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季節のフルーツを使うだけ!キャロットラペがグッとおいしくなる作り方

岸田夕子料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

今回はキャロット・ラペのレシピを紹介したいと思います。
簡単に作れるとわかっているのに、デリで買い物をするとついつい買ってしまうのがキャロットラペではないでしょうか!?

家で作る嬉しいポイントは、作りたてのフレッシュなものを味わえること、冷蔵庫でマリネし時間がたつほどにうまみを増したものも堪能できることです。
そして材料がシンプルなだけに、もう一つだけ具材を加えるだけで、また違った自分だけの味わいのキャロットラペを作ることができます。

わが家では、にんじんに旬のフルーツを加えて作ることの多いキャロットラペ。
今回はグレープフルーツを加えたレシピです。
通年食べることのできるグレープフルーツですが、4〜5月が旬だと言われています。たしかに!今の時期にグレープフルーツは、とてもみずみずしいのが特徴です。果汁もたくさん取れるのでマリネ液にも、フレッシュな果汁を使用しています。

グレープフルーツキャロットラペ<レシピ>

【材料】

  • にんじん 皮をむいて正味300g(2〜3本)
  • グレープフルーツ 1個
  • <マリネ液>
  • 粒マスタード 大さじ1
  • エキストラバージンオリーブオイル 大さじ5
  • グレープフルーツ果汁 大さじ2
  • アップルビネガーまたは白ワインビネガー 大さじ1
  • 塩 小さじ1/2程度
  • クミンパウダー(なくてもOK)ひとつまみ

【作り方】

グレープフルーツの皮をナイフでむき取ります。白い綿状の皮もきれいにむき取ってください。

グレープフルーツの実と袋の間にナイフを入れて実を一房ずつ切り取ります。(このむき方を「カルチェ」と言います。よかったら検索して詳しい切り方を調べてみてくださいね)この時期のグレープフルーツは果汁がたっぷり出ますので、ボウルやバットを下に置いて作業すると果汁もしっかり受け止めてくれます。実を切り取った後の袋の方には、少しの実が残っていますので、ぎゅっと絞って余さずに果汁を取ってください。

にんじんは皮をむき、スライサーでせん切りにします。

<マリネ液>の材料全てを容器に入れ、乳化して白っぽくなりまで混ぜ合わせます。下の写真のように、電動のスクリューミルクフォーマーを使うとすぐに乳化するので便利ですが、なければ小さめの泡立て器を使用するか、ガラスジャーのフタが液もれしない密閉型ならフタをして振るのもお勧めです。ここでマリネ液をしっかり乳化させておくと、出来上がりの味わいがいがリッチになるので、少々面倒でもしっかり混ぜ合わせてみてください。

準備しておいたにんじんとグレープフルーツ(お好みで小さめに切ってもOK)をボウルに入れ、乳化したマリネ液を加えて混ぜたら、保存容器に移してフタをし、冷蔵庫で30分ほど休ませれば完成です。保存状況にもよりますが4〜5日は冷蔵保存可能ですので、味わいの変化も楽しんでくださいね。

グレープフルーツの他、よく作るのはりんごです。
りんごなど果汁が取りにくいものの場合は、実だけ加え、マリネ液は酢の量を加減して作ってみていただければ!
これからの季節は、ブラッドオレンジが手に入りやすくなるかと思いますので、ブラッドオレンジキャロットラペなんかをおうちで作れれば、おしゃれな一品になること間違いなしですね。
旬のフルーツキャロットラペ、楽しんでみていただければ嬉しいです。

レシピ・文 料理家 岸田夕子
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料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

2010年春にアメリカシカゴより帰国後まもなく料理研究家として始動しました。16年間暮らしていたシカゴでの経験を反映した料理が得意です。出版料理レシピ本9冊を始め、雑誌やWEBマガジン、食品や調理器具メーカーのレシピ考案、テレビ出演、料理イベント登壇などが主な実績です。また「大葉にんにく醤油」「はちみつ味噌」「ジャーサラダ」「スキレット」などのトレンドを仕掛けてきました。今後も、寄る年波に負けず新しい食のトレンドを探したいと思っています。

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