あじさい神社として名高い、相生市若狭野町にある「若狭野天満神社」。今年5月にデビューしたばかりのご朱印帳がステキです。また神社でいただけるご朱印もいろいろな工夫が凝らされているので、ご朱印ガールとしては興味津々。ご朱印やご朱印帳を詳しくご紹介します。

「若狭野天満神社」はこんな神社

相生市若狭野町にある「若狭野天満神社」は、文武両道の神・菅原道真公(すがわらみちざねこう)と、天照大神（あまてらすおおみかみ）の長男にあたる天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)の二神をご祭神としてお祀りしています。

境内に咲くあじさいが魔除けや厄除けのご利益がある花とのことから、魔除けの神社「魔除け天神」(まよけてんじん)としても知られています。
6月中旬から下旬には、境内のアジサイが見ごろを迎え、美しく咲き誇ります。

新しいご朱印帳はこちら

「若狭野天満神社」で、今年5月に新しくオリジナルご朱印帳ができました。
こちらがそのご朱印帳です。ステキでしょう。

木製のご朱印帳で、表紙には参道の入り口にある鳥居が、裏表紙には龍王神社が描かれています。
どちらも写真をイラストに変換した原画を使っています。写真のようなイラストのような原画の雰囲気は今風で、今までにはないタイプのご朱印帳です。

表には「魔除け」、裏にも「虹」という「隠し文字」が入れられて、ひとひねりされた遊び心もとっても楽しい。

ご朱印ガールの私としては、いただかないわけにはいきません。

ご朱印もステキ

せっかくご朱印帳をいただいたので、最初のページにご朱印をお願いしました。
この神社でいただけるご朱印は2種類です。
直接書いていただけますが、書き置きのものもあります。

「天満神社」のご朱印です。
真ん中に「天満神社」と書かれ、四角の朱印は「天満神社」、周りに「相生市若狭野」と入れられています。右肩にはあじさい神社の文字とあじさいが描かれた朱印が押されています。そして右下には神社の別社紋である「梅亀（うかめ）紋」と参道の鳥居が描かれた印が押されています。
また緑の印は、3月はサクラ、4月はタケノコ、6月はカエルなど、月替わりで押されるのもポイント。

本殿脇に祀られた「龍王神社」のご朱印です。
カッコイイでしょう。

龍が天に昇っているかのようなブルーの印が印象的ですが、こちら、ご神木の檜の一部から作ったものです。今月は緑で押されている雲ですが、こちらは月ごとにカラーが変わります。
これらの印、すべて宮司の福田さんの手作りです。

毎月お参りしてくれる方のためにと作ったのが、12カ月コンプリートした方のみいただけるご朱印です。

カッコイイですよね。
上側の丸い印は、アルミニウムの円柱に元の原画を写し取って彫ったそう。
真ん中には神社の別社紋である「梅亀（うかめ）紋」、その横に「天満成就」の文字、周りには、道真公と天忍穂耳命の二神、鳥居、龍などが描かれています。

下の四角い印は大地から日が昇る構図にしています。
もちろんこちらも福田さんのお手製です。

文字といい印といい、かなりのクオリティなので、どこかで学ばれたのかと聞いてみました。
「私は神職としては少し変わった経歴で、理科系の大学・大学院で機械や原子核工学を学び、会社では設計技師でした」とのお答え。こちらも興味深いです。

「自分だったらどんなご朱印帳がほしいかなと、見えないものを考えながらデザインしました。毎月のようにお参りに来てくださる方にも、何か喜んでいただけるものをと考えました。アジサイの季節以外にもお参りに来ていただきたいですね」と福田さん。

高齢の方でもお参りがしやすいように、段差を少なくバリアフリーにしています。拝殿近くまでも車でいけるので、ぜひ気軽にお参りしてほしいステキな神社です。

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