【板橋区】「都会の喧騒を忘れられる…」美しい鯉と梅。緑に囲まれた庭園で、坂道の疲れをリフレッシュ
はじめまして。Yahoo!地域情報ライターの「名月子店(めいげつこてん)」と申します。
板橋区の志村坂上地区はその名の通り、坂が多い地域です。お住まいの方は買い物や散歩の往復も一苦労ですよね。
そんな方へ、こちらの庭園で憩いのひと時を過ごすのはいかがでしょう。
今回ご紹介するのは「薬師の泉」。
薬師の泉は、都営三田線「志村坂上」駅から徒歩5分の場所にあります。道路と住宅の中で、塀と木々に囲まれた空間が目立ちます。道路に面した石柱が目印。
薬師の泉は、どなたでも無料で入園することができます。
※動物の連れ込みや喫煙は禁止です
「薬師の泉」の魅力①:複数ある休み処
庭園には入り口付近に1つと、園内に2つ、座って休憩できる場所があります。屋根がついているので、雨宿りもできますよ。
低くて大きな木のベンチが2つあり、ゆったりと休憩できます。
奥では管理人さんが常駐しており、園の植物のことや鯉のことについて、優しく説明してくれました。
泉の向こう側にあるあずまや。ここから園全体を見渡すことができます。
「薬師の泉」の魅力②:美しい梅と鯉。鯉の餌やりの時間に立ち会えることも。
薬師の泉の一番の魅力は何といっても、静かで美しい泉です。この泉は『江戸名所図会』(江戸時代の地誌)の挿絵に描かれ、この地が古くから良質の水を産していたことを物語ってきました。
泉には飛び石や灯ろうが配置されており、一周すると癒しと和の情趣を十分に感じることができます。
周りには、泉を囲むように季節の植物が植えられていて、休息しながらじっくりと観察することができます。
1月から3月は、梅の花が咲いています。鮮やかな赤色が、寒さが続くこの季節に、暖かい春を思い起こさせてくれます。
そして、泉にはたくさんの鯉が泳いでいます。
園の鯉は人懐っこく、足元まで泳いで来てくれます。ゆったりと泳ぐ姿にとても癒されました。
鯉の餌やりは管理人さんが行っており、運が良ければその時間に立ち会うことができます。
鯉たちは、優雅に少しずつ餌を食べていました。庭園の雰囲気を守り続けることに、彼らも貢献してくれているのですね。
これからますます寒さが厳しくなっていきますが、命の美しさを感じると心があたたかくなりますね。
どんな季節でもあたたかい命を感じながら、ゆっくりと休憩できる「薬師の泉」。癒しスポットとしておすすめですよ。
「薬師の泉」施設情報
●住所:板橋区小豆沢三丁目7番20号
●交通アクセス:都営三田線「志村坂上」駅下車5分
●開園時間:午前9時~午後4時30分
●休園日:12/28~翌年1/4
●利用料金:無料
●お問い合わせ:
板橋区役所 土木部 南部土木サービスセンター 地域連携係
〒174-0062 東京都板橋区富士見町3番1号
電話:03-3579-2532 ファクス:03-3579-7447