家族が散らかすせいで、部屋がいつもごちゃごちゃしている。本当はスタイリッシュな部屋にしたいのに、生活感に溢れて垢抜けない・・・。

そんなイライラを抱えている方は、「インテリア至上主義」に陥っているかもしれません！

雑誌やSNSの情報、雑貨店などあらゆるところで「オシャレな暮らし」への情報が入ってくる現代は、インテリア戦国時代。理想の部屋のハードルが高まるにつれ、散らかった我が家に幻滅してしまう。「一人暮らしだったらもっと自由にできたのに」と、家族の存在に対して苛立ってしまうという声をよく聞きます。

自分の家に不満を感じた時に役立つのが「マズローの欲求５段階説」。

人間の欲求は、生理的欲求・安全欲求・社会的欲求・承認欲求・自己実現欲求の順に、下から上に向かって順番に満たされていくもの、という理論です。

あなたの家は今、家族の欲求をどの程度、満たせているでしょうか？

部屋をどのようにしたいか目標を聞くと、「友達を呼んでホームパーティーしたい」「北欧風のリビングで、可愛い雑貨に囲まれたい」など、承認欲求や自己実現欲求の充足をめざす方が多くいます。

これが大きな間違い！

他人から見てどんなに整って見えるような家でも、「生理的欲求・安全欲求・社会的欲求」の３つが満たされない限り、私たちは喜びを感じることはありません。

食事や睡眠、身支度のため必要なスペースを十分確保してますか？

地震が来ても、荷物の下敷きになりませんか？　家族団欒や、テレワーク・学業が捗るよう、部屋は機能できていますか？

まずはそこから考えてみてください。そして、パートナーと一緒に自分たちがどこを満たすべきなのか、を確認し合いましょう。