【家庭菜園】写真で説明!柔らかなシソの葉を育てる裏ワザ。モロヘイヤにも応用してね!
こんにちは、園芸愛好家のグロ子です。
シソ、育ててますか?
シソはとても育てやすい、日本の代表的なハーブです。
シソを栽培しているけれど、ゴワゴワする食感がちょっと…という人がときどきおられます。
それってすぐに改善できちゃいます。
家庭菜園でも、夏中柔らかなシソを楽しめる方法をご紹介します。
なぜシソの食感はごわつくのか
そもそもハーブは生命力が強い。
シソは一年草ですが、一度植えるとこぼれ種が落ちて翌年自然に発芽します。
肥料をやらなくても育つので、ついそのままほったらかしにしてしまいます。
シソは水やりするだけで、大きな葉がたくさん収穫できます。
シソの葉は最初は黄緑色で柔らかいのですが、日数を経て濃い緑色に大きく広がります。
太陽光をいっぱい浴びて濃い緑色になった葉は、しなやかさがなくなって表面に産毛がでます。
この産毛が曲者で、シソの風味をグンと落としてしまいます。
シソ農家がシソを栽培する場合、ハウスで光量を調整しています。
柔らかさを失なわずに、大きな葉に育てる工夫が施されているのです。
素人が屋外で、大葉として売られている葉の大きさに育てると、見た目は同じでも違うものになってしまいます。
大きなシソの葉は盛り付けの飾りにはいいれけど、薬味としては味も香りもイマイチ。
せっかくシソを育てているのに、これでは残念過ぎます。
シソの若い葉を増やすには
家庭菜園のシソをおいしく薬味に使うには、まだ若い黄緑色の葉を使いましょう。
成長点の周りの若い葉が、シソのなかでも一番おいしく柔らかです。
それはわかっているのですが、成長点の葉を摘み続けると、いくら強いシソでも枯れてしまいます。
若い葉は小さめなので、枚数もたくさん必要です。
若い葉を収穫しつつシソを枯らさないためにはどうすればいいのでしょうか。
シソの切り戻しで解決します!
答えは簡単。
切り戻してください。
切り戻しは花だけでなく、ハーブにも有効。
シソは強いので、夏でも切り戻し可能です。
写真で説明
下の写真をご覧ください。
分かりやすくコンクリートに置いていますが、茎はまだ生えている状態だと思ってくださいね。
黄色の丸の部分の葉は柔らかで香りも爽やかです。
食感も良く、刻んで冷奴にのせたり、ご飯に混ぜ込んだりするのに最適です。
なので先っちょを茎ごと切ってしまいます。
赤丸の葉は大きいけれど残します。
青丸部分に注目してください。
青丸部分には2個の芽があります。
これを残すことによって、茎の数は倍になり、若い葉が2倍収穫できるようになります。
茎が増えたら葉もどんどん増えるので、時々は思い切って株元付近で切り戻したり、茎を減らしたりしましょう。
密にならずに風が通るようにしてください。
要するに、マーガレットやペチュニアにやる花の切り戻しと同じです。
花もハーブも、根元の茎が太くなって一株でも大きく育ちます。
ハーブは花苗と違って全体の形を気にする必要はありません。
適当なところでスパッとハサミで切ればいいだけです。
とても簡単で、誰にでもできる裏ワザです。
分岐した芽が早く伸びるように、ときどき肥料もやりましょう。
切り戻すことによって、葉の多いシソが水切れすることも減ります。
草丈も抑えられるので、プランター栽培にはありがたい。
収穫量が増えて、常に若い葉を採ることができます。
モロヘイヤにも応用できるよ!
この切り戻しはモロヘイヤにも応用できます。
モロヘイヤも葉が大きくなると、いくら茹でてもモシャモシャと食感が悪い。
若い葉の方が断然おいしい野菜です。
もちろんモロヘイヤも、切り戻しで一株の収穫はずっと多くなります。
シソもモロヘイヤも葉を食べます。
葉を大きくすることにこだわってしまいますが、食べておいしい時期の葉を枚数多く収穫するほうが、収穫までの時間が短くて満足度も高くなります。
好きな食べ頃で野菜を収穫する贅沢は、家庭菜園でしか味わえません。
ぜひ、我が家オリジナルの食べ頃を探ってほしいと思います。
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