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もともとは中華料理屋?神田カレーグランプリ殿堂入り?日乃屋カレーで「名物カツカレー」ランチ

富江弘幸ライター・編集者

今日のランチは、日乃屋カレーの「名物カツカレー」。

どうしてもカレーが食べたくなってしまったのだが、たまにはココイチ以外のカレーも食べてみようということで日乃屋カレーに。

日乃屋カレーは「神田カレーグランプリ優勝&神田史上初の殿堂入り」というコピーを打ち出しているが、意外とその実態は知らずに食べていたりする。そもそも神田カレーグランプリをよく知らなかったり、いつ優勝したのかとかも知らず。

と思って検索してみたが、業界3位のカレーチェーンにも関わらず情報量が少ない…。Wikipediaにも情報はないし、公式サイトでもあまり情報発信をしようという感じがない。

それでもちょっと調べてみると、ようやく少しわかってきた。

2013年の神田カレーグランプリで優勝し、2015年には3年連続優勝ということで、史上初の殿堂入り。ということなのだが、日乃屋カレーが誕生したのが2011年なので、そこから短期間での優勝、殿堂入りということがすごい。

ちなみに、神田カレーグランプリは神田カレー街活性化委員会が主催している、神田のカレーナンバーワン決定戦。神田界隈にはカレーを出す店が多く集まっており、カレーの街としてアピールしていこうという取り組みでもある。なお、神田カレーグランプリのウェブサイトの「カレー店一覧」には、2023年5月現在、521店舗が掲載されている。

そして、日乃屋カレーで興味深いのが、そもそもはカレー屋ではなく中華料理屋だったということ。

社長の父親が営んでいた中華料理屋でカレーを出したのがきっかけらしく、その店が湯島にある日乃屋本店。チェーン店として展開している店は「日乃屋カレー」なのだが、本店だけは「日乃屋」となっていて、看板に「中華そば カレーライス」と書かれている。

ということで、日乃屋本店では中華そばが食べられるらしい。どんな中華そばなのか興味があるので、ぜひ今度訪れてみたい。

さて、今日食べたのは「名物カツカレー」。揚げおきしてあるのか、注文したらすぐ出てきた。一般的なカツの場合は縦に切るものだが(縦というのかよくわからんが)、「名物カツカレー」はさらに横に一度切っている。ちょっと薄めのカツで、食べやすいといえば食べやすい。

カレーソースはかなり甘め。甘味が去ったあとに、まあまあ強めの辛さがやってくる。極端に辛いわけではないが、カレーチェーンの中では辛い方ではないだろうか。赤い福神漬とらっきょうがいいアクセントになっている。

と、いろいろ調べながらも、カレーを堪能。次は日乃屋本店に行って、中華そばを食べてみたいところだ。

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ライター・編集者

ライター・編集者。1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在はウェブ、紙を問わずさまざまな媒体で記事を執筆している。日本ビアジャーナリスト協会のビアジャーナリストアカデミー講師も務める。著書に『教養としてのビール』(SBクリエイティブ、サイエンス・アイ新書)など。

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