JR「藤沢駅」北口近くの裏路地で、45年以上続くレトロ喫茶『Fドーリー』。昭和の名残をかもし出す外観に惹かれ、モーニングタイムに訪問しました。

『Fドーリー』の店内は、20名近く入れそうな心地よい広さ。

内装のあらゆるところに、今どきで言う「エモさ」が満載（親戚のおばあちゃんの家にお邪魔した感覚で、大人でもキョロキョロが止まらない。笑）。

メニューはこんな感じ。

「モーニング（500円）」「日替わりランチ（850円）」など、駅チカとは思えない価格設定。

店主は「やっぱり安いかしら？値段はずっと変えてないの。サラリーマンにとって毎日のランチが1,000円以上って結構負担じゃない？850円なら…と思うでしょ」「日替わりはその日仕入れた食材を使うから365日内容が違うの。今日はイワシの天ぷらか、鶏手羽を使ったハニーマスタードソース。それとセロリのきんぴらかな」と軽やかに微笑みます。

日替わりランチも気になるところですが、今日はワンコインで楽しめる「モーニング」（トースト・ジャム・玉子・サラダ・コーヒーor紅茶）にフォーカス。お店がオープンする10時頃から11時まで注文できる限定メニューです。

待つこと5分でやってきたのは、ご覧の通り抜群の安定感がある「モーニング」。

ワンコインという価格なら、トースト＆コーヒーだけのところも珍しくありませんが、玉子とサラダも付いてきました。バターが塗られた焼きたてのトーストに、追いブルーベリージャムで甘さをプラスし10分でペロリと完食です（ちなみに玉子は固ゆででした）。

「昔は女性客が多かったけれど、最近は男性客が多いのよ」と店主が話す通り、11時を過ぎると、ランチ目的に続々とやってきたサラリーマン。愛情を感じるメニューに、通いたくなるのもうなずける駅チカのレトロ喫茶でした。