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【ガーデニング】ゴミ袋が一瞬で温室に!冬でもベビーリーフや花苗栽培を楽しもう!

グロ子園芸愛好家 / FPライター

こんにちは、グロ子です。
気温が低くて植物が育たないから冬ってガーデニングが暇になるんです。
温室があれば話は別ですが、最近は諸物価が値上りしているので趣味にかけるお金は抑えておきたいところ。
そこでグロ子がお金をかけず、冬でもガーデニングが楽しめる方法をご紹介します。

ゴミ袋の出番がやってきました

見てもらった方が早いのでまずは写真をどうぞ!

ゴミ袋の中が温室なわけです。

このゴミ袋温室を、このまま室内や室外の日の当たるところ、暖房の効いた場所に置いて中の空気を暖めます。
土で周囲を汚すことのない、持ち歩く温室です。
冬でも種を発芽させることが可能で、ベビーリーフや花苗が栽培できます。

ゴミ袋温室を成功させるコツは以下の通りです。

ポイント1 中を軽くする

用意するもの

プランター

ゴミ袋温室は、常に暖かい太陽の当たる場所に移動させることで成立します。
頻繁に移動させてもゴミ袋を破くことのないように、中はできるだけ軽くしておきます。
普通のプランターでは重すぎてすぐにゴミ袋が破れてしまいます。

私はジフィーポットや、台所で使う自立式水切り袋を軽いプランターとして代用しています。
苗を買った後捨ててしまうポリポットを使ってもいいでしょう。

トレイ

プランターの重さが均一にゴミ袋に伝わるように、底にトレイを使います。
これは鉢皿の役割も兼ねています。
百均の軽いプラスチックトレイが最適です。

ゴミ袋

必ず透明のものを使って下さい。
乳白色では中の植物がモヤシ状態になってしまいます。
破れにくい厚手のものが扱いやすいです。

輪ゴム

空気が抜けないようにゴミ袋の上を折って縛るのに使います。
縛った部分を持ってあちらこちらに移動させます。

ポイント2 とにかく太陽の当たる場所

ゴミ袋温室は太陽が照っている場所に置いてください。
植物の成長には太陽の光が欠かせないのです。
太陽が当たると、中の空気もどんどん暖まり温度が上がります。

これは自立式水切り袋でベビーリーフ栽培をしているところ。

野菜は花より太陽を必要とします。
屋内の日当たりだけではひょろっと徒長したベビーリーフになります。
積極的に外に出して太陽に当ててください。
屋外でも太陽さえ当たれば日照も温度も確保できます。

気をつけなくていけないのは、むしろ温度が上がり過ぎてベビーリーフが煮えてしまうこと。
風がないと意外と温度が上がります。
穏やかな晴天の日は、温度計を中に入れてちょくちょく温度を確認するようにしましょう。

夜は暖かな室内に入れます。

ポイント3 発芽は温度高め

種を発芽させる時は、高温を保った方が発芽率が上がります。
外には出さず、室内で管理しましょう。

これはガザニアを種まきして花苗をつくっているところです。

播種期にはかすりもしていませんが、発芽適温と生育適温さえ守っていればちゃんと花苗になります。
真冬でもエアコン効いた日当たりの良い場所に置いておけばすくすく育ちます。

エアコンはいいのですが、暖房器具がホットカーペットや床暖の場合は注意が必要です。
空気を介さずプランターを直接底から温めている状態なので、熱で土がすぐに乾いてカラカラになってしまいます。
気がついた時には、根が乾燥や熱で干からびていたなんでこともあります。
土が乾いていないか、熱くなり過ぎていないかのチェックをマメに行ってください。

ポイント4 ゴミ袋は常に膨らませておく

ゴミ袋温室は温度が上がるとパンパン膨らみ、下がると萎んでいきます。
徐々に空気は抜けていってしまうので、萎んできたらマメに膨らませてください。

結露でゴミ袋が濡れていると上手く膨らますことができません。
少し袋を乾かすと扱いやすくなります。
私は夏に百均で見かけた、浮き輪を膨らませるポンプを買っておくべきだったと後悔しています。

まとめ

植物は太陽の光と適温があれば育ちます。

うちの庭です。
ホウレンソウのベビーリーフを栽培中です。

植物が育つ条件をゴミ袋という小さな世界で成り立たせることで、冬でもちょっとしたガーデニングができるのです。
ささやかなガーデニングですが、ぜひやってみてくださいね!

園芸愛好家 / FPライター

花、野菜、盆栽、コンポスト、ありとあらゆる植物系お稽古事をやり尽くした園芸歴30年のFPライターです。私の強みは自分で実際に経験した幅広い園芸ネタ。FPとしてコスパよく園芸を楽しむコツもお伝えします。コキア友の会代表(会員私だけ)

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