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【札幌市中央区&北区】ついにパセオの営業終了が迫ってきた初秋の札幌駅。

ゆべーる地域クリエイター(札幌市)

ついに「パセオ」営業終了のカウントダウンに入った。

札幌駅を約10日ぶりにうろうろしていると。。。

いつもお世話になりました。
いつもお世話になりました。

ついに、2022年9月30日の「パセオ」営業終了に伴い、パセオにあるあちこちの店舗も、そして通称「コインロッカー通り」という愛称で親しまれてきた「南側連絡通路」の店舗にも、閉店の看板が。

品数が多くて大好きだったこのセブンイレブンも今日はものが少なかったです。
品数が多くて大好きだったこのセブンイレブンも今日はものが少なかったです。

本当にお世話になりました!
本当にお世話になりました!

電車待ちの時、よく利用しました。
電車待ちの時、よく利用しました。

通訳案内士(英語ガイド)になる前、英語添乗員がメインの仕事だった頃によく利用しました。
通訳案内士(英語ガイド)になる前、英語添乗員がメインの仕事だった頃によく利用しました。

あのコインロッカー群は9月30日を待たずして移動を開始するようです。これを見る限り、移転先は書いていないようでした。他に案内があったのでしょうか?

取材でお世話になった「わかさいも」さんは別なところでグランドオープン!これは少しホッとしました!

西コンコースの北側の化粧室は、明日からまた再開するようです。

将来のために、少しでも歴史を記録しておきたい。

時代は変わりますね。

ガイドとしてもライターとしても、札幌と北海道全てを愛する人間としていつも街角の歴史を調べているのですが、時にはあまりにも歴史の資料が少なくて愕然とします。

そのため今日の日記は、将来の自分に向けて書いているつもりです。

2022年9月30日に「パセオ」と「南側連絡通路」がついに閉鎖したよ。そうしてその10日前はずいぶん札幌駅がざわざわしていたよ。そんなことを思い出すための記録です。

つい数ヶ月前に、実質ここが駅構内の北6条通りで、この南側連絡通路はギリギリ北区で、中央区との境目は、この通路と大丸の間の壁にある!と自分で盛り上がっていた通路も、鐘の広場があった北側通路に続いて閉鎖。

その時の思い出の今年5月の記事「知らなかった!サツエキは中央区と北区にまたがっているなんて!」 

を書いたのは、本当につい最近のことなのです。

団体旅行の受付場所が、消えた。

消えた北側連絡通路の「鐘の広場」の代わりの団体旅行の受付場所として、2021年から2022年に機能した東コンコースの「四季彩館」前のスペースも、8月には撤去されたようです。

看板も床に引かれた線もなくなりました。

こんなに狭いところに絶対全ての旅行会社のお客さんは入れないよな、と思いながら受付をしていた、団体旅行添乗員の最後のキャリア?(もうガイドとライターに集中してしまうかもしれないので)の思い出が詰まった場所も、きれいさっぱりとなくなりました。

私が今年の3月に注意!札幌駅のバス団体ツアー集合場所が、東コンコースに変更しています」という記事を書いた時にはまだここが浸透していなくて、間違う人が多かったのですよね。

本当にあの狭いスペースで検温、健康チェックシートなどにこやかにご協力いただきました、日本語に翻訳すると「旅行倶楽部」社のお客様たちとは、本当に良い旅の思い出ができました。またいつか再登場の時にはご挨拶したい方がたくさんいます。

今でも添乗員をやっている友達から聞くと、各社団体旅行の受付場所がなくて散り散りになったとのこと。秋のシーズンはどうするんでしょうか。

外のバス駐車場付近でやっている会社もあるとのことですが、これから寒くなるので大変ですね。バスにまず乗り込むのかもしれませんが、そもそもピーク時にはいつもバスが入りきらず、北9条付近までバスが並んでいて、「四季彩館」前で集合して、バスまでお客様を引率することもしばしばでした。

これからはバスに集合と言っても、駐車場にバスが入れない場合にはどうするのかなあ。。。

ここでお客様を受付するのは、かなり大変!
ここでお客様を受付するのは、かなり大変!

鉄道の思い出コーナー?で思う事。

そんな中、あれ、西コンコースの北側で何やら工事をしているぞ、と寄ってみると。

その隣に、小さな鉄道関係の思い出コーナーがあったので、立ち寄りました。

いくつかの貴重な資料はガイド&ライターにとっては素晴らしい情報源なので、食い入るように見ていましたら、1960年代後半の懐かしい北海道の国鉄路線図が。写真のアップは控えますが、これは貴重です。この1枚からたくさんの歴史が読み取ることができますので、ぜひ立ち寄ってみてください!

まだ手稲駅の名前は「軽川」と書かれていますし、その隣はもちろんいきなり「銭函」駅で、次は「張碓」駅です。

千歳線に目をやりますと、駅の順番が「苗穂」「東札幌」「月寒」「大谷地」というサイクリングロードで旧駅巡りをした記事(「白石こころーどは廃線跡だって知ってた?」)で書いた駅が、この地図の中ではまだ現役だった時代です。

そして、佐呂間湖が猿澗湖という表記になっていました。 

この地図は、僕の小学校の頃のお弁当を包んだお気に入りのハンカチの柄だったんです。

なんだか、消失しつつある現在、出現しつつある未来、そしてまだ「生きている過去」(同名のアンリ・ド・レニエの小説のことを思い出しました)。。。たくさんの時間軸が交錯している、今日の札幌駅でした。

そんな中、安田侃氏の「妙夢」は相変わらずの魅力を放っています。この作品の周囲は、僕を含め本当に多くの札幌市民の思い出がつまった場所でしょうから、ずっと変わらず札幌駅を見続けていてほしいですね。

■札幌駅■

住所:札幌市北区北6条西4丁目1-1

(駅ビルは中央区北5条)

オフィシャルサイト(JR北海道)は、こちら

札幌駅の新幹線工事の情報などは、こちら

地域クリエイター(札幌市)

通訳案内士(全国&札幌)、そしてライターや町おこし組織の認定ガイドとして、いつも札幌市内の出来事やおすすめ情報を探しに歩いてます。コーヒーショップ、ワイン、レストランなどが大好き。またホルン奏者でもあります。

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