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「いる・いらない」の二軸じゃ片付かない?整理収納アドバイザーがおすすめする、持ち物の分類術

片付けは、得意ですか?
「捨てられないから、片付けが苦手」という方も、少なくないですよね。

ゴミ袋片手に、モノを手に取り、「いる・いらない」の2択で分類する。このような進め方は王道と見られがちですが、モノへの愛着の強い方だと、どれも主観で「いる!」と思ってしまい、なかなか判断が進まないものです。

特に、洋服や鞄など、嗜好性の高いアイテムほど、いる・いらないの判断は難しいもの。
捨てるのが苦手な方ほど、未来思考の「いる・いらない」ではなく、過去に遡って、「いつ使ったか」、使用頻度を振り返るのがおすすめですよ。

大きな分類としては、「今年、一度以上、使ったか?」。2023年の使用履歴に応じて、私情を挟まず、まずは機械的に分類していきましょう。
あなたの家のクローゼットには、今年触っていない洋服、何着ありましたか?

「使った」と分類したモノについて、さらに細かく分類し、使用頻度に応じて、ラベルをつけていきます。

カバンを例に、分類をしてみましょう。たとえば、自宅にカバンが8つあったとします。
「いる・いらない」で分けると、なかなか分類が進まない場合も、「いつ、使ったか?」「使わないのになぜ、持っているか?」の2つの質問で、8通りのラベルを作ることができます。

◆鞄を持つ理由は?
①毎日使う通勤用のトートバック
②週末遊びに行くときに使う、小ぶりなバック
③月1回、特別な日のブランドバック
④年数回、キャンプの際に利用するアウトドアリュック
⑤冠婚葬祭で突発的に使うカバン
⑥夏に使いたい、かごバッグ
⑦親から譲り受けたブランドバック
⑧雑誌の付録でもらった、ポシェット

大きく分けると ①〜⑥は「使った」のグループ、⑦・⑧は「使っていない」のグループになります。「使った」ものは、使う頻度ごとに、「使っていない」ものは、愛情に応じて、さらに分けていきましょう。

・高頻度(週1回以上):①②
・中頻度(月1回前後):③
・低頻度:年数回以下 :④⑤
・季節外:⑥
・使っていなくて、愛している:⑦
・使っていなくて、愛していない:⑧

鞄に限らず、このグルーピングは、あらゆるものの整理に役立ちます。
「使った(高頻度/中頻度/低頻度/季節外)・使っていないが愛してる・使っていないし愛してない」。

この中で、一番手放すべきは「使っていないし、愛していない」ものですね。
持つべきものの優先順位がクリアになります。

あとは部屋の面積に応じて、使用頻度が低頻度なものを手放したり、愛しているものを定期的に見直したりして、調節していきましょう。

使用が高頻度なものや、使わなくても愛情が深いものは、家に残しておくべきものになります。誤って、愛情の深いアイテムを捨ててしまうと、片付け自体がトラウマになってしまうことも。ぜひ、「いる・いらない」の分類がしっくりこない方は、頻度と愛着での詳細分類、やってみて下さいね!

【米田まりな】1991年生まれ。整理収納アドバイザー1級。モノを愛してやまない人に向けた「捨てない片づけ」を考案。著書に「あの人に、イライラするのは部屋のせい」「集中できないのは部屋のせい」(PHP研究所)「捨てない片づけ」(ディスカバー21)。日経新聞NIKKEIプラスワンにて連載中。東京大学経済学部を2014年に卒業後、総合商社でベンチャー投資を担当し、現在は不動産ディベロッパーに勤務。平日は会社員として働きながら、副業で片付けの普及活動をしている。

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