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【赤穂市】「奥藤Bar今夜も搾らないと」今年も大人気のイベントに。2月は出張搾らないともあるよ!

歌見フリーライター、御朱印ガール、仏像女子(赤穂市・相生市)

酒蔵で蔵出し搾りたての酒を飲む人気のイベント「奥藤Bar今夜も搾らないと」が今シーズンもスタートしています。11月、12月と回を重ね、1月が今シーズンの3回目。20日に開催され、約60人がおいしい新酒と料理、楽しい会話に酔いしれた夜となりました。

「乾杯」の発声からスタート

1月の搾らないとで用意されたお酒は、「乙女吟醸」「忠臣蔵山廃純米」「忠臣蔵純米吟醸」の3種類です。
毎回、杜氏である奥藤利文社長が用意した酒の種類などを説明し、ちょっとしたエピソードを交えながら紹介して「乾杯~!」でイベントが始まります。

会場となっているのは、売店のある蔵の軒下。2014年に奥藤酒造郷土館の1階を整備して「寄合蔵」を作ってからは屋内開催をしていましたが、先シーズンから事情で使えなくなり、当初開催していた軒下が会場に。

吹き曝しだった軒下も、波板を貼ったりビニールシートで覆ったりと、できるだけ寒くないようにと工夫を凝らしています。

酒に合う料理も楽しみの一つ

うまい酒につきものなのが、うまい料理。
毎回、市内外の料理店から、酒に合う折詰を用意します。
今回は、地元・坂越の仕出し料理店「いわもと」の折詰です。こちらのお店、奥藤社長御用達の店ということもあり酒好きの好みを熟知したラインナップ。お造りはもちろん、炊き合わせや焼き魚、酢の物なども、酒のアテにピッタリです。

毎回、奥藤の酒粕を使った「粕汁」が付きますが、今回は粕汁もいわもと特製です。白味噌仕立ての上品な味で、ブリのアラも入って、さすが日本料理店の力を発揮し本格的なおいしさです。

毎回、温かい一品であったり粕汁であったり、なんらかのお料理を提供する「煉瓦屋R」からは「おでん」を提供。
屋外開催の場合は、特にこんな一品で身体が温まりますよね。

お料理は、赤穂市内を中心にいろいろな飲食店で「お酒に合うラインナップを」と依頼し、各店それぞれに工夫を凝らしたメニューで参加者を満足させてくれます。
2月の折詰も楽しみですね。

ノミュニケーションを楽しめるのが醍醐味

美声を披露するジャン・カルロさん
美声を披露するジャン・カルロさん

おいしい酒と料理と、何といっても楽しいのがコミュニケーションです。
毎回60人ほどが参加しますが、地元の常連さんもいれば、県外からの方も。毎回楽しみに参加する方もいれば、たまたまのご縁で参加する方も。
老若男女が集う場なので、一緒に参加したグループの仲間はもちろん、他のテーブルのいろいろな人と楽しい話で盛り上がるのもこの会ならでは。
まさに”ノミュニケーションの場”になるわけです。
私は、それがこの会の一番の醍醐味だと思います。

1月の搾らないとは、滋賀県在住のイタリア人の方が参加。
おいしい酒で気分が上がったのか、カンツォーネが飛び出す一場面もあり、「ブラボー、ブラボー」と会場は拍手喝采で大盛り上がり。

尾崎の演歌歌手・小林千恵さんとジャンカルロさん
尾崎の演歌歌手・小林千恵さんとジャンカルロさん

今回参加していた赤穂市尾崎の演歌歌手・小林千恵さんも一緒に『津軽海峡冬景色』を歌い、会場が一体となって盛り上がりました。

無類の酒好きが満足するイベントとして定着

「酒部」のみなさん
「酒部」のみなさん

播州地域で、おいしい酒のイベントを企画したり、酒のイベントに参加したり、無類の日本酒好きが集まるグループ「酒部」のみなさんです。
姫路市、高砂市、宍粟市、岡山市など、市外から参加しています。
ほぼ皆勤賞ともいえる「酒部」のみなさんに、このイベントの魅力をお聞きしました。
「蔵元と一緒に蔵で酒を飲めるのが、何よりの魅力です。酒の話を詳しく聞けるのがいいですね」「搾りたてが飲めるのがいい。他のイベントでは、搾りたてといっても数日前に搾っている場合が多いけど、こちらは本当に搾りたてですから。なくなったら杜氏自ら搾りに行ってくれますし(笑)」「リーズナブルなイベントですよね。酒も料理もいうことなし」などの声も聞けました。

「酒部 はりまの純米系」のfacebookはこちらから

地元・坂越在住の牟礼市長
地元・坂越在住の牟礼市長

「宴もたけなわですが、ここで一旦中締めとさせていただきます」との言葉で、いったん閉会です。
今回の閉会は、このイベントをこよなく愛する牟礼赤穂市長の「一本締め」で終了でした。

2月度「奥藤bar今夜も搾らないと」
日時:2月17日(土)18:00~20:30
場所:奥藤酒造(奥藤商事(株))兵庫県赤穂市坂越1419-1
会費:4,500円
定員:60人程度
内容:忠臣蔵キャトルセットなど2~3種類の新酒と料理
申し込み・問い合わせ:090-5012-0617

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2月は「奥藤Bar今夜も搾らないと・まちなか編@鈴吉屋」も開催

2月は出張搾らないと「奥藤Bar今夜も搾らないと・まちなか編@鈴吉屋」も開催します。
12月に第1回を開催して好評だったイベントの第2弾です。
こちらは、お城通りの佃煮・土産物店「鈴吉屋」のイートインスペースを利用して、蔵出し搾りたての酒を飲む会です。
「蔵まで行きたいけど遠くて行けない」「寒いのが苦手」という方のために、出張で開催しました。

12月の鈴吉屋特製折詰はこんな感じ。
さすが海産会社ならではの強みを発揮して、自社の佃煮はもちろん、酒に合う海産物を中心に提供。イートインスぺースで人気のたこのからあげや牡蠣のからあげなどもラインナップしました。揚げ物が熱々でいただけるのはうれしいですよね。

鯛のあらだきも熱々でおいしくいただけます。
この他に、おくとうの酒粕を使った「粕汁」もありました。

参加者からは「蔵の雰囲気もいいが寒いのが苦手で。店内は温かいので料理の味も酒の味もよくわかってよかった」などの感想がありました。

本家・搾らないと、出張・搾らないと、どちらもおいしい酒と料理が楽しめることは共通です。
日本酒好きな方、日程の合う方、ぜひお越しください。

奥藤Bar今夜も搾らないと・まちなか編
日時:2月11日(日・祝)17:30~20:00
ところ:鈴吉屋(兵庫県赤穂市加里屋2200)
会費:4,000円
定員:20名程度
内容:「乙女吟醸」「忠臣蔵山廃純米」「忠臣蔵純米吟醸」の3種類の新酒と料理
申し込み・問い合わせ:090-5012-0617

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フリーライター、御朱印ガール、仏像女子(赤穂市・相生市)

フリーダムな仕事人で、居住地・赤穂から、兵庫県を中心とした関西一円を飛び回っています。旅行が好き、旅先でおいしいものを食べるのが楽しみな食いしん坊です。手がけた「乙女の御朱印めぐり旅」シリーズ(共著)で紹介しきれない神社仏閣の魅力、女子目線でのグルメやショップ情報、イベント情報なども、赤穂・相生発でお届けできたら幸せです。

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