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【藤沢市】人気カフェで三度見した「10円」タンブラー。値段に隠された「仰天アイデア」が神!

ころんころライター(藤沢市)

湘南北部の藤沢市菖蒲沢。
そこに、まるで映画のセットのような世界が広がる、1軒のカフェがあります。

お店の名前は『7325COFFEE(ナミニココーヒー)』

見ての通り、昔懐かしい佇まい。もとは納屋だった建物をカフェに改装したそう。

カフェの店内に描かれた、かおかおパンダさんの壁画
カフェの店内に描かれた、かおかおパンダさんの壁画

敷地内には、オーナーの亀井さんのひいお爺さん・ひいお婆さんが建てた小屋を利用した「五右衛門風呂焙煎所」も併設。

亀井さんは、当時の空気が残るこの場所で、日々コーヒー豆を焙煎しています。

今日は、コーヒーのご紹介の前に、お店の珍しい「取り組み」をフォーカスします。

環境保護にも力を入れている『7325COFFEE』。「ゼロ・ウェイスト(ゴミを出さない取り組み)」「NO-PLASTIC(脱プラスチック)」を実行しています。

なかでも注目したいのが「Jun(循)Can(環)Bottle(ボトル)」と呼ばれる活動。おうちに眠っているボトルやタンブラー(蓋つきのもの)をお店に寄付すると、お礼にかおかおパンダさんのステッカーがいただけるというもの。集まったタンブラーは店頭に並べられ、次の持ち主へと循環していきます。

そんな循環ボトルの売上はステッカー製作費のみに使用。「誰かに使ってもらいたい」という気持ちの方が寄付をされているそうで、お金の価値を超えた、物々交換というのが相応しいかもしれません。活動を始めて1年ほどで140個も循環されたそうですよ(びっくりですよね!)。

亀井さんは「当初は紙コップのゴミをへらすために、オリジナルタンブラーを製作しようかとも悩みました。ですが、今はモノがあふれている時代。自分たちが物を増やすのも違うと考え、みんなの力を借りようと思いつきました」と話します。ありそうでなかったエコなアイデア、もはや神レベルです...!

そんな未来に優しい『7325COFFEE』のメニューは、自家焙煎のコーヒー各種(ブラックからカフェラテまで)ほか、ドリンクと一緒に楽しみたい手作りスイーツ、自家製天然酵母のパン、地元の野菜を使ったサラダなど。コーヒー豆の販売もしています。

日替わりのブラックコーヒー(250cc/410円)
日替わりのブラックコーヒー(250cc/410円)

そろそろ年末の大掃除の季節。捨てたくはないけれど「出番が来ないタンブラー」を見つけたら『7325COFFEE』へ持ち込みましょう。ついでのひと休みに、美味しいコーヒーも楽しみつつ…。笑

基本情報
店名:7325COFFEE(ナミニココーヒー)
住所:藤沢市菖蒲沢1129
アクセス:「湘南台駅」より車で約5分
駐車場:あり

公式 ホームページ(外部リンク)
公式 Instagram(外部リンク)
公式 Facebook(外部リンク)
※詳細は『7325COFFEE』の公式サイトをご確認ください。

取材協力 7325COFFEE 亀井 様

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所近く。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※「毎週日曜の20時10分」に約1週間分の記事をまとめてお届けする「LINEでの配信」がスタートしました。ご登録いただくと藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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