【水戸市】ワインをソムリエと相談しながら買える店♫約3000種2万本!コンサート前にグラスワインも♪
こんにちは〜、かごマルシェです!
今日は、水戸市民会館斜め前、京成百貨店の近くに移転オープンしたばかりのワインショップ「ワイン デ マミ」をご紹介します〜♫
店内のようす
店内に入ると、たくさんの開店祝いのお花に、まず、驚きました!このピンクと白の胡蝶蘭は、お取引のあるバーやレストラン・飲食店などからの開店祝い。ワインにちなみ、赤と白のお花をプレゼントしてくださったのだそうです。店長のマミさんの、お取引のある方々との交流の広さ深さがわかります。
入り口には、カウンターやワインサーバーがありますが、これは後ほど、お楽しみに。奥に進みましょう。
磨き上げられたワイングラスがたくさん!イベントなども、落ち着いたら開催していきたいとのこと。いずれは、簡単なおつまみも提供していきたいとのことでしたので、こちらのカウンターもきっと大活躍ですね!
さらに奥に進んでいくと…まるで秘密基地のよう…
ワインコーナー
実は、こちらは、地下のワインの貯蔵室(カーヴ)をイメージして作られたものだそうです。「地下のカーヴで、ワインが静かに私たちを待っている…」そのようなコンセプトで作られているとのこと。なんかワクワクしますね!
中に入ると冷んやり。温度をワインの心地良い状態にするため、暗めにし、温度を低めに保っているそうです。(撮影のため、照明を付けていただきました。)
下から上までワインがびっしり!ワインだけで、約3000種、2万本の品揃え、圧巻です!
ワインは国ごとに並んでいます。フランス・イタリア・スペイン・ドイツ・オーストリア・スイスなどのヨーロッパ、アルゼンチン・チリなどの南米、アメリカ、オーストラリア、そして日本など。多種多様な国々のワインが揃っています。
お手軽なワインから、高級ワインまで。価格帯がたくさんあるので、気分やシチュエーションに合わせて選べるのは嬉しいですね!
私が訪れた日は、ソムリエでもあるマミさんはお客様のご要望に合わせてワインを選んでいました。「夏だからサッパリしたワインが飲みたいわ。」とのリクエスト。「自宅で手軽に、気兼ねなく。」との要望もあり、マミさんは、「辛口と甘口はどちらがお好きですか?」「行かれた国でお好きな国は?」「ビールで例えると、ハードなスーパードライと軽いバドワイザーでしたら、どちらがお好きですか?」などのやりとりの結果、お客様はイタリアの白のスパークリングワインをお買い求めになられました。満足されてお店を後にされたお姿がとても印象に残りました。
お店の一番奥に、鍵のかかった場所があります。こちらは、高級ワインが眠っています。いずれ、ワインお預かりも始めていきたいとのこと。お子さんが生まれた年にワインをお預かりし、20年後、ワインを開封してお祝いしたい方のためだそうです。これなら自宅にワインセーラーがなくても安心ですね。
ワインが並んでいる棚は、ワインの樽の材料となる「ミズナラ」の木でできています。熟成される樽の材料と同じ棚ということは、ワインの瓶にとっては、まるで、お母さんのお腹の中にいるような心地良さでしょう。
こちらの棚は、東日本大震災で酒瓶が倒れて破損するなど、甚大な被害を受けたマミさんの以前のお店を教訓に設計されたそう。設計士の方が、大地震でも瓶が割れない・落ちない設計を第一に考えて作られたそうです。この太い梁、一目見て頑丈なのがわかります。
こちらを作ったのは、水戸城の大手門を復元した際の大工さんとのこと。この楔も木材でできており、釘を一本も使っていないのだとか。瓶が倒れないように、絶妙な高さに金属のバーも設置してあります。
その他のお酒コーナー
こちらは、ウイスキーコーナー。種類も充実しています。
一つ一つに丁寧な説明書きがしてあります。ウイスキーの資格をお持ちの店員さんがいるので、相談にのってもらって、お気に入りの一本を見つけることができます。
また、ノンアルコールや、リカー類など、何でもあるのがこちらのお店のすごいところ。実は、飲食店にお酒を卸し、配達するのがメインの業務なのです。しかし、店頭でも、直にお客様に接して良いお酒を提供したいと始めたのが、ワイン デ マミ、です。
お店の歴史と思い
今年の9月1日、お店は見川より、移転オープンしました。
店長のマミさんの実家は、実は、この地からほど近くに、かつて「たまがわ酒店」という名で酒屋を営んでいました。マミさんは、いつか実家の酒屋のあったこの地に戻ってきたい、という思いがあり、手芸店の「めぐみや」さんから出店のお話をいただいたことに運命を感じ、移転を決意したそうです。
また、「水戸に賑わいを取り戻したい。泉町界隈を盛り上げたい。飲食店を元気にしたい。」という思いもあり、設計士さんと志を共にし、お店をオープンさせました。
「ワインは敷居が高いと感じているお客様にも、もっともっと、気軽にワインを楽しんでほしい。」という想いで、お店の入り口は、あえてワインを陳列せず、オープンにワインを飲める空間、イベントを開ける空間にしたそうです。
飲食店にも精通しているマミさんは、お酒だけでなく、美味しい料理のお店の相談にものってくれるそうですよ。
マミさんの経歴は、実はとても興味深く…笑
お酒が大好きだから、ソムリエになられたのかと思いきや、実はお酒は弱いそうです。
大学生の頃、英語の勉強をしていたマミさんは、酒屋さんのお子さん対象の「カルフォルニアのワイナリー巡り」に参加することになりました。カルフォルニアの人々が、おしゃれにワインを楽しんでいる様子を見て、「日本人もワインを飲めばオシャレになれるのかも!」と閃いたマミさんは、ワイナリースクールに通い、バーテンダースクールにも通い、日本のワイナリー巡りをし、と精力的な学生生活を送ります。
その時期、「現代日本ワインの父」とも言われる浅井昭吾氏(ペンネーム:麻井宇介)に出会い、浅井さんの行くところならどこにも付いていき、ワイナリーを巡り、そしてワインを深く学んだそうです。自分のワインを作ることを目的としていたマミさんは、ぶどう農家や醸造家の苦労を目の当たりにし、「ワイン作りの背景を、そして苦労と喜びをお客様まで届けたい。」という思いから、ワインを販売する道へと進む決意をします。
卒業後は、ワイン販売の道へ進もうと思っていた時に、フランス料理店「クィーン・アリス」のシェフ石鍋裕氏に「ワインを飲んでもらうには、まずは料理を理解してから広める必要がある。」との言葉に、石鍋さんの会社に就職し、接客やワインなども含め、フランス料理全般について学びました。
その後、地元に戻り、ワインセミナーの講師を年間200本務めるなど、精力的に働き、ワインショップを開きましたが、2011年の東日本大震災により、お店は甚大な被害に遭い、閉じることに。その後、泉町にて再開、見川に移転、そして今回、この地にオープンすることとなりました。
人生が巡り巡って、実家の酒屋と繋がる道に戻ってきたマミさん。そして、育ててもらったこの土地に帰ってくることにより、恩返しをする気持ちで頑張りたい、と強い眼差しで語っていたマミさんの想いが強く伝わってきました。
店頭にてグラスワインを一杯
店頭のカウンターにて、グラスワインを一杯いただきました。マミさん自ら、ワインサーバーより注いでくれました。
赤と白が、一杯から飲むことができます。また、100mlの空ボトルも販売しているため、持ち帰ることもできます。
私は、あまり強くはないのですが、白ワインは好き、ということで、夏にピッタリのこちらを注文しました。
カウンターでいただきます。
よく冷えた白ワイン、美味しそう〜♫
スッキリとした飲み心地で、フルーティ。とっても飲みやすく、一気に飲んでしまいました。辛口なので、後味もスッキリです。ニュージーランドのワインなので、お値段もお手頃。
今なら、このような、お得なセールも開催しています!
水戸市民会館での、コンサートの前に、ちょっとこちらで、一杯飲んでから歌や演奏を聴きに。また、夕方から一杯飲んで、お友達と楽しくおしゃべりをしてから、美味しいお店へ繰り出す、そんな素敵な外国の文化が、日本のこの水戸で根付いてほしいという思いもあるとおっしゃっていたマミさん。マミさんの、学生時代の閃きが、このお店で形になって広がっていったら素敵だな、と思った昼下がりでした。
店舗情報
ワインショップ ワイン デ マミ
住所:茨城県水戸市泉町2-2-42
アクセス:JR常磐線水戸駅下車 北口よりバスにて5分 バス停「泉町一丁目」より徒歩1分
JR常磐線水戸駅下車 北口より徒歩にて20分
電話番号:029-224-4301
営業時間 10:00〜20:00(日曜日は10:00〜18:00)
定休日:祝
駐車場:無
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※ 価格は取材当時のものになります。
※ 取材ではグラスワインを無償で提供いただきました。本記事制作にあたって はガイドラインに基づき公平中立に制作しています。