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一週間で収穫可能。捨てる根からエンドレス薬味ネギ栽培!

グロ子園芸愛好家

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの園芸愛好家グロ子です。

家庭菜園を始めてみたいけど何から始めればいいかな?
この相談を受けたとき私はネギ栽培をおススメしています。
するとほぼ100%「そんな地味なんじゃなくてさー」という返事が返って来る。
わかる。確かに地味、質素。
ネギでは盛ってもインスタグラムでは映えないしなー。
でもネギほど日本の食卓に欠かせない野菜はないのです。

暑くてムシムシした季節に毎日食べたい冷奴。
冷奴にネギがなかったらどうなるでしょう。
冥加、紫蘇、すりおろししょうが、鰹節。
薬味は数々あれど、絶対に欠かせないのがネギではないでしょうか。
日本食ってネギを添えるとだいだい美味しくなる。
カップ麺でもネギをいれるとお味が引き立ちます。

今回はネギ栽培の素晴らしさにスポットライトを当てたいと思います。
(ここでのネギは緑色の葉ネギのことです。冬に旬をむかえる白ネギではありません)

捨てる根っこから育てよう

ネギ栽培を種から始めてはいけません。
種から始めちゃうと植え付けから収穫までに2ヵ月以上かかってしまいます。
根っこの再利用なら植え付けから一週間で収穫可能。
それに種を買っても個人では余らせてしまうのです。
0円で始められるネギ栽培。
ネギの根っこを植えない理由が見つかりません。
種より根っこ栽培の方が便利で経済的だなんて、ネギは庶民の味方なんですね。

使うのはこの白丸の部分です。

ひげ根を伸ばそう

上の写真は細いネギなので長く見えますが、使う長さは3~4cmほどです。
これをコップに入れて水に浸け、ひげ根を伸ばします。
根を残す長さはこれで十分。
むしろこれ以上長くなると新しい葉が出にくくなってしまいます。

水に浸ける部分はひげ根とその付け根だけにして下さい。
全体を水に浸けると夏場は腐ってしまうので注意が必要です。
水も毎日取り替えましょう。
ネギの根っこを入れたコップは別に太陽に当てる必要はありません。
ただ明るい室内に置いておきましょう。
カサカサに萎びていても一晩でひげ根が伸びてきます。
ひげ根が数cmになったら土に定植しましょう。
ネギから切ってすぐ土に植えるより、ひげ根を少し伸ばしてから植えた方がその後の生長スピードがずっと速くなります。

土に植え付けよう

植える土が新しい培養土なら、もう肥料は混ぜないで下さい。
ネギは肥料が多いと肥料焼けして枯れてしまいます。
酸性土壌に弱いので、使い古しの土なら苦土石灰を混ぜておいてもいいかもしれません。

ネギはコップでひげ根を伸ばしているうちに曲がったり丸まったりすると思います。
不思議なことにこれは植え付けるとすぐにまっすぐになります。
気にする必要はありません。

定植したらたっぷり水をやっておきましょう。
その後の水やりの頻度は土の表面が乾いた時に。
液肥を適宜やって下さい。

ときどきリセットしよう

植え付けは以上で終了!簡単です。
あとはどんどん収穫して薬味に使っていきましょう。

ネギは生長が早く、好みの太さのネギがなくなってしまう時があります。
そんな時は一度全部カットして下さい。

そうすればまた細いネギの葉が上がってきます。
根がしっかりと張っているので最初に植え付けた時よりずっと早く収穫できるようになります。

ネギの葉は中心から新しいものが上がり、古い葉は茶色くカサカサになります。
これはネギの株が枯れてしまったのでななく、葉の世代交代が行われているだけです。
茶色くカサカサなった葉は早めに取り除いてしまいましょう。
雨の後は腐って病気の原因になることがあります。

ネギ栽培の良いところは失敗がないところ。
確かに見た目は地味ですが育てているうちに可愛く思えてくるものです。
まだまだ続く夏。
毎日の食卓で大活躍してくれるネギの0円栽培を始めましょう!

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園芸愛好家

花、野菜、盆栽、コンポスト、そしてありとあらゆる植物系お稽古事をやり尽くした園芸歴30年のFPライター。私の強みは自分で実際に経験している幅広い園芸ネタ。FPなので「効率よく、コスパよく」園芸を楽しむにはどうすればいいのかも考えています。「人生を仕事だけに浪費しない、趣味を持つ豊かさ」を伝えていきます。ただいまベリー栽培にドハマり中。目指せ、北欧!

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