口コミサイトでも評価の高い串揚げ店の2号店！

　2022年9月に大阪・天満へ移転リニューアルオープンした「串 創作料理 Rin」。食べログなどでも評価の高い天満橋の「串カツとお酒 凛 」の2号店になります。本店に比べると高級路線で、月替わりのコース料理を提供。2023年1月3日（火）から期間限定で提供する「1月限定コース」を試食できるチャンスがあったので行ってきました。

　場所は、大阪・天満でJR天満駅を西に進んだ天神橋筋沿い。

　1階に「サーティワンアイスクリーム」のお店が入るビルにあります。ちなみにお向かいは、関西テレビの本社。

　お店があるのは2階。

　店内は、キッチンを囲むように作られたカウンター席がメイン。

　奥にはテーブルでコースを楽しめる個室があります。

職人が生み出す個性あふれる串揚げが楽しめる！

　カウンター席に囲まれたキッチンでは、揚げるところは油が飛ばないように囲われていますが、オープンキッチンスタイルで仕上げの調理をするとところを見ながら食事を楽しめます。

　調理を担当するのは基本的に店主の水口貴裕さん。大阪を代表する高級串揚げの専門店「串の坊」で修業。“おいしい串かつをリーズナブルに提供したい”と2009年に「串カツとお酒 凛」をオープン。現在は食べログで3.46と高い評価を得ています。今回、訪問した「串 創作料理 凛」はその1号店のノウハウを生かしつつ、宮崎や鹿児島産の黒毛和牛や毎朝市場に足を運んで仕入れる魚介、有機の野菜など、素材にこだわった個性的な串揚げを用意します。

　また、串揚げ以外に前菜や串焼きがコースに加わっているのも大きな特徴です。

　プレモルのマスタードリームの生ビール800円や、ジンソーダに六700円や虎ノ門900円使用するなど、ドリンクも高級志向。また、焼酎や地酒はそれぞれ10種以上そろえます。もちろんグラスの赤白各800円〜、泡1,200円といったワインも。

　特にプッシュしているのが、サントリーのウイスキー碧（AO）。

　専用の機器で作る水割りがおすすめということで、ファーストドリンクは碧の水割り750円に。ほどよいモルト感のある水割りでした。

個性的なアイテムがそろうコースメニュー！

　串揚げは基本的にコースで提供。串揚げコース6,600円、Rinコース8,800円、奏コース9,900円の3コース。Rinコースの一部を試食してきました

自家製プレザオラ／菊芋のさっぱり煮／魚介とトマトソースコンソメジュレのせ

　前菜として用意されているのがこの3品。牛肉の生ハムはプレザオラはディアボラソースで味わいます。見た目以上にやわらかで旨味もたっぷり。菊芋は見た目以上にとろりとした食感。魚介は北海道産のホタテとエビのムースに上品なジュレソースがのせられています。

有機野菜のスティック

有機野菜はきゅうりやダイコンのほか、ヤーコンや赤万願寺など珍しい野菜も。サワークリームのディップをつけて食べます。

大トロ餅

最初の揚げ物は、揚げた餅に漬けの大トロをのせています。にぎり寿司のようなルックスでもありますが、脂ののった大トロとエアリーな揚げ餅の組み合わせは、最初からハッピーな気分にさせてくれます

薩摩地鶏揚げと焼き トリュフ塩で

　先端部分が揚げてあり、手元に近い側が焼いているという、ひと串で地鶏の串揚げと焼鳥が楽しめる、ありそうでなかった一本です。揚げた部分はふんわりやわらかく、焼いた部分は締まっていて噛むほどに旨味が広がるという味わいの違いも魅力。

マサラケレーと肉じゃがポテト

　向かって右側の手元部分はふんわりとした肉じゃが。

　先端の部分は、黄身の部分を取り除いたウズラのゆで玉子の中にカレーを仕込んでいます。

下仁田ネギの餅豚巻き

　もち豚のバラ肉で下仁田ネギを巻いた焼き物。とろりとしたねぎを包むバラ肉は肉厚で脂のしっかりした旨味。甘さのある青唐味噌もいい仕事をしています

タタキゴボウとべにくるりの野菜スープ

　箸休め的に用意されるのは、ベシャメルをベースにダイコンの紅くるりや鶏肉などが入った具だくさんなスープ。ゴボウの旨味をたたきにすることで最大限に引き出されています。

トリュフ香るジャがバター

　真っ黒な串揚げに添えられたのはポテチとトリュフ塩。

　真っ黒な串揚げの中身は、青森県産のじゃがいもキタアカリで中心部にはバターが。噛むとバターがあふれ、口の中に広がります。さらに食べ進むとトリュフの風味も。

ふぐとたらの白子　ポン酢ジュレのせ

　揚げたふぐの上にタラの白子とポン酢のジュレをのせています。もっちりとした食べ応えと旨味のふぐを白子のソースで味わうような感覚。

キミだけの玉子かけご飯

卵黄をのせたライスコロッケです。

　もっちりとしたライスコロッケにのる卵黄は、龍のたまご。卵黄を漬け込むのは、白ねぎ、ショウガが入った醤油ダレです。

有機苺大福

　デザートとして用意されるのは、自家製のフルーツ大福。

　ひもを引っ張るとキレイに真っ二つに。ほどよいねっとり感の求肥に包まれたいちごは想像以上にジューシーでした。

串で料理を表現したい！

　「うちでしかできない創作メニューを作りたい」と水口店主。「個性的な串で料理を表現したい」とお寿司やカレーなど、これまでなかったような串揚げを作りあげています。

　ゆったりと食事できるように広く作られたカウンター席に座ると驚きに満ちた料理の数々が登場。目の前で調理したできたてを味わうことができるので、ちょっとした贅沢な食事のひとつとして候補にしてもいいんじゃないでしょうか。また、表玄関以外にエレベーターで個室へアクセスできるようになっているので、大事な接待などにも向いています。

　ちなみに、ランチは串8種にサラダ、ごはん、味噌汁がセットになって1,320円。さまざまなニーズに応えられて、個性的な串揚げがいただけるお店でした。

お店の公式Instagram

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