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【姫路市】プレオープン時には行列が。コーヒーとおやつの店「GREEN HANDS COFFEE」

千姫文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

店舗が完成するまでの2カ月間の道のりをインスタグラムのストーリーズで見守っていた千姫は、「GREEN HANDS COFFEE」の一員のような気分に。2月29日、姫路市忍町にオープンした手回し焙煎コーヒーとおやつの店。実際に訪ねると、想像していた通りの心が温まる場所でした。

互いに引き立て合うコーヒーとドーナツ

高校の同級生だった萩原美希さんと雅貴さん。結婚前から各地の喫茶店巡りを楽しんでいたそうです。「コーヒーの味だけではなく、空間とか装飾とかを感じながら“ほっ”とするのが好きで」と。いつかは夫妻も店を持ちたいと考えていました。

ステイホーム期間中、YouTubeを見たり、ドリップのワークショップやパン教室に参加したりして、コーヒーの淹れ方や菓子作りを学び、美希さんはナチュラルスイーツマスター資格も取得。2020年秋から間借りカフェやイベント出店をスタートし、今回、店舗のオープンへ。

「GREEN HAND」は「未熟者」の意味で、2人だから複数形の店名にしたとのことですが、今やなんのその。コーヒーは苦みがほんの少し。深煎りだけれど「すうっ」と飲める! おやつはドーナツがスタンバイ。北海道で収穫されたキタノカオリ小麦を使用し、中はもちっ、全体的に軽やか。ほっぺが落ちた~!

「コーヒー」(500円)。豆の種類は気まぐれで。「デカフェ」もあり
「コーヒー」(500円)。豆の種類は気まぐれで。「デカフェ」もあり

「ドーナツ」。この日はシュガーとシナモンの2種(各300円)
「ドーナツ」。この日はシュガーとシナモンの2種(各300円)

「おやつに合うコーヒーを意識している」とは雅貴さん。コーヒーが主張し過ぎずドーナツの味わいを高めているし、ほんのり甘いドーナツがコーヒーの味わいを引き立てています。相乗効果!

まちの風景に溶け込んでいる店舗

取材中もひっきりなしにお客さんが。4坪の店内。店内外にベンチはあるものの、テイクアウトが中心。コーヒーをオーダーしてからの待ち時間、カウンター越しに夫妻と交わす何気ない会話もポイントかも。気持ちがほぐれていきます。

「グリーンハンズのおやつ」にファンが多いのも分かりました。

「グリーンハンズのおやつ」。左から「LEBRON‘s Cookie」(200 円)、「カノジョのスノーボールクッキー」(250円)
「グリーンハンズのおやつ」。左から「LEBRON‘s Cookie」(200 円)、「カノジョのスノーボールクッキー」(250円)

本日出合えたのは2品。アメリカのシリアルとホワイトチョコが入った「LEBRON‘s Cookie」、きび砂糖を使いサクッほろりで塩気もある「カノジョのスノーボールクッキー」です。

ほかに、雅貴さんがイラストを描いた大小のステッカーやトートバッグも。

「ステッカー」(大500円、小200円)
「ステッカー」(大500円、小200円)

姫路市内で間借り営業をしている「ホネカレー」とのコラボ商品「オリジナルトートバッグ」(1500円)
姫路市内で間借り営業をしている「ホネカレー」とのコラボ商品「オリジナルトートバッグ」(1500円)

雅貴さんの趣味で集めたソフトビニール人形をはじめ、知人のコラージュアートなどが飾ってありました。

美希さんは「『前からあったお店みたい』と声をかけられたのが嬉しかった」と笑顔。
外観や内装、コーヒー、ドーナツ、おやつにステッカーにトートバッグ、夫妻とのコミュニケーション、すべてがまちの風景に溶け込んでいます。

GREEN HANDS COFFEE
兵庫県姫路市忍町28
営業時間:12:00~18:00
定休日:日、月、火曜
駐車場:なし
※問い合わせはインスタグラムのDMから

文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

大好きな姫路のまちを、さらに元気に―。その一心で執筆をしています。千姫自身の率直な感想と取材で得たこぼれ話などを通して「ここに行きたい!」と心が動く場所を紹介していきます。元新聞記者、モデルとしてはファッションショー・ヘアショーに出演。 Yahoo!ニュースエキスパート2023年10月、11月、2024年3月 地域クリエイターMVA受賞

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