからこそざっくり栽培計画を立てておくのはとても大事であるという内容です。
そしてその時にとても便利なのが各種苗会社が出しているカタログなんです。
野菜の播種期と収穫期や新製品情報が満載でしかも無料。
家庭菜園愛好家は全員、暇な時に種苗会社のカタログを読んでいるのではないでしょうか。

カタログにはそれぞれに見どころがありますが、私が一番楽しみにしているのは奈良県の種苗会社、ナント種苗株式会社のWebカタログです。
その熱量の高さと迷走を紹介させていただきます。
*ナント種苗株式会社様から紹介許可を頂いています

ネーミングがどうかしている

駄洒落編

茄子の名前が ナスがママ サブネームが そんまんまdeナス
ナント種苗だけでなく、野菜のネーミングは駄洒落が多いですね。
中高年の駄洒落好き世代を意識しているのでしょうか。
私もつい買ってしまいました。
隣の夕顔は FR ‐ ヘコタレン です。

重厚編

金色羅王(こんじきらおう)

種苗会社のカタログは基本的に農家に向けて作られています。
そこは家庭菜園のような遊びではなく厳しいビジネスの世界があります。
スイカ 金色羅王 はネーミングだけでなくページ全体がプロの職人魂に訴えかけています。
ナント種苗は特にスイカに関してどうかしている感じが強いように思われます。

着眼点がどうかしている

「種を出すのが面倒」というスイカの消費量向上を阻む壁を突き崩したい。
その決意が品種となって登場したのが タネをそのまま噛んで食べる ピノ・ダディ です。

タネを取りだす煩わしさからの解放。
タネも摂取するという新習慣。

この発想はなかった。さすがダディ、なんか男らしいです。
そして*おことわり として個人差に言及、かつ盲腸にはならないよ!とフォロー。
ピノ・ダディ の優秀なビジネスマン振りが伝わってきます。

家庭菜園目線も忘れない

プロ向けの品種ばかりではありません。
ナント種苗は素人の園芸愛好家に向けた品種もちゃんと載せてくれています。
栽培方法も丁寧に掲載されている ベランダdeスイカ の種はネットショップでもホームセンターでもとても人気があります。
私は下の「カ・ラ・ダ 取り戻せ!」が気になりました。

ギリギリを攻めてくる

「ケンシロウ」「バタ子さん」…
なんかギリギリでセーフな感じですがそれだけに伝わって来るものがあります。
家庭菜園救世主伝説とか言われたら、見かけた時つい手に取ってレジに並んでしまいます。
そしてカタログは面白いだけではなく、もれなく栽培ポイントも教えてくれています。

読まないという選択肢はない

ナント種苗のWebカタログはここから見れます。ナント種苗株式会社

面白い点だけお伝えしましたが、Webカタログは農家の方たち抱えている悩みに寄り添い、日本の農業をどうすれば盛り立てていけるのかを様々な視点から取り上げています。
読んでいると農業を応援したくなるし、家庭菜園をやりたくなる。
ナント種苗の社員の皆さんの熱意が伝わってきます。

種苗会社のカタログは知られざる知識の宝庫です。
ぜひ皆に読んで欲しい。読まなくてどうする!と思っています。

ナント種苗の野菜も登場するgrowfood365のInstagramはこちら。HPはこちらです。
ご覧になって下さいね!

園芸愛好家

花、野菜、盆栽、コンポスト、そしてありとあらゆる植物系お稽古事をやり尽くした園芸歴30年のFPライター。私の強みは自分で実際に経験している幅広い園芸ネタ。FPなので「効率よく、コスパよく」園芸を楽しむにはどうすればいいのかも考えています。「人生を仕事だけに浪費しない、趣味を持つ豊かさ」を伝えていきます。ただいまベリー栽培にドハマり中。目指せ、北欧!

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