【倶知安町】スラローム/57年の歴史についに幕!今までありがとうニセコアルペンのラストメニュー!
みなさまこんにちは、ニセコのトーストライター伊達千歳です。
ニセコアルペンの閉店に動揺し、なかなか文章が出てきません、未熟者です。
ニセコアルペンが今月で閉店になり、その知らせは以前から届いておりました。
ラストアルペンの写真は夏の閑散期ではなく冬の賑わっているところを撮りたい、と1年待っていたら、海外からの観光客がどっと押し寄せ、大混雑して地元民はレストランそのものに入れない事態に。
シーズンが終わりかけになり、この間やっと席が空いていたので、滑り込みセーフでランチすることができました。
【倶知安町】スラローム/スキーヤーとともに過ごしたレストラン
スラロームは、ニセコエリアでも有名な「グランヒラフ」というスキー場の目の前にある、ホテルニセコアルペンの2階に位置するレストラン。
「スラローム」はアルペンスキーの種目のひとつですね。語源は「緩やかな斜面についたスキーの跡」という意味で、まさに眼前のグランヒラフそのもの。
本当に、このニセコ連峰を望む大自然に囲まれた、絶好のロケーションのスキー場を有するホテルの起源を象徴するネーミング。
極上のパウダースノーでスキーやスノーボードを満喫した後に、スキーシューズのままこのレストランに入ってランチしたものです。
だいたいお昼の12時頃になるとレストラン前は、午前中いっぱいグランヒラフスキー場で楽しんだスキー客の長蛇の列。
地元民がランチしようとしてもこの時期は難しく、出直すことも1度や2度ではありませんでした。
【倶知安町】スラローム/総料理長ふわふわフレンチトーストでキメ!
2021年、コロナ禍のダメージがまだ癒えぬ中、スラロームの総料理長に就任してくださった中井氏のオススメ兼必殺技が、この「ふわふわフレンチトースト」。
なんという乙女心を鷲づかみにする、エレガントなビジュアルでありましょうか。
たっぷりと味わわせてもらいましょう!
注文を受けてからじっくりとろとろと焼き上げてくれるので、20分ほど待ちました。
この日はまだ空いている時間帯にスラロームに入ったので、混雑時はもう少しかかるかもしれません。
弱火でじっくり焼き上げ、表面はカリっと、中はふわふわふわっと仕上げられたトーストの表面を、カラメリゼでコーティングセーブ。
カナダ産メイプルシロップとはちみつが添えられているので、共にお楽しみくださいませ。
表面のカラメルが飴のようにとろぉりと絶妙の柔らかさで全体にまんべんなくからみついていて、歯触りや甘さ加減がまるで芸術品のようです。
ナイフとフォークで少しずつほぐしていく過程のビジュアルまでもが美しい。
切り分ける時に表面にコーティングされたカラメルがちょっと抵抗するもどかしさまでもが上質感を感じさせ、満足感でいっぱい。
フレンチトースト自体はそれほど甘くないので、甘味がお好みの方は「はちみつ」をかけるのがオススメです。
カナダ産のメイプルシロップは意外に甘くなく、トースト自体の柔らかさと、トーストにしみしみにしみこんだ上品な卵味を引き立たせてくれます。
スラロームが3月で閉店の感謝セールとして、お酒を格安でふるまってくれています。
ふるまってくれるものは四の五の言わずにウエルカムするのが礼儀というもの、こちらはスパークリングワイン1杯400円。
銘柄は聞き忘れましたが、辛口でなく飲みやすいワイン。
ただけっこう強かったため、120mlでけっこうへろへろ。
「フルーティに爽やかフレッシュ」…とカッコよく決めたかったのですが、これでお別れかと思って少しずつ味わって飲んでいたら、いつの間にか酔っぱらってしまいました。しくしく。
ニセコアルペン、今まで本当にありがとう!cheers!!
【倶知安町】スラローム/ラストメニュー
スラロームのラストメニューはこちら!
ちょっとリゾート価格ですけど、この絶好のロケーションでいただくランチには代えられません。
貯金はこういう場で放出するためにするものだと思います。
ふわふわフレンチトースト …1500円
サーモンとグリーンアスパラのクリームスパゲッティ
…1600円
北海道産牛リブロースの具理恵山わさび添え
…2700円
感謝セールのアルコール各種 …400~500円
私は総料理長のオススメに全てを委ねました。
牛丼、海鮮バラ漬丼、チキンと野菜のスープカレー、
クワトロチーズハンバーググラタン
…1700円
豚丼、ポークロースカツカレー、シーフードラグースパ
…1600円
鍋焼きうどん、ミニ海鮮バラ漬丼と蕎麦又はうどんセット
…1500円
肉カレーうどん又はそば、厚切りピザトースト
…1400円
和洋バランス良い内容で、メニュー表そのものが明るくて品が良く、本当にいいレストランだったなあと思います。
【倶知安町】スラローム/俺たちのニセコアルペン
開店直後に滑り込み、ゲレンデが見える窓の近くに座ることができました。
12時を過ぎると正面のゲレンデからスキー客が続々と入ってきて、ご覧の通りあっという間に満席に。
ここ数年は日本人しかスキー客がおらず、地元民がゲレンデを独占できていた状態でしたが、最後に世界中のファンが来てくれる冬を迎えることができて、本当に本当に良かったです。
ラストスラロームのために就任してくださった総料理長さんに感謝です!