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【水戸市】スペシャルティーコーヒー豆の販売店は、雑誌に数多く掲載される人気店!現地で店長が買い付けも

かごマルシェWebライター(水戸市)

こんにちは〜、かごマルシェです!

みなさんは「スペシャルティーコーヒー」という言葉をご存知ですか?コーヒー好きの方なら知っていらっしゃるかもしれません。

スペシャルティコーヒーとは「豆の生産地・品質からカップに注ぐまで徹底した品質管理を行なったコーヒー」のことで、SCAJ(全日本スペシャルティ協会)やCOE(世界大会カップオブエクセレント)などによる基準の80点以上をクリアし、日本のコーヒー流通全体のわずか5%未満とても貴重なコーヒーなのです。

そのような、スペシャルティコーヒーを取り扱っているお店がこちら。

「Coffee A Go!Go!」(コーヒー・ア・ゴー!ゴー!)。オシャレでかわいい焙煎機のイラストがロゴになっているお店です。実は、所ジョージさんの「世田谷ベース」をデザインした会社が、こちらのお店のロゴもデザイン!

看板には「No Cofee, No Life.」。コーヒー好きがうなずき、納得する言葉!

店内のようす

お店の中は、天井が高く、開放感あふれる空間です。木と、黒い照明がアクセントになり、カッコいい。コーヒーの基地、という雰囲気です。

入って左側にはコーヒー豆が並びます。

深煎りの中では一番人気の「陽だまりカフェ」。私も以前頂きましたが、深煎りなので酸味は少なく、ケーキなどのスイーツにもぴったり。カフェオレにも合うそうです。毎日飲むのにお値段もお手頃。名前もほっこりしますね。

最近、大人気なのが、カフェオレベース。加糖タイプなので、牛乳で3〜4倍に希釈すれば簡単にカフェオレが楽しめます。夏は、棚に置いても置いても、すぐなくなるほどの人気!お菓子作りの材料に買っていく方も多く、チョコレートシフォンの風味付けに最適だそうですよ〜

お手軽に楽しめるドリップバッグも。お湯を注げば完成です。

真ん中にはクリスマスにちなんだコーナー。スタンプやシールがかわいいですね。ギフトにもピッタリ!

今までのパッケージを見て、お気付きでしょうか?こちらの袋に押されたスタンプは、なんと、店員さんの手作り!季節やテーマごとに変えているそうですよ。

このように、消しゴムハンコで一つずつデザインから考えているそうです。優しさと温もりを感じますよね。

ギフトセットもあります。コーヒー好きの方に喜ばれそうですね。

試飲コーナー

紙コップが置いてあり、おすすめのコーヒーを常時5種類ほど試飲できます。

先ほどのクリスマスのコーナーにあった、クリスマスブレンド(赤)を試飲してみました。

深煎りの、濃い目のキャラメルのような味わい。冬の寒い日にピッタリのコーヒーです。

焙煎機を発見!

ドイツの老舗焙煎機メーカー「PROBAT」社のヴィンテージ焙煎機。この機械でコーヒーの豆の焙煎を行っています。スペシャルティコーヒーを買い付けしているので、虫食いや変形した豆が混入していることは無く、豆の良し悪しの剪定をする時間を全て焙煎の時間に集中できるとのこと。

焙煎は季節、その日の気温や湿度により、焙煎温度や時間を設定する必要があり、非常に難しい技術を必要とします。1釜目と10釜目は熱の上がり具合も異なるので同じというわけにもいきません。経験と勘がものをいう世界なのですね。

店長さん曰く、「焙煎の技術は、カッピング(コーヒー液を口に含んで味を覚える)の技術。カッピングをすることにより味と香りを舌と脳が覚え、それをいかに再現できるか。ベースがわかっていないと、アレンジができない。」とのことでした。つまり、基本がわかっていないと、そこから微調整していくことができないわけですね。

コーヒーをいただきながら、店長さんにお話を聞きました。

コロンビア・ロス・ノガレス 限定1俵の豆。ダークチェリーやグレープを思わせる風味。ミルクチョコのような甘さ。適度な酸味もありました。残念ながら、販売用のコーヒー豆は完売。貴重な1杯をいただきました。
コロンビア・ロス・ノガレス 限定1俵の豆。ダークチェリーやグレープを思わせる風味。ミルクチョコのような甘さ。適度な酸味もありました。残念ながら、販売用のコーヒー豆は完売。貴重な1杯をいただきました。

お店の歴史と想い

Coffee A Go!Go!(コーヒー・ア・ゴー!ゴー!)がオープンしたのは2002年。オープンしてから約22年。ずっと水戸で営業してきました。

店長さんは、高校生の時から、喫茶店通いが趣味。学校が終わると水戸市の喫茶店巡りが日課。喫茶店という空間と雰囲気がお好きだったそうです。当時はバナナジュース・ピザトーストのような食事メニューを出しているお店が、駅南・南町・大工町にもたくさんあって、お店独自のコーヒーのこだわりや食事メニューを味わうのも楽しかったとのこと。お客様と楽しくおしゃべりをしているマスターの姿を見て、将来は喫茶店のオーナーになろうと心を決めていました

東京での会社勤めの時も、喫茶店巡りをし、自家焙煎店というものを知り、安いお給料の中から捻出して喫茶店通いを続けました。当時はインターネットやスマホもない時代。タウンページの「あ行」から喫茶店を順々に訪れていたそうです。

30歳の時に、思い切って会社を辞め、神田の老舗自家焙煎店「カフェ・ビィ・オット」に。焙煎機は高価で扱いが難しいため、触らせてくれないお店が多い中、こちらのオーナーは、何でもチャレンジさせてくれたそうです。焙煎の技術から淹れ方、接客までを教わりました。

2001年に、コーヒー仲間と一緒に、アメリカで開かれたコーヒーの展示会(車でいえばモーターショーのような、世界各地の豆が出品され、商談する場所)に行き、世界レベルのコーヒーを間近にし、衝撃を受け「みんなにコーヒーの本当の美味しさを提供したい」と一念発起。喫茶店のマスターから、一般のお客様へスペシャルティコーヒーの美味しさを伝えたいと、夢が変わった瞬間でした。

また、毎年、店長自ら、世界のコーヒーの産地に足を運び、現地のコーヒー農園を視察し、テイスティング、買い付けを行っています。その様子も「ゴー!ゴー!通信」へ掲載。月1回発行され、コーヒー豆の入荷情報等も載せています。

「コーヒーを淹れるのは難しくないですよ。7〜8割は豆で決まると思っているので、そこはお店に任せて下さい!お客様には、気軽に、自由に、そして楽しく淹れてほしいです。コロナで在宅時間が長くなり、日常的に自分で淹れる方も増えました。忙しい中のホッと一息つける時間を提供したいです。」との店長さんからのお言葉。これからコーヒーを淹れてみたい方にとって、ハードルを下げてくれる頼もしいお言葉ですね!

テイクアウトメニュー

ホットもアイスも提供中。ハンドドリップで淹れてくれます。

自宅にて

柑橘系の香りが好み、そして中煎りが好みなので「ハーベスト」というブレンドを購入しました。赤いパッケージと、キノコのシールがかわいい♫

開けてみましょう。

う〜ん、いい香り〜。袋を初めて開けて香りを嗅ぐ、私はこの瞬間が大好きです!

中煎りなので、色は焦茶色よりも少し薄めです。

ハンドドリップで淹れてみました。どうでしょう、コーヒーの香り、伝わりますか?

ナッツのような香ばしさと、柑橘系のような甘酸っぱい香り。酸味も程よくあって、すっきりとした味わいです。チョコレートとも相性抜群でした!

その他

パンフレットにも載っていますが、実は「ブルータス」や「一個人」などの有名雑誌にも掲載されたことがあるのです。

また、お店では、不定期ですが、年に数回、コーヒーの淹れ方教室も開催されているそうですよ。ホームページなどで募集されるとのこと。気になる方は、要チェック!

お店の場所はこちら。道路沿いなので、すぐにわかりますよ。

価格表も、風味の特徴と価格が一覧になっていてわかりやすいです。これを見ながら自分の好みの豆を選んでも良いですね。

スタンプカードもあります。スタンプを8個集めると、200gのコーヒー豆をプレゼント!

コーヒー好きの方も、これから自宅で淹れてみたい方も、ぜひ、一度訪れていただきたい、こだわりのコーヒー豆店でした。

店舗情報

※ 価格は取材当時のものになります。

※ 取材ではテイクアウトコーヒーを無償で提供いただきました。本記事制作にあたって はガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

Webライター(水戸市)

歴史のある街、水戸市に住んで10年。おいしいもの大好き、お出かけも大好き♪自分のアンテナにとまったお店、気になるスポット、新しくオープンした場所などを発信していきます!「次の休みに行ってみたいな♪」と思っていただける記事を書いていきたいです。よろしくお願いしま~す(^ ^)

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