神乃珈琲（KANNOCOFFEE）は「日本人による日本人のための珈琲」をコンセプトに、一杯のコーヒーを通じて、日本の「おもてなし」を表現しています。世界の高品質な豆を選び抜き、注文を受けてから丁寧に注がれる珈琲は、ティータイムの至福の一杯です。店内の家具や調度品もこだわられていて、地下街の喧騒とは一変した異空間が広がっています。

こだわりのコーヒーは3種類。神乃珈琲のメインブランドが神煎（KAMI‐IRI）です。ローストしたアーモンドのような甘さとライトな焙煎香がやさしい味です。陽煎（HI-IRI）はキレのある酸味と華やかな香り、月煎（TSUKI-IRI）はダークチョコレートのような深煎で、それぞれがまったく異なる個性を持っています。

焙煎の風味豊かな神乃珈琲で、ぜひ食べてほしいのは「絞りたてモンブラン」です。コーヒーと同様に、注文を受けてからクリームが絞られるため、クリームがなめらかでふわふわです。甘すぎず少し渋みが残るマロンクリームのなかには、バニラアイスクリームとホイップ、土台にはサクッとしたアーモンドメレンゲが使われ、さまざまな食感のハーモニーがたまりません。

とにかく驚いたのはバニラアイスクリームとアーモンドメレンゲ。「サクッ！クリーミー～！ふわっ！」という三段仕込みは完全にノックダウンの味わいでした。さらに丁寧に注がれたコーヒーで、一気に至福の階段を駆け上がりました。2000円超えの高級モンブランを食べたことがないので比べられませんが、価格は880円なのでリーズナブルです。

これまでノーマークでなんとなく入ったカフェで、こんなに衝撃を受けたのは久しぶりでした。どうやら京都市内には高倉通りに路面店があるようなので、ぜひ行ってみたいです。

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