こんにちは！

今回は、国分寺市東元町にある自然派カフェ、「Cafe Slow（カフェスロー）」のご紹介です！

国分寺駅南口から徒歩約5分の場所にあり、市民はもちろん、遠方から足を運ぶ方も多い人気店。その魅力を存分にお伝えしていきます！

人と自然の共存、地域のコミュニティの場としても！カフェスローとは？

カフェスローは、「人と人」、「人と自然」、「人と地域社会」をつなぎ直す場として、自然環境に負荷の少ない暮らしを提案する、オーガニック＆コミュニティカフェです。

自転車倉庫をリノベーションして作られた広い敷地内には、カフェなどの食事スペースや買い物コーナー、パン屋に雑貨屋、量り売りなど、たくさんのコンテンツが用意されています。

外観から緑に囲まれ、たっぷりと陽が差し込む構造になっており、来るだけで気持ちが晴れやかになる、そんな場所になっています。

ちなみに、店内の電力は、屋外に設置されているソーラーパネルでまかなっているのだそう。早々に驚きと感動が止まりません。

食事スペースは広々とした作りになっており、ゆったりとくつろぐのには充分すぎるほどの広さになっていました。

写真は帰り際のものですが、来店時はお昼のピークだったこともあり、席を埋め尽くすほどの人々で賑わっていました。

積極的に様々なイベントも開催されるカフェスローでは、このスペースがイベント用としても使用されます。

たくさんの貝殻やガラス玉が埋め込まれている、手作り感あふれる壁や、置かれているインテリアも、どこか自然を感じさせるナチュラルなものが多く、すぐにこの空間が大好きになりました。

スロー・カフェ宣言なるものも掲げており、有機無農薬コーヒーを通じて、生産者の持続可能な地域づくりに貢献するオーガニックカフェであることや、都市と農村、今の世代と未来の世代、人と他の生物たち、みんなのより公正な関係を目指すため、フェアトレードショップであり続けたりと、他にもたくさんの宣言が記載されていました。

ビジョンと目的意識を明確に、実際の行動は具体的にとられており、人や他の生物、地球に対する並々ならぬ愛と使命感を持っていることが伝わってきます。

ヴィーガンメニューで持続可能な地域づくり！消費者には健康な食生活を

そしてまずは、ランチメニューをいただくことに。今回は、季節のヴィーガンスロープレート（税込/1680円）を注文しました。

おしながきと共に、見た目も鮮やかなプレートが運ばれてきました。

彩とりどりの季節野菜の発酵ピクルスや、大葉のムースドレッシングで食べるオリジナルサラダなど、たくさんの想いと優しさが詰まったメニューばかり。

見た目も鮮やかなラインナップは、一品ずつ丁寧に作られており、どれも身体が喜ぶ自然の旨みたっぷりで、量も個人的にちょうど良かったです。

友人が注文していた、人気メニューのスローヴィーガンカレー（税込/1320円）も少し頂きました。

香り高いフェアトレードスパイスとひよこ豆を使用した、自家製カレー。

こちらもすべてヴィーガンメニューになっています。食欲をそそる、スパイスの良い香りと、程よいスパイシーさがクセになる逸品で、玄米とも相性抜群でした！

デザートには、ひよこ豆のスロープリン（税込/700円）を注文。優しい味わいに最後まで大満足の食事タイムとなりました。

また、ランチメニューに添えられていた、産地や作り手の方の想いが伝わる「おしながき」。

これを持ち帰らない場合には、クシュクシュに丸め、食べ終わった食器の油分を各自でふき取ってもらうことで、少しでも排水溝に流れる油分を減らしたいとの記載があり、みんなで少しずつ、できることから行動に移すことのきっかけ作りや、徹底された環境への配慮に感銘を受けた瞬間でもありました。

レジ脇では、実際にランチメニューに使われる、玄米やコーヒー、雑貨やクッキー、甘酒などの購入ができるようになっていました。

ライフスタイルを見直すきっかけに！カフェスローが提案する、みんなに優しい暮らし方

そして食後は店内後方にある量り売りコーナーへ。

量り売りコーナーに入ってみると、食品や調味料、日用品まで、ありとあらゆる種類の商品がずらりと並んでいました。

始めて見る、お酢やしょうゆの量り売りシステムにも驚きが止まらず。

ちょっとだけ試してみたい時にも最適ですよね。

栄養素や成分がそのまま残り、一般的な加熱はちみつに比べ、身体にも良いと言われている「非加熱はちみつ（￥800/100g）」も量り売りが可能。

大豆ミートナゲット（￥84/20g～）も量り売りでの購入が可能なので、お肉を食べない方はもちろん、試しに少しだけ食べてみたい！という方にも嬉しい購入方法となっています。

身体にも優しいオーガニック食品を、好きな分だけ、必要な分だけ購入できるとあって、大人から子供まで、真剣に選んでいる様子も見られました。

食品のみならず、日用品までオーガニックでそろえることができてしまうこのコーナーには、なんとシャンプーの量り売り（￥403/100g）まであります！

国産・無添加・自然由来成分の、家族みんなに優しいシャンプーが、100グラムごとに購入でき、持参したボトルに詰めて持ち帰りが可能。

また、世界中で問題になっている、フードロスの削減に対する取り組みについても積極的なカフェスロー。継続的に、賞味期限切れ商品の販売も行われていました。

日本ではとりわけ、食品ロスは深刻な問題であるにも関わらず、対策に関して他国から大幅に遅れをとっている現状も否定できません。そんな中、個人が具体的に移せる行動の選択肢が広がることは、とても大きな意味を持つと感じました。

一個人としても、こういった取り組みは積極的に利用していきたいと思います。

筆者が特に面白いと思ったのは「Share Seeds（シェアシード）」という取り組み。

自分で育てた野菜やハーブ、花の種をみんなで分かち合う活動として、必要な分だけ、無料で持ち帰ることができます。

ひとつひとつに種の種類や育て方、想いが書き込まれていました。

種を持ち帰った人がまた新たな種を作り、この場所に持ち寄る、そんな自然と共存するサイクルを続けていけたら、環境に優しく、地域のつながりの強化にも繋がるのではないでしょうか。

市民共有の畑スペースの整備をしたり、地産地消や観光資源のために「こくベジ」というブランド野菜の生産・販売に力を入れている国分寺市に、ピッタリな取り組みだと感じました。

「環境に負荷のかけない暮らしを提案するお店」にふさわしく、様々な角度から、環境問題や健康問題に向き合う姿勢には終始考えさせられることだらけで、ひとりひとりの小さなアクションや選択が何よりも大切だと、身をもって再認識する時間にもなりました。

皆さまもぜひ、足を運んでみてくださいね。

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