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1食分の野菜ってどれくらい?1日分の野菜をとるのって意外と大変

富江弘幸ライター・編集者

今日のランチは、ローソンの「1食分の野菜が摂れるちゃんぽん(糖質オフ麺使用)」。

仕事が忙しいとランチはコンビニ弁当やカップラーメンになりがちだが、少しは野菜をとったり、栄養バランスを考えたりということは意識している。意識と行動は別なのでそこは深く掘り下げて話そうとは思わないが、今回はちょっと行動が伴った感じがするので報告しておく。

まあ、そういったことを意識しているので、ローソンに行ったときに「おっ、これで1日分の野菜がとれるのか、いいじゃないか」と思って「1食分の野菜が摂れるちゃんぽん(糖質オフ麺使用)」を手にとった。

頭の片隅で、「1日分の野菜ってこんなもんでいいのか楽勝だな」という考えと、「おい、よく考えろ。うまい話には必ず裏があるぞ」という考えが交互に現れては消え、現れては消えていたが、いつのまにか「Suicaでお願いします」と言っている自分がいた。

で、仕事場に戻ってよく商品を見てみると、「1食分の野菜」としっかり書いているではないか。「そりゃあ1日分の野菜がこんなに少ないわけないよな」という考えと、「1食に含まれる野菜が1食分の野菜ってなんやねん。小泉進次郎か」という考えが交互に現れては消え、現れては消えていたが、結局自分がちゃんと見ていなかったということを認めたくないだけなのである。

まあ、それはいいとして「1食分の野菜」ってなんなのだと思い、検索してみたが、意外と「1食分の野菜」をウリにしている商品があるものだ。

まず、「1日分の野菜」とは、厚生労働省が推奨する1日の摂取目標値である350グラムの野菜のようだ。そして、ローソンでは言及していないようだが、「1食分の野菜」はその350グラムを3食で割った約117グラムの野菜ということになっているらしい。

しかし、「1日分の野菜」117グラムって食べてみると思ったより少ない感じだなと思いつつも、これを3食しっかり食べているかと言われると、絶対食べていないと断言できる。写真でどれくらい想像できるかわからないが、正直言ってかなり少ない。でも、かなり少ないにも関わらず、それを3食続けるのは意外と大変。それを考えたら、とりあえず1食分はこれでしっかり確保できるわけで、消費者にとってはわかりやすいかもしれない。

ちなみに、麺は糖質オフってわりにはモチモチで食べごたえもあってしっかりおいしかった。

ちなみにちなみに、今日は朝食を食べていなかったので、「1食分の野菜」は1食分に満たなかったことも報告しておく。

ライター・編集者

ライター・編集者。1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在はウェブ、紙を問わずさまざまな媒体で記事を執筆している。日本ビアジャーナリスト協会のビアジャーナリストアカデミー講師も務める。著書に『教養としてのビール』(SBクリエイティブ、サイエンス・アイ新書)など。

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