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【藤沢市】まさかの「1食500円」に連日行列。牡蠣・魚粉・自家製ラー油が香る「油そば」が旨い

ころんころライター(藤沢市)

江ノ電「江ノ島駅」のすぐ裏手の小道。そこにちょっと奇抜な文字が躍るラーメン店『江ノ島らぁ麺 片瀬商店(以下、片瀬商店)』があります。

平日でも食事時は満席が続く『片瀬商店』。取材日も行列が途切れず、取材を小一時間ずらしたほどでした(こんなお店は滅多にありません...)。

店内はカウンター席のみ。テーブル席は外のテラスに1卓用意されています。

メニューは、名物「大はまぐり塩らぁ麺(数量限定/1,380円)」「煮干醤油らぁめん(1玉650円)」「特濃魚介つけ麺(1玉680円~)」といった麺類のほか、「チャーシュー丼(250円~)」「地魚フレークご飯(200円~)」「極上の餃子(3個300円~)」など。

店主の麓(ふもと)さんは「うちのラーメンのコンセプトはとにかく『魚』。毎日片瀬漁港に通い、その日水揚げされた新鮮な魚から出汁をとります。そのためスープの味わいは日々少しずつ異なりますよ」と話します。

今回は、麓さんもおすすめする春夏にぴったりのメニュー「油そば」に注目。お値段は、基本の「並盛(1.5玉500円※特価)」から「てんこ盛(4玉1,000円※特価)」までボリュームに応じて変わります(特価にしたら、注文がやまない人気メニューになったのだとか。笑)。

『片瀬商店』の「油そば」のこだわりは3つ。

【タレ】
化学調味料は不使用。北海道の牡蠣醤油とオイスターソースがベース。
【麺】
北海道産「きたほなみ小麦」の全粒粉を使用。小麦・塩・かんすいのみで打った金子製麺の特注品。
【油】
非加熱でじっくり成分を抽出した自家製ラー油・米油・ゴマ油を使用。

待つこと5分、麓さんのこだわりが詰まった「油そば」がやってきました。まずは見た目に仰天…。

1.5玉の「並盛」
1.5玉の「並盛」

都内のかっぱ橋道具街で見つけたという「大朱盃(さかずき)」。盃があまりに立派すぎて麺が少なく見えますが、けしてそんなことはありません。

具は鶏肉・メンマ・刻み葱
具は鶏肉・メンマ・刻み葱

店主に麺を持ち上げていただくと…

結構なボリュームがあることが伝わるでしょうか?(私は1.5玉でお腹がいっぱいでした)
では、いざ実食。

『片瀬商店』の「油そば」を美味しく食べる「食べ方の奥義」 by 店主 麓さん
手順①まずはそのままの麺を「しっかりよく混ぜ合わせて」半分食べる。
手順②残り半分は「京都千鳥酢」をかけまわして味変を楽しみながら食べる。

混ぜ合わせるたびに香り立つ、弾力ある中太全粒粉麺にこってりと絡む濃厚なタレ。次のひと口を急ぎたくなるほど、牡蠣と魚粉の旨みが凝縮された味わいにぐいぐいと引き込まれていきます。これはかなり美味しい...そして箸が止まらない…。

一気に半分食べたところで「京都千鳥酢」を投入。まろやかな酸味と上品な香りを楽しみながら、トータル5分ほどで完食しました(美味し過ぎて完全黙食。ついでに「ゆっくり食べたほうが...」と店主に諭される始末...汗)。「油そば」という名前からギトギトした麺を想像しますが、『片瀬商店』の「油そば」は魚ベースのタレと良質な油を使用していることから「旨みを効かせたヘルシーな麺」に感じました。麓さんが「中高年のみなさんにこそ食べてもらいたい!」という意味がとてもよくわかりましたよ。

こだわりのラーメンから当日限定のゲリラ的なメニューまで、飽きさせない美味しさでお客さんを楽しませてくれる『片瀬商店』。「油そば」の特価は今後しばらく継続するそうなので、近いうちにぜひ一度お試しあれ...!

※限定メニューや営業日については、公式 Twitter(外部リンク)で配信しています。ぜひフォローを。

基本情報
店名:江の島らぁ麺 片瀬商店
住所:藤沢市片瀬海岸1-4-7
アクセス:江ノ電「江ノ島駅」より徒歩1分
電話:0466-66-8243
駐車場:無し(近隣のコインパーキングをご利用ください)

公式 Twitter(外部リンク)
※詳細は『江の島らぁ麺 片瀬商店』の公式サイトをご確認ください。

取材・撮影協力 江の島らぁ麺 片瀬商店 麓 様
※江の島らぁ麺 片瀬商店様のご協力により、撮影用商品を無償でご用意いただきました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所近く。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※「毎週日曜の20時10分」に約1週間分の記事をまとめてお届けする「LINEでの配信」がスタートしました。ご登録いただくと藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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