こんにちは〜、かごマルシェです！

７月２日にオープンを控えた「水戸市民会館」の、プレオープンDay（だれでも自由に館内を見学できる日）に参加し、見学してきたことをお伝えします！

この日は、とても良い天気で、たくさんの市民の方が、見学に訪れていました。建物の外まで行列が！みなさんの注目度の高さがわかりますね。

側面は、日本の伝統的な「矢羽根」の模様。歴史ある水戸の街の趣きを感じます。

正面に戻って、外観を改めて見てみましょう。

ガラス張りの美しい建物は、日本を代表する建築家「伊東豊雄」氏による設計。建築好きの方なら、ご存知かもしれませんが、建築界のノーベル賞「プリツカー賞」も受賞されている方です。

２０１１年３月の、東日本大震災による被害を受けて、水戸市民会館が閉館してから１２年の年月を経て、水戸市泉町に場所を移し、新たに７月２日にオープンします。

入り口前の、ピロティ部分には、「MitoriO」の文字。水戸市民会館、水戸芸術館、京成百貨店の３つが並ぶ地区の愛称です。「水戸」と「トリオ（三重奏）」を組み合わせた言葉、粋です！

館内のようす

では、中に入ってみましょう。

入り口を抜け、奥に進むと、大きく開放的な吹き抜け空間が！

スタンウェイのピアノが置いてあり、当日は生演奏も披露されていました。

ここでは、販売会やパブリックビューイングを使ったスポーツ観戦などのイベントも行っていく予定とのこと。

そして、天井を見上げると、巨大な梁と柱が！木の温もりと金属の矢羽根模様の手すりが、「和モダン」を象徴しています。一度こちらに立って、スケール感をぜひ体感してみて下さい、圧倒されます！

グロービスホール（大ホール）

次は、この建物の目玉、「グロービスホール」と名付けられた、県最大の収容人数２０００人を誇る大ホールに移動しましょう。

この日は、特別に、舞台に上がることもできました。客席を見上げると、一流アーティストになった気分！

両壁の音響反射板・照明は、水戸市の花、「梅」がモチーフ。座席は一人一人独立するタイプでなく、横に連なるタイプですが、座り心地にはこだわったとのこと。

また、１階席の一番奥には、ガラス張り・防音の独立した部屋があり、小さな親子連れが気兼ねなく、劇や歌を楽しめるスペースも確保。

他にも、中ホール、小ホールと大きさが異なるホールがあります。

大会議室

コンベンションの分科会なども可能な大会議室。約２７０人収容可能。

他にも大きさ違いの会議室が、１１室用意されています。

調理室

スタイリッシュなキッチンが設置された調理室もありました。

調理スペース、配膳スペースが広いので、イベントや販売会の時に大活躍しそうですね。

京成百貨店への連絡通路

京成百貨店へと直接繋がる通路も。道路を渡ることなく、お店に入ることができ、便利ですね。コンサートや観劇の後に、お買い物をしたり、お食事を楽しんだりでき、行動範囲が広がります。

休憩スペース

今回、水戸市民会館が、市民に開かれた場所であると感じたのが、休憩スペースの多さ。

学生が勉強したり、子供が遊んだり、散歩の途中に訪れたりと、誰もが気軽に立ち寄れる場所が設けられているのが嬉しいですね。

中でも、私が一番お気に入りの場所がこちら。

磯崎新氏が設計した、水戸芸術館が目の前に！市制１００周年の記念に建てられた、１００メートルの高さの塔は、水戸のシンボルでもあります。

夜の風景

夜は、また、昼間とは違った顔を見せてくれます。

闇に浮かび上がる姿は、まるで美しい行灯のよう。

その他

この他にも、展示室、水屋のある和室、音楽室など、様々な施設があります。

コンサートや観劇等、また大規模な会議やイベントで、水戸市民だけでなく県外からもたくさんのお客様が訪れることでしょう。

７月２日の開館日の記念式典では、人気狂言師の野村萬斎さんが狂言「三番叟(さんばそう)」を上演され、野平一郎さんがピアノ開きミニコンサートが開催されます。

また、こけら落とし公演として、７月８・９日は、フォークデュオ「ゆず」のコンサートも予定されています。

今後もたくさんの著名なアーティストの公演が決定しているとのこと。ますます目が離せませんね！

オープン後は、どなたでも自由に入ることができますので、お近くに来るがありましたら、お気軽に立ち寄ってみて下さいね。

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