こんにちは〜、かごマルシェです！

いよいよ年末も迫ってきましたね。一足早く、年越しそばを食べにお蕎麦屋さんに行ってきました。水戸市松本町、水戸駅からは少し離れていますが、静かで山々を眺められる景色の良い場所に「蕎麦処　みかわ」はあります。

素敵な門構え。暖簾をくぐってみましょう。

和風モダンな入り口です。

店内のようす

靴を脱いで、店内に入ると、手前はテーブル席になっています。２人掛けのテーブルをつければ、このように６人席にも対応できます。

廊下を進むと

このように坪庭が。目に緑が入ってくると、癒されますね。

奥はお座敷になっています。

本日、私が案内された席はこちら。席もゆったりとしていて、落ち着きますね。

蕎麦茶が運ばれてきました。まずは一服。蕎麦のいい香り。蕎麦屋で蕎麦茶が出されると、期待も高まります。

メニュー

「今日は天せいろにしよう！」と心に決めてきたので、迷わず冷たいそば・うどんのページを開きます。天せいろ（並）に決めました。蕎麦は蕎麦粉１０、小麦粉１の外一（といち）蕎麦が基本ですが、上の方に「こだわり（１日２０食限定）に変更可」と書いてあります。

「手びきの石臼の十割そば」に変更できる、ということですね。せっかくなので、少々予算を上げて、十割そばに変更！

温かいそば・うどんのページはこちら。

１０月中旬〜３月中旬の期間限定メニュー「けんちん」も気になります。なんといっても、けんちん汁は茨城県のソールフード。次回はこれを食べようかな〜

他にもコース料理もあります。

スイーツも充実。

そば粉のロールケーキもある！店員さんの中には、以前製菓のお仕事をされており、お店で手作りのスイーツを出しているそうですよ。

天せいろ（並）

運ばれてきました。では、お蕎麦から。

細めに切られた蕎麦が美しい。蕎麦粉十割だと、もっと黒いかなと想像していましたが、色は薄めで輝きがあります。

薬味の白ネギ、ワサビ、大根おろしをつゆに入れていただきます。う〜ん、美味しい！そばの香りが鼻に抜ける〜十割なのにツルッとしていて、ほんの少しだけとろみがあります。のど越し良し。十割蕎麦はつなぎがないので、打つのがとても難しいとのこと。それなのにこのような細さに切られている、丁寧な仕事をされていることの証でしょう。箸が進み、気づいたら、せいろの残りが半分に！笑

温かいうちに天ぷらもいただきましょう。

まずは海老天、２本も載っています！天つゆにつけていただきます。

サクサク、揚げ立て！海老天をかじり、蕎麦をすする。揚げ物とそばの組み合わせ、これだから、天せいろはやめられない！

揚げなすも、トロっとしていて、すぐに口の中で溶けてしまいました。他にはサツマイモ、菜の花も。

蕎麦湯が運ばれてきました。

最後は蕎麦湯をじっくり味わいます。お湯に溶け出した蕎麦の成分も体に取り入れることができますし、つゆも余す所なくいただけるので、私は必ず蕎麦湯をいただきます。とろみと蕎麦つゆがが溶け合って、最後まで美味しくいただけました。

お店の歴史と想い

「蕎麦処　みかわ」は今年で創業２８年。父・息子２人・嫁２人と社員で営業されています。元々は父が趣味で蕎麦を打っており、お店を出してみよう、となったのが創業のきっかけだそうです。店名「みかわ」は姓とのこと。

蕎麦粉に対するこだわりは、別格。秋に収穫された県内産の常陸秋そばを中心に、玄そばのまま一年分買付。品質が変わらないように自社の低温倉庫（マイナス一度）で氷温貯蔵されています。そして、毎日使う分だけ皮を剥き、店頭の石臼で製粉。粉は粗めに挽き、そば粉十、つなぎ一の「外一そば」に打ち上げています。素材の鮮度を保ちながら、粗挽きの麺にすることにより、蕎麦本来の香り、味をよりいっそう引き立たせているとのことです。なかなか毎日、皮を剥いて石臼で製粉するお蕎麦屋さんは少ないと思います。だから、あのような香り高いお蕎麦がいただけるのですね。県北へ出かけなくても、このような美味しい蕎麦が近くで食べられる幸せを噛み締めました。

「常陸秋そば」とは

「常陸秋そば」は、在来種を茨城県が昭和60年に奨励品種として認定したブランド品種です。特に県北地域は、昼夜の気温差が大きいことや水はけのよい傾斜地など、そばの栽培に適した条件が揃っており、江戸時代から「そばどころ」として知られています。粉の力強さと風味豊かさ、鼻腔に広がる芳醇な香りは、多くの職人に支持されると共に、県外にもファンが多く、新そばが出来上がる頃には全国から多くのそば好きな方々が訪れます。

その他

大晦日の店内営業はせず、お店で食べることはできません。販売のみ、とのことです。年越しそばの販売は「予約分のみ」ですので、ご注意ください。数に限りがあるとのことです。電話で予約もできるので、気になる方は、お早めに。また、前日（３０日）は、ラストオーダーが１５：００です。

２０２４年は、メニューの価格が少し上がる予定とのこと。今まで、お値段据え置きで頑張ってきたとのことですが、原料・資材の高騰で泣く泣くお値段を上げさせていただく、とのことでした。こちらこそ、今までのお値段据え置きを感謝いたします。

みなさんも、年越しそばを、お蕎麦屋さんで食べるのも、また雰囲気が変わってオススメですよ〜。

では、みなさま、良いお年をお迎えください。

今年も記事を読んでいただき、ありがとうございました。

かごマルシェ

店舗情報

※ 価格は取材当時のものになります。