【水戸市】貴重!ガスでサイフォン抽出するコーヒー店。高級食パンの「あん生トースト」はサクッ、ふわ〜♫
こんにちは〜、かごマルシェです!
今日は、前から気になっていた「ABIKA COFFEE (アビカ コーヒー」に立ち寄ることにしました。
千波湖を背にして、県庁へ向かう道路「さくら通り」を進み、50号バイパスを越えて走ること3分ほどで到着します。
お隣は、高級食パン店「嵜本」さん。なぜ、お隣?これは、のちほど〜
店内のようす
明るくおしゃれな店内。入って右側はイートインスペースです。2人掛けがメイン。一番奥はソファー席です。木のテーブルと椅子に、黒の照明がアクセントになっています。
左手はレジになっています。
カウンターの左側は、デザートやサンドイッチが並びます。
今の季節は「かぼちゃプリン」。色が鮮やかですね〜
大人気の、「奥久慈卵を使った自家製プリン」も並びます。
季節のフルーツサンドは、今の時期は栗!生クリームとラム酒の組み合わせで「まるでモンブランを食べているみたい」、だそうです。
特に人気なのが、1月〜春にかけての「いちごサンド」!昨年は県産の「やよいひめ」を使い、大人気だったそう。売り切れる日も多かったとのこと。
サンドイッチもたくさんの種類があります。人気は「奥久慈たまごと照り焼きチキンサンド」。色も鮮やかで食欲を誘います。
新商品の「ひたちなかのソウルフード 那珂湊焼きそばサンド」も気になる!
このように、茨城の食材を使ったサンドイッチもたくさんあります。
カウンター上には、「自家製スコーン」が。
みなさん、お気づきになりました?サンドイッチはフッカフカの厚切りパンですよね?
実は、こちらのパンは、全てお隣の嵜本さんの食パンを使用しているのです。なんて贅沢なんでしょう〜
そして、「自家製」とつくメニューか多い理由は?
実は、ABIKA COFFEEと嵜本さんの間に厨房があり、そこでサンドイッチやデザートを、嵜本さんが朝早くから作っているため、なのです。よって、サンドイッチやデザートは、売り切れたらおしまいです。もちろん、自家製と書いていなくても、すぐ横の厨房で作っています。
2店の関係性は、さらに、のちほど〜
メニューを見てみましょう。
左側がドリンクメニュー、右側がトーストやサンドイッチのメニューです。
私は、「本日のサイフォンコーヒー」と、お店の一番人気「あん生トースト」を注文しました!
サイフォン抽出の工程
サイフォンといえば、アルコールランプを想像する方が多いでしょう。お店での、今のサイフォン抽出の主流はIHだそうですが、こちらはガス。とても貴重だそうです。なぜなら、ガスは外気温で左右され、ドアの開け閉めなどで温度が安定せず、コーヒーを淹れるのに技術が必要だから。では、なぜガスにこだわるかって?それも、のちほど〜笑
サイフォン抽出は、高温のお湯を使うので、短い時間で抽出しないと、えぐみが出てしまいます。
手順についてご説明。お湯が沸騰すると、上の容器にお湯があがります。沸騰したお湯にコーヒーの粉を入れ、素早く2回に分けて撹拌します。火を止めるとコーヒー液だけが下に行き、フラスコに溜まる、という仕組みです。
撹拌の仕方で、味が大きく異なるとのこと。毎回、味を一定に保つのは、とても難しいそうです。
ほら、ガスでしょう?
そういえば、お店のロゴも、サイフォンでした。
イートイン
本日のサイフォンコーヒー
最初に、コーヒーが運ばれてきました。本日は「オータムブレンド」。5種の豆をブレンドしたもので、少し重めでデザートにも合うように配合されています。
では、早速いただきます。う〜ん、いい香り!さすがスペシャルティコーヒーの専門店。一口飲むと、フルーティな味わい。ナッツのような香ばしさもあります。美味しいコーヒーだなぁ〜♫ 少しどっしりしているので、これはあんこに合いそう〜
あん生トースト
一口大に切ろうと、ナイフを入れた瞬間、サクッという音が!焼き立て、こんがりです!
生クリームとバターも一緒にいただきま〜す!
美味しい〜♫ 外はサックサク、中はふんわり!さすが嵜本さんのパンです。トーストにすると、さらに美味しくなっています。また、甘いあんこと生クリームと、バターの塩気が絶妙に合う〜〜〜!
あんこは北海道産、バターは有塩。生クリームは北海道産の濃度35%を使っています。材料にもこだわっているからこその、美味しさ。
コーヒーとよく合うから、エンドレスで食べてしまいました。最後にお皿に残ったクリームも、パンで拭き取り、完食!
お腹もいっぱいになったところで、店長さんにお話を聞きました。
お店の歴史と想い
ABIKA COFFEEは、2022年11月にオープン。店名の「ABIKA」は、実はABIKA COFFEEの親会社の社長の名前「AKIBA」さんを逆さに読んでいるそうです。名前をそのまま付けるのは、少し恥ずかしいということで、このような名前になりました!よく、コーヒー豆の品種名と間違われるそうですよ。
親会社は、「カンプロ」というガス会社です。そのため、ガスでサイフォン抽出のお店を開いてみよう、ということになったそうです。
そして、実は、「嵜本」さんも、親会社がカンプロ。なので、お隣同士、というわけなのですね。そして、おまけが一つ。お店でコーヒーを飲んでいると、お隣から焼きたてパンの良い香りが流れてくるそうです。実際に、私も席に座っている時、良い香りを嗅ぎました。幸せな時間でしたよ。
では、なんで店員さんがパンダのTシャツを着ているのでしょう?
そう、「プロパンガス」と「食パン」の「パン」の文字から、パンダ、というわけなのです。パンダマーケットの「マーケット」は「ここから市場のように、食が広まっていったら良いな」、という想いが込められているそうです。
実際に、こちらのお店では、春に鉾田のいちごを売ったり、姉妹店の県庁店(茨城県長25階)「パンダマーケット」でも、干し芋やみそぴー、お菓子などを販売したとのこと。すでにマーケットの一歩を踏み出しています!
また、コーヒー豆の焙煎は福岡の有名店「REC COFFEE」が担当されているとのこと。社長さんが、いろいろ試されて、サイフォンに合うコーヒー店を選んだそうです。
こちらの店長さんは、ケーキ屋さんやカフェで働き、バリスタチャンピオンシップという著名な大会に出場されたこともあるとか。出産で一時はコーヒーから遠ざかったものの、やはりコーヒーの世界に戻りたいということで、コーヒーをゆっくりとお客様に提供できる、こちらのお店で働くことになったそうです。
こちらのお店は、常連さんも多いそう。お子さん連れの方も多く、ベビーカーが入れるよう、段差がないように工夫されているとか。一人でも気軽に入れるお店でもあるので、そのようなお客様がくつろげるようなお店作りを心がけているそうですよ。
試飲コーナー
常時、5〜6種類のコーヒーが、試飲できるようになっています。「冷めたコーヒーは美味しくないのでは?」という声もあるそうですが、美味しいコーヒーは、冷めても美味しいということです。冷めたら甘みが増すようなエチオピアのコーヒーも。
説明も書いてあり、実際に味見をすることができ、納得して購入することができます。
本日のサイフォンコーヒー、オータムブレンドもありました。
秋らしいパッケージですね。贈り物としても、喜ばれそうです。
こちらのお店は、浅煎り・中煎りがメイン。唯一、ABIKAブレンドは深煎りだそうですよ。深煎りがお好きな方用に用意しているそうです。
お手軽な、ドリップパックも購入することができます。
その他
先ほど、少し触れましたが、県庁の25階にも、姉妹店があります。コーヒーももちろんのこと、サンドイッチなどもあり、こちらのお店とは少し違ったメニューがあったり、パフェなどもあるとか。眺めが良い中で、美味しいコーヒーと食事を楽しめる空間、ということで、取材許可OK出ました!近日中に、取材行きますので、お楽しみに〜。下見に行った日は快晴で、景色がとっても良く見えて、最高な空間でしたよ!
また、カンプロの本社では、11月19日(日)に、イベントを行うそうですよ!茨城出身のカミナリのお二人もゲスト出演。また、マグロの解体ショーも、毎年人気だそうです。ぜひ、行ってみて下さいね〜
店舗情報
ABIKA COFFEE(アビカ コーヒー)
住所:茨城県水戸市元吉田町1057-3 ルドルフ1F
アクセス:JR常磐線水戸駅下車 南口より車で9分
電話番号:070-8378-3929
営業時間:10:00〜18:00
定休日:なし(年末年始のみ休み)
駐車場:有
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※ 価格は取材当時のものになります。