しゃぶしゃぶというと、外食では高級で、複数人で鍋を囲むイメージを持っていました。当然ひとりで専門店に行ったことはありません。今回、ひとりでも気軽に行けるしゃぶしゃぶの専門店が三宮生田新道沿いにできるということで、プレオープンの日にひとりしゃぶしゃぶデビューしました。

1人しゃぶしゃぶ　茶々庵

駅チカでオシャレなお店

駅から近く、ビルの外観もきれいで入りやすい雰囲気です。店内も落ち着いた素敵な雰囲気で、デートや接待にも使えそうです。2人以上座れるテーブル席が多く並んでいて、奥にカウンター席があります。「1人しゃぶしゃぶ」と書かれていますが、もちろん複数人でも楽しめます。大鍋に変更も可能とのこと。

肉の種類に合わせて選ぶ日本酒

ドリンクは種類豊富で、私はワインにしましたが、日本酒にもこだわりがあるそうです。オリジナルブレンドで、お肉の種類ごとに合う富山のお酒が3種類提案されています。お得な飲み比べセットもありました。

この他にも、各地の地酒や、熱燗など600円～（税込み）日本酒が揃っていました。

今日の一番いいものを国産で提供

メインメニューは、牛か豚か、あい盛りかの3択で選びやすく、私はどちらも食べられる「あい盛り」にしました。小鉢「とりあえず一品」を頼んでからゆっくり選んでもいいですね。

美味しそうなお肉とたっぷり野菜はどちらも「国産」にこだわっているとのこと。その理由は「日本の農業・畜産業を応援するために、日本のものを消費したい」という想いから。ただし「国産」にこだわりながら、国内の産地や銘柄、ブランドなどにこだわりはないそうです。安定していいものを届けるために、信頼ある業者に目利きをしてもらうことで「今日の一番いいもの」が提供されているからです。

2種選べるつけだれで楽しく食べる

手作りの6種のたれから2種を選びますが、この日は特別に3種選ばせていただきました。おすすめの「自家製ゴマだれ」は、お肉との絡みがよく、また、混ぜられている生海苔で一味違ったゴマだれを楽しめます。

味が気になっていた「柚子バター」は、意外にもさっぱり。バターのコクと、柚子感たっぷりなところが美味しかったです。

そして味の気分転換には「梅だれ」がぴったり。熱々のしゃぶしゃぶに梅の酸味が良く合います。あれこれつけて食べていると、一人でも楽しくなってきます。

お好きなように楽しんで

牛肉はそのままお湯にくぐらせ、豚は野菜を巻いてお鍋へ…という食べ方をしました。牛リブロースは、口の中でとけるような食感で、お肉の甘さが幸福感を運んでくれます。豚もそのまま1枚で食べてもいいのですが、野菜と一緒に食べればなお美味しい。

はじめはまだまだ行けそうな予感がしていましたが、しばらくするとそこそこお腹が満たされてきました。お肉の追加は1枚からできるということで、牛肉と豚肉を1枚ずつ注文。お腹の満腹具合を1枚単位で微調整できるのもいいですね。

食べたい時に食べたいだけ、一人でも二人でも「それぞれ皆さんのお好きなように使っていただきたい」という想いでできたお店です。私の座ったカウンターからは、洋食コック出身という店長さんがきびきびと働いている姿が見えました。

30秒で〆のラーメン

最後はラーメン用のタレが出て来て、ここに肉や野菜のうまみが出た出汁を3杯入れます。残りの出汁が沸騰してから30秒でゆであがりです。硬めなのでお好みで調整してくださいとのこと。私の大好きな細麺で、つるつるっと一瞬で食べてしまいました。見た目より満腹になる量で、気持ちよくしゃぶしゃぶコースを食べ終えました。

今度は誰かと一緒に食べに来て、また違うタレも試してみたいです。ちょっと落ち着いた店で、でも敷居の高くないオシャレなところでゆっくり食べたいという人におすすめです。同じ鍋をつつくには抵抗のあるお相手とも、この店ならひとり鍋なので「鍋行きましょう！」と言えますね。3月21日オープンの新しいお店なので、職場や友人間での話題にもできますね。ぜひ食べに行ってみてください。インスタ（外部リンク）のTOPページリンクより、カウンター、テーブル、個室を選んで予約できます。

店舗情報

※取材時（2023年3月オープン前）の情報のため、記事内容が実際と異なる場合があります。