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【四條畷市】かわいい双子の「子馬」、どちらが本物?──市立歴史民俗資料館

具志堅浩二フリーライター(四條畷市・交野市)

 4月13日の昼過ぎ、四條畷市内の歴史や民俗について学べる四條畷市立歴史民俗資料館の前を通りかかったところ、掲示物に双子の「子馬」の展示が行われている旨が記されていました。

市立歴史民俗資料館前に掲示されているポスター
市立歴史民俗資料館前に掲示されているポスター

入館してみることにしました
入館してみることにしました


 写真を見ると、確かに双子というだけあってそっくり。早速入館して実物を見ることにしました。同資料館を訪れるのは、昨年10〜12月に開催されていた特別展以来です。

玄関の自動ドアを抜けて左へ
玄関の自動ドアを抜けて左へ


 玄関の自動ドアを抜けて左へ向かうと、展示の入口付近で、ガラス製の展示ケースに入っている双子の「子馬」が出迎えてくれました。これは埴輪ですね。どちらも目がつぶらで体も小さくて、かわいらしいですねー。

右が本物の子馬形埴輪、左が大阪電通大の学生が作ったレプリカ
右が本物の子馬形埴輪、左が大阪電通大の学生が作ったレプリカ


 写真の向かって右側は、同資料館が所蔵している子馬形埴輪、左側は大阪電気通信大学の学生が3Dプリンタで作り、今年1月に同資料館へ寄贈した子馬形埴輪のレプリカです。
 パッと見る限りどちらが本物でどちらがレプリカなのかわかりませんが、館長の野島稔さんに見分け方を聞いたところ、「目の中をのぞき込んでおしりの方の穴が見えれば本物、何も見えなければレプリカ」と教えてくれました。

こちらが本物。目の奥に光が見えます
こちらが本物。目の奥に光が見えます

こちらがレプリカ
こちらがレプリカ


 当初は3月31日までで展示を終える予定でしたが、好評であったことに加え、4月中にテレビ局の取材が入ったため、4月29日まで延長したとのことです。

4月29日まで展示を延長
4月29日まで展示を延長


 取材がなければ、あやうく見落とすところでした。この記事で興味がわいた方は、同資料館を訪れてみてはいかがでしょうか。

     ◇     ◇     ◇

四條畷市立歴史民俗資料館
所在地:大阪府四條畷市塚脇町3-7
電話:072-878-4558
入館料:無料
最寄り:JR四条畷駅から徒歩15分、コミュニティバス・京阪バス・近鉄バス塚脇停留所から徒歩3分

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フリーライター(四條畷市・交野市)

1968年大阪府生まれ。バス・タクシー業界紙、電機業界誌の記者などを経て、2015年に独立。現在は、ヤフーニュースオリジナルTHE PAGEや週刊エコノミストなどで、環境問題、食料安全保障、公共交通から街ネタを含めて幅広いジャンルの記事を取材・執筆中。Yahoo!ニュース エキスパートでは、「地域とそこに住む人が好きになる」記事を追い求めて頑張ります!

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