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【板橋区】保護猫の「幸せ」について、本気で考えてみませんか?世界のホットサンドイッチを食べながら。

名月子店(めいげつこてん)板橋を「歩いて、撮って、書く」ライター(東京都板橋区)

今回はみなさんと一緒に、重要なことを考えていきたいと思います。それは、

保護猫たちの「幸せ」とは何でしょうか。

ということについて。

こんにちは。地域情報ライターの名月子店(めいげつこてん)です。

私たち人間は誰でも、保護猫の幸せのために行動することができる。そう気づかせてくれた、とあるカフェを紹介します。

東武東上線「大山駅」から徒歩2分ほどの場所。

その名も「すあま商會」保護猫シェルターを併設したカフェです。

ヘアサロン「My jStyle」があるビルの、この階段を上がります。
ヘアサロン「My jStyle」があるビルの、この階段を上がります。

看板を目印に2階に上がると…

猫のベルが可愛い、レトロな扉が見えてきます。

ここが「すあま商會」の入口。

14時頃の様子。さまざまな人が集まっています。
14時頃の様子。さまざまな人が集まっています。

「すあま商會」の母体は、いつでも里親会ができる保護猫シェルター。

「商會」の由来は…

様々な用途で様々な人が出会い、知らない間に猫たちを支援。これまで猫に興味のなかった方も、通ううちに猫好きになって、あわよくば里親さんになってくれるかもしれない。ここでの繋がりにそんな期待を抱きつつ、「商會」と名付けました。(公式サイトより)

「すあま商會」が目指すのは、お客さんがカフェを利用・活用することで、保護猫たちの生活費を確保することです。

保護猫の「明日」のために。わたしたちができること

保護猫の幸せのためにできること①:スペースを利用・活用する

洋画家、小笠原真理さんの油絵や、猫の本などが置かれています。
洋画家、小笠原真理さんの油絵や、猫の本などが置かれています。

「すあま商會」のカフェスペースは、コワーキングスペースとしても、さまざまなイベントスペースとしても活用することができます。貸し切り利用もOK。

例えばこんな利用方法があります。

小規模講演会、セミナー、物販、展示会、レッスンなど。
将来、料理店を開業したい方は1日店長や、営業をしてみるといった活用方法も。

「やりたいことがあるけど、スペースがない」そんな方。「すあま商會」の利用を視野に入れてみてはいかがでしょう。

さまざまな形でカフェスペースを利用することで、人が集まり、新しい人との出会いが生まれます。

それが保護猫たちの家族が見つかることにつながれば、きっと幸せです。

カウンター席にはコンセント、wifiも完備。
カウンター席にはコンセント、wifiも完備。

カフェスペースのアンティーク、味があって居心地がよく、とても落ち着くんです。

そして、猫の毛一つなく、清潔です。

「猫と触れ合いたい」というお客さんでなくてもくつろげるカフェですよ。

お客さんは優しくて穏やかな方が多く、みんな「すあま商會」の猫たちについて談笑していました。

保護猫たちが多くの人から愛されていることがわかります。

保護猫の幸せのためにできること②:かわいい雑貨たちをお迎えする

猫をモチーフにしたグッズがたくさん
猫をモチーフにしたグッズがたくさん

カフェスペースでは、文房具やアクセサリーなど、さまざまな雑貨が販売されています。

「すあま商會」でしか手に入らないオリジナルグッズも購入することができますよ。

プレゼントにぴったりのかわいい雑貨も。

「猫はちょっとだけ好き」「あんまり興味はないけど友達が猫好き」

そんな方は、じっくり見てみてくださいね。

雑貨の購入は、保護猫たちの支援につながります。

保護猫の幸せのためにできること③:世界のホットサンドイッチやドリンクを楽しむ

紅茶(メイプル)。かわいい…
紅茶(メイプル)。かわいい…

「保護猫を助けたい。でも猫が苦手」

そんな方は、カフェスペースで食事を楽しむのはいかがでしょう。

「すあま商會」、メニューがとっても充実しているんですよ。

ドリンクだけでこんなに!
ドリンクだけでこんなに!

食事は、ホットサンドが3種類、スープやカレー、スイーツもあります。

ホットサンドは、アメリカの定番サンド、アルゼンチンのスパイシーソースを使ったオリジナルサンド、「世界のホットサンドイッチ」の3種類。

「世界のホットサンドイッチ」は現在、フィンランドの「ポリライネン」です。

筆者はアメリカの定番「ルーベンサンド」(680円)を注文しました。

ザワークラウト(キャベツの漬物)とコンビーフのホットサンドイッチです。

具はぎっしり!
具はぎっしり!

コンビーフの塩味と、キャベツの酸味がたまらない!旨みたっぷりのサンドです。ライ麦パンはサクッとあたたか。

食べ応え抜群のメニューでした。

スイーツはフィンランドのお菓子、「ルーネベリタルト」。

ラム酒の香り漂う、大人の味です。

フィンランドの国家を作った、ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリさんの誕生日である2/5 までの限定商品です。

猫好きさんたちは、窓の向こうで猫たちが自由気ままに生活する様子を見ながら、食事を楽しめますよ。

一杯のドリンクが、一つのサンドイッチが、保護猫たちの生活費につながります。

メニューの詳細はこちら

保護猫の幸せのためにできること④:保護猫たちと触れ合う

左:古奈禰(こなね)、右:おかか どちらも女の子。こちらを気にしている様子。
左:古奈禰(こなね)、右:おかか どちらも女の子。こちらを気にしている様子。

カフェスペースの奥に、保護猫たちのお部屋があります。入室を希望するときは、店員さんにお伝えくださいね。

「すあま商會」の猫たちは、家族が決まるまで、つまり「ずっとのおうち」が決まるまで、ここで生活します。

おうちが決まるまでに「人間は危険じゃない」と、猫たちに伝えなければいけません。

わたしたちが保護猫と触れ合うことは、保護猫が人に慣れるための助けとなるのです。

★注意★
保護猫たちのお部屋に入室する際には、必ず靴下を着用してください。裸足やストッキングでの入室はできません。
(雑貨コーナーでは猫柄の靴下も販売しているので、忘れた方も大丈夫。)

内蔵(くら)男の子。
内蔵(くら)男の子。

そのため、「人間は危険だ」と思わせる行動はしてはいけません。

例えば無理やり抱き上げたり、触ったりすること。

猫たちが自分から来てくれるのを待ちましょう。

内蔵(くら)君はシャイな子で、人に慣れるにはもう少しかかりそう。少し高いところから、こちらの様子をじっと観察していました。お顔がとっても可愛くて、イケメンな猫ですね。

くぅ(男の子)
くぅ(男の子)

お部屋にはたくさんおもちゃがあるので、楽しく遊んであげましょう。

くぅ君はおもちゃをまっすぐ見つめて、じっくり観察したあと、とびかかってきました。澄んだ瞳と、左右非対称のハチワレ模様が可愛いです。

そんなくぅ君には、先日里親さんの申し込みがあったそう。

新しい家族と、元気いっぱいに遊んでほしいですね。

菩岐岐美(ほききみ)女の子。
菩岐岐美(ほききみ)女の子。

菩岐岐美(ほききみ)ちゃんのお顔のサビ模様、可愛さとカッコよさを兼ね備えていますよね。お客さんからは「ほっきー」の愛称で親しまれているそう。

ほっきーは人も猫も大好きで、甘えん坊です。おもちゃをゲットして、「ドヤ顔」を披露してくれました。

新しい家族が見つかっても、きっとみんなから愛され続けると思います。

あなたが思う保護猫たちの「幸せ」とは?

「すあま商會」の保護猫たちは、ほかにもこんな方法で支援することができます。

◎物資によるサポート
アマゾン欲しいものリスト・楽天Roomにて商品を購入すると、猫たちのための用品が「すあま商會」に届きます。
※もっと支援について知りたい! という方
詳しくはこちら

カフェ利用、スペース利用、猫に会いに行く、猫の家族になるなど、さまざまな形で、保護猫をサポートしていきませんか?

里親さんも、随時募集しています。

里親になるのが難しい方も、「すあま商會」のことを知って、広めていくだけでも支援につながります。

保護猫たちにとっての「幸せ」。

それは、「心から安心して生きていくこと」だと思います。

人を癒すことではありません。

みなさんが思う、保護猫たちにとっての「幸せ」は?

少しでも考えてくださった方、今できることを一緒にやっていきましょう。

「すあま商會」店舗情報

●住所
東京都板橋区大山町7-8 第2マキビル2F-A
●アクセス
東武東上線「大山駅」南口より徒歩約2分
●TEL:03-6912-4532
●営業時間:11:00~19:00
●定休日
水曜日・木曜日
※そのほか、保護猫たちの事情などにより臨時休業、時間変更する場合があります。
公式InstagramTwitterで当日ご確認ください。

保護猫部屋への入室をご希望のお客様はお店からのお願いがありますので、公式サイトをご確認ください。

板橋を「歩いて、撮って、書く」ライター(東京都板橋区)

板橋に住んでもうすぐ1年の、「板橋初心者生活」を楽しむライターです。板橋に昔から住んでいる人と、今日から暮らし始めた人との「笑顔の交流」をコンセプトに、板橋という「地元」をもっと楽しめるような情報をお届けします。内容のジャンルはグルメ、お出かけスポット、憩いの場所などさまざま。

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