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【東広島市】黒米へそ丼に地元野菜の小鉢!豊栄の活性化拠点☆

中本祥二地域発信ライター(東広島市・三原市)

東広島市西条町に本社を置いて全国展開している総合食品加工メーカーの株式会社サタケが旧豊栄町地区の活性化拠点として営業している「豊栄くらす」さんにお伺いしました。

お店の外観です。町の中心地区の若干三次市寄り(ファミリーマートを超えて少し経った所)、国道375号線沿いにあります。

築90年の古民家を改装して、2017年にオープンしました。駐車場は12台分あります。

店内もカウンター上部などで木材がふんだんに使われています。クラシックのピアノのBGMが優雅な雰囲気を醸し出しています。

私が注文したのは「おばんざいおへそ」(税込1200円)。福富町のくぼろやさんでも頂けたへそ丼は、お店ごとに違う特徴を兼ね備えています。ちなみに店頭ではくろぼやさんと同じく黄色の幟が立っていて、広島県の新名物・へそ丼をPRしています。

そして「おばんざいおへそ」がやって来ました!メインディッシュのへそ丼は黒米仕立てです。おかずは春菊と豆腐のハンバーグ。地元の野菜の小鉢(しいたけの佃煮、梅の身のごま油かけ、煮しめなど)が並びます。とろりとした味わいが美味しい豆腐ハンバーグ!お出汁のよく効いた煮しめでした。梅の身のごま油かけは斬新な味でした。

豆腐の麺の小鉢もありました。とろりとした味わいながら、輪郭がくっきりとしていました。

へそ丼は醤油をまわしかけて、卵かけご飯のような要領でいただきました。黄身のまろやかさと黒米の粒々感が良い相性です!途中で古代米あられをかけました。あられのサクッとした食感がたまりませんでした。黄身は高光養鶏場(豊栄町)の卵を使用しています!

食後のドリンクは西条町の名高い珈琲店「寄田珈琲研究所」のブレンドコーヒーをいただきました。上品で香り高い味わいでした。OKファーム(豊栄町)のバリバリごぼう(写真右)はカリカリ食感の美味しいおかきでした。

お店のランチメニューとしては他に、「里山薬膳カレーランチ」や「栄肉ハンバーグ」やコメカラ(登録商標)のランチがあります。ドリンクやデザートのメニューも豊富で、豊栄町内のトムミルクファームさんのジェラートもあります。

広島大学など県内3大学、高光養鶏場などの地元農産業者などの多数の企業・団体が協力団体となり、JAや県・東広島市の協力も得ているこの「豊栄くらす」さんのプロジェクト。町内に分散している様々な特産品・農産品生産者が一体となって「オール豊栄」として内外に発信していく、新しい地域おこしの形だと思います。今後とも多くのお客さんで賑わい、盛況していくと共に、この地域おこしモデルが他の地域でも興ることを願ってやみません。

お店の中、テーブル席の傍では、栄肉やスライス果物のソルトなどの多くの商品が販売されている物販コーナーもあります。ランチタイム後のお土産に、ぜひいかがでしょうか。

豊栄にはこれだけ多くの特産品があるのか、と唸ります。かつての大分県知事(平松守彦氏)が提唱して全国に広まった「一村一品運動」がありますが、これからの地域おこしではそれどころか「一村十品運動」を目指していくのがいいのかもしれないと、個人的には思いました。

サタケのお店担当者様、お店の店長さん、スタッフさんにはお忙しい所、丁寧に対応していただいてありがとうございました。親切で愛想の良い皆様でした。コーヒーとおかきをご提供いただきましてありがとうございました。

レストラン 豊栄くらす

広島県東広島市豊栄町清武352-1
営業時間:11:30~16:00(平日の14:00以降はドリンク・物販のみの対応)
定休日:月・火曜日(祝日の場合は営業して別の曜日に振替休業)
電話番号:082-432-4500
お店のホームページ
お店のFacebookページ
お店のインスタグラム

地域発信ライター(東広島市・三原市)

【東広島・三原のお役立ち情報を発信します】1982年、広島県廿日市市生まれ。2006年以来、東広島市に居住しております。フリーライター、自治会会員等幅広く活動しております。日本経済新聞コラム「私見卓見」や無印良品Webマガジンに寄稿致しました。東広島・三原の良いお話を自らの「足」で知り、文章と写真で記録して発信してまいります。宜しくお願い申し上げます。 ※日経新聞以外に以下新聞の投稿欄に掲載いただけました。中国新聞、北海道新聞、徳島新聞、熊本日日新聞、人吉新聞 ※安芸太田町のNPO法人賛助会員・島根県邑南町の地域おこし団体会員・世羅町と長野県の広島東洋カープファンサークル会員。

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