交野の地域プロレス「交野天の川プロレス」が25日、いきいきランド交野で開催されました。曇り空から時々薄日が差す天候の下、午後1時30分ごろから試合がはじまると、リングを囲む観客が見つめる中、選手たちによる熱き闘いが繰り広げられました。

　午後0時半過ぎ、会場に到着。いきいきランド交野の広場では「ぶどうマルシェ」や「天の川こども縁日」が開かれており、家族連れをはじめ多くの人々が集まっていました。

　午後1時30分ごろ、ついに試合が始まります。第1試合は、高井憲吾（チームでら）・ドレイク森松（フリー）組と磐城利樹・後藤恵介（ともにフリー）組のタッグマッチ20分1本勝負。両組が入場後、ゴングが鳴り、試合開始です。

　鍛え上げられた体と体がバチッと音を立ててぶつかりあい、激しい闘いが目の前で繰り広げられています。大技が決まった時には、筆者の前に座っていた男性から「すごい」とつぶやく声が聞こえてきました。

＜試合結果＞
◯高井憲吾・ドレイク森松　vs　×磐城利樹・後藤恵介
（10分10秒　ラリアット→片エビ固め）

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　第2試合は、鈴木心（フリー）と椎葉おうじ（フリー）のシングルマッチ30分1本勝負が行われる予定でしたが、椎葉おうじが試合前のウォームアップでひざを痛めてしまったため、この日偶然来場していたヤス久保田（プロレスリングZERO1）が代役としてリングに上がります。

　試合が始まると、前試合の熱戦で客席も温まったのか、歓声や手拍子がより大きくなったように感じました。

＜試合結果＞
×鈴木心　vs　◯ヤス久保田
（10分41秒　カサドーラボム→片エビ固め）

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　ちびっこプロレス教室などや企業の宣伝タイムなどをはさんで行われた第3試合は、沙恵（柳ヶ瀬プロレス Ladius）と笹村あやめ（2AW）のシングルマッチ20分1本勝負。こちらの闘いもすごい迫力です。

　試合終了後、全力を出し切ったのか両者とも疲労困憊した様子だったのが印象的でした。

＜試合結果＞
×沙恵　vs　◯笹村あやめ
（9分18秒　ダイビングフットスタンプ→片エビ固め）

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　横にいた小学生くらいの男の子が、「次はKATANOミルキー出てくるで」とうれしそうにつぶやきました。最後の第4試合はメインイベント、ふせロボくん（布施プロレス）・太陽塔仮面（道頓堀プロレス）組とダイナマイト野崎（野崎プロレス）・KATANOミルキー（交野天の川プロレス）組という、各地域プロレスを代表する選手たちによるタッグマッチ30分1本勝負です。

　ふせロボくんが非常にコミカルで、KATANOミルキーの腕を両足ではさんだり、なぜか自転車に乗ってリング周辺をぐるぐる回ったりと、観客を笑わせていました。KATANOミルキーを含む他の3選手もキャラが立っており、魅力的でした。

＜試合結果＞
×ふせロボくん・太陽塔仮面　vs　ダイナマイト野崎・◯KATANOミルキー
（12分06秒　ダイビングクロスボディアタック→片エビ固め）

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　全試合終了後、交野天の川プロレスの大瀬亮代表がリング上でのあいさつで、「来年はさらに大きな大会にしていきたい」と宣言。第4回目の交野天の川プロレスは幕を下ろしました。

　筆者がプロレスを直に見るのはこれが初めて。迫力があり、かつ笑いもあり、ということで非常に楽しめました。来年もぜひ取材したいですね。