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ご飯粒卵コーティングでパラパラチャーハンを作る技、焼豚チャーハン

筋肉料理人料理ブロガー、料理YouTuber

こんにちは、筋肉料理人です!今日は皆さん大好きなパラパラチャーハンを本格的に作る裏技を紹介させて頂きます。チャーハン好きだけどパラパラに仕上がらない・・・どうしたらいいの?料理初心者の時に必ず通る道だと思います。そこでパラパラチャーハンを比較的簡単に作る技の一つを紹介させて頂きます。

卵の塚方次第でチャーハンがパラパラになります。
卵の塚方次第でチャーハンがパラパラになります。

チャーハンをパラパラに仕上げるポイントは卵、油、調理温度にあります。チャーハンがべたつく原因はご飯粒に含まれる澱粉です。ご飯粒の澱粉が糊の役割をしてべちゃっとした仕上がりになるので、

ご飯粒の澱粉を封じ込める

のがチャーハンをパラパラに仕上げるコツになります。ですのでお店で作るチャーハンは強火力で短時間に、油は必要量を使い、卵の特性を利用してパラパラに仕上げます。これを家庭で再現するにはお店の強火力(家庭用の5倍以上)は無理、油は必要量が決まっているので、卵の使い方を工夫するといいです。

卵の使い方を工夫する

最初に卵液の1/4~1/3を残して炒める
最初に卵液の1/4~1/3を残して炒める

チャーハンを作るとき、最初に卵液を炒めると思いますが、卵液の1/4~1/3量を残して炒めます。ここにご飯を投入してほぐして炒め、ある程度ほぐれたら、

残りの卵液を数回に分けて入れては炒めるを繰り返します。
残りの卵液を数回に分けて入れては炒めるを繰り返します。

残りの卵液を数回に分け、入れては炒めるを繰り返す。

こうすることでご飯粒の周りに卵が薄くコーティングされ、ご飯粒の澱粉が出るのを防ぎます。これがご飯粒を卵でコーティングすることでパラパラにする裏技です。同じ考え方の作り方に「卵かけご飯を炒める」方法がありますが、こちらの方がよりチャーハンらしい仕上がりになります。下の動画を参考にご覧ください。一般的な家庭用コンロより高火力で作っていますが、普通の家庭用コンロでも同じように作れます。

ご飯粒卵コーティングでパラパラ焼豚チャーハン

材料1人分

温かいご飯 250g / 焼豚 50g / 卵 1個 / 刻みねぎ 大さじ3 / 塩、黒こしょう 適宜 / サラダ油 大さじ1

作り方

1)焼豚はスプーンでご飯と一緒に食べやすいよう、5mm角位に切っておきます。卵は溶いておきます。ご飯は温かいものを使います。冷ご飯を使うときはほぐれにくいので、電子レンジで温めてから使いましょう。

2)油ならしした中華鍋にサラダ油を入れて強火にかけます。※中華鍋の取っ手は鉄なので熱くなります。火傷防止に乾燥した布巾を巻いて握りましょう。※フッ素樹脂加工のフライパンを使う場合は油ならしは必要ありません。

フライパンが熱くなったら、卵液の1/3~3/4位を入れて一混ぜし、温かいご飯を入れます。最初はお玉の腹で軽く叩くようにしてほぐします。数回、叩いたら鍋をふってご飯を返し、またお玉の腹でほぐす。これを数回繰り返してから鍋をふります。

ある程度ほぐれてきたら、残りの卵液を3回に分けて回し入れます。入れる度に鍋をふって炒め、ご飯がほぐれてきたらまた卵液を入れて鍋をふるを繰り返しましょう。こうすることで後入れした卵液がご飯粒の表面に被膜を作り、パラパラのチャーハンになります。

3)ご飯がパラパラになったら、焼豚、刻みねぎを入れて一炒めし、塩、黒こしょうをふって味付けします。味見をし、調ったら小丼にチャーハンを詰め、皿をかぶせて返したら出来上がりです。

ご飯粒卵コーティングでパラパラ焼豚チャーハンの完成です!パラパラのチャーハンはご飯粒の表面はさらっとしていて、中はしっとりもちもち。パラパラだけどご飯の水分が失われていないのでパサつくことなく美味しいです。ご飯粒を卵でコーティングすることでパラパラになるだけでなく、必要な水分が失われていないのがその理由。卵液複数回入れでパラパラチャーハンを作る技、是非、お試しください。

料理ブロガー、料理YouTuber

料理ブロガー、調理師、料理研究家。フィットネス全般の愛好家。料理レシピ開発、料理教室、料理イベント、料理の撮影、スタイリングなどを手掛ける。プロフ名の筋肉料理人は、30年以上続けている筋トレを捩ってつけました。目標は70歳でベンチプレス100キロです。

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