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窪田正孝が絶賛した熊本の500円ローカルサウナで心が豊かになる理由@田迎サウナ

水野雅浩/健康マネジメント健康マネジメント専門家

こんにちは、健康マネジメントスクール、水野雅浩です。

『ビジネスパーソンの健康マネジメント』を中心に本の執筆、企業、行政、大学などで講師をしています。特にアラフィフは、ストレスも増え、年齢差が大きくなるステージ。ぜひフォローして、「攻めの健康マネジメント」にお役立てください。

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■プロサウナーが絶賛するサウナ、田迎サウナ

年末の一人旅の行き先は、熊本だ。

目的の一つは、サウナ。しかも、大御所の『ゆらっくす』や『あがんなっせ』ではなく超にさらにスーパーがかけ合わされるほどのローカルサウナ。その名も、『田迎サウナ』。

ここがサウナーの中で「聖地」「いけば、分かる」と大絶賛なのだ。どうしても行ってみたく、福岡から新幹線で来てしまった笑。

■地元のサウナーによって運営されている、サウナ

タクシーで着いたのは昭和レトロ・オーラ全開の建物。

1階はテナントが入っていなく、野菜や果物が無人で売られている。田迎サウナは、その2階だ。建物も年季が入っているが、階段も年季が入っている。藤子不二雄先生がいた、トキワ荘を想像させる。

入ると、玄関に賽銭箱?があり、500円を入れるように張り紙がある。中には無造作に100円やら500円やら1000円が入っている。私も500円を入れる。

後ろには、タオルが大量に干されていて、自由にとるようなシステム。ロッカーは、高校時代の運動部のそれ。なんだか、懐かしくなる。休憩所では、地元のサウナーがくつろいでいる。その中のひとりが水のポリタンクを持って風呂場に行く。何をしているのかを見ていると、水風呂にじゃばじゃばと流れ込んでくる水を入れ、休憩室に持っていく。無人で運営されている、というよりも地元のサウナーによって運営されているサウナなのだ。

■「こんにちは!!」「コンニチハ!」

体を洗い、汗を流してまず、風呂に入る。まるで家のバスタブを大きくしたような風呂。それほど大きくはなく、おそらく4人も入ったらぎゅうぎゅうになってしまう。目を見張るのは、その横の水風呂だ。風呂の2倍の広さがあり、上からじゃぶじゃぶと美味しそうな水が流れ込んでいる。

サウナに入っていく人たちを見ていると必ず、「こんにちは!」と言って挨拶をしている。それを受けて、「コンニチハ!」と先に入っている人が答える。「おっす」などではなく、はっきりと、「こんにちは!」というのがいい。しかも、部活ばりに声がデカい笑。

郷に入っては郷に従え、私も、「こんにちは!」。すると、「コンニチハ!どこから、来たんね。福岡?帰省かい?」と心地よく受け入れてくれる。

下の段に座っていると、上に座っていた主が「こっちも気持ちよかよ」と言ってベンチの汗を拭き取って迎えてくれる。なんて嬉しい。サウナの温度と人の温かさ。芯から温まるってこういうことか。

その後、汗を流してから、水風呂にダイブ。熊本は水がきれいな土地だ。阿蘇の伏流水なのだろうか。水が柔らかい。

■健康はつながり

その後、3回サウナと水風呂を往復して、サウナの中では、熊本のグルメ情報(主にラーメン)を教えてもらって、退出。休憩所には、サウナー好きで有名な俳優、窪田正孝さんの記事が掲示されていた。

記事を読むと、窪田正孝さんもこのサウナで「こんにちは!」と地元の皆さんに迎えられて極上の時間を味わったようだ。

サウナに入ることでの健康効果は多種あるが、『田迎サウナ』では、健康度がワングレードUPした気がする。というのも、WHOでは、WHO憲章において、健康を以下のように定義している。「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱 の存在しないことではない。」つまり、健康とは、体の健康。心の健康。人とのつながりが良好な状態なんだよ。とWHOが言っているのだ。

私は、サウナが好きで365日入っているし、全国のサウナをいろいろ回ってきた。ただ、人とのつながりがここまで濃厚なサウナはなかなかなかった。さすが火の国。人が熱い。プロサウナーの中で、『田迎サウナ』は唯一無二と言われる所以がよくわかった。

■田迎サウナは、他迎えサウナ

サウナ好きの方はもちろんのこと、仕事でメンタルが疲れ切っている人も、『田迎サウナ』をぜひ訪ねてほしい。田迎サウナは、他の土地の人も心地良く迎え入れる他迎えサウナでもあった。

私達は人類最長の人生を生きる世代だ。その人生100年時代において大切なことは、メンタルを守ること。そして、多様性を大切にすること。田迎サウナは、心の豊かさと他人を迎え入れるヒントをくれる。

サウナの後の西日が気持ちいい。

2022年もあと2日。いい新年が迎えられそうだ。

健康マネジメントスクール

水野雅浩

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■プロフィール

健康マネジメントスクール 水野雅浩

https://healthylifepj.com/

1975年生まれ 福岡県在住 予防医学の専門家。健康経営アドバイザー。講師・作家。『グローバルで勝つ!太らない疲れない7つの習慣』はAmazon総合ランキング1位。香港の勤務時代に、食事・睡眠・運動・ストレスケア・サプリメントに気を使い仕事のパフォーマンスを上げるビジネスパーソンを目の当たりにして、日本のメタボサラリーマンとの差に愕然とする。その後、某大手外資系企業のサプリメント商品開発責任者として10年歴任。しかし、サプリメント以前に、日本では健康習慣の基礎の啓蒙が必要と痛感。健康マネジメントの専門家として、企業・大学・行政で講師として啓蒙に力を入れている。

■講演実績

【企業】富士通株式会社、東レ株式会社、株式会社麻生グループ、株式会社中外製薬、アクサ生命保険株式会社、三菱商事株式会社、JR西日本グループ、株式会社大日本印刷、コカ・コーラボトリング株式会社、大塚製薬株式会社、ネスレ日本株式会社、Huawei Technologies Co., Ltd.北日本銀行、鳥取銀行、日本海新聞社、岩手日日新聞社、京都ホテルオークラ、とりねつ株式会社、ソルネット経営コンサルティング、税理士法人中央総合会計事務所、北斗工業エンジニアリング、一般社団法人日本パーソナルブランド協会、株式会社ホーマス・キリンヤ【労働組合】全トヨタ労働組合連合会(119社)、豊田自動織機労働組合 【行政】鳥取県、宮崎県、福岡県、岩手県など 【大学】台湾大学 【塾】公文など多数

■保有資格

日本成人予防協会一級健康管理指導員(認定番号H35366)/健康経営アドバイザー 認定番号3000092)東京商工会議所/健康マスター検定エキスパート・普及認定講師 認定番号E1400471/健康美容情報認定協議会 健康美容アドバイザー認定講師/日本ダイエット協会 ダイエットプロフェッショナルアドバイザー/JADP認定 生活習慣病予防アドバイザー/サプリメントアドバイザー(認定番号H35366)/米国NLPコーチング研究所 NLPプロフェッショナルコーチ

健康マネジメント専門家

健康マネジメントスクール代表。作家・講師。予防医学の専門家。健康経営アドバイザ-。『グローバルで勝つ!30代の太らない疲れない7つの習慣』はアマゾン総合1位。企業・行政・大学で「仕事のパフォーマンスを上げる健康マネジメント」、学習塾で「子供の成績を上げる食事・睡眠習慣」をテーマに講師。著書に『親子で作る健康習慣「本番力」で受験に勝つ』がある。中央大学法学部卒業後、介護サービスに携わり10年間、人の老化と向き合う。その後の香港勤務では海外のビジネスパーソンらが実践する健康投資を目の当たりにする。日本に帰国後、12年、外資系ヘルスケア企業で商品開発の責任者を担う。1975年生まれ。福岡在住。

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