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ふっくらシワなし!ほんのひと手間でグンッとおいしくなり見た目も映える豆ごはん

岸田夕子料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

はじめまして

はじめまして、料理家の岸田夕子です。
本日よりYahooクリエーターとして参加させていただくことになりました。
読んでくださる方々のお役に立てるレシピを発信していきたいと思っております。
どうぞ宜しくお願いいたします。

春ごはんの定番!豆ごはんは簡単なひと手間でもっとおいしくなる

早いもので、2021年も3月に突入しましたね。
気がつけば河津桜が咲き始め.....たかと思ったら、もうすっかり散りぎわ。
うかうかしていると、またあのうだるような暑い日々がやってきそうです。
少し気が早いか?笑

3月に入り、暖かい日が多くなってくると、やはり春のごはんが食べたくなります。
店先には春の食材がたくさん並び始めました。
今日は、その中からグリーンピースをピックアップ!
豆ごはんの作り方を紹介したいと思います。

ほんのり塩気をきかせたグリーンピースごはんのおいしさは格別です。
でもたまに豆がシワシワになってしまうのはどうしたものか・・と思ったことはありませんか?

そんなお悩み解消「豆がふっくらシワなし!香りもよいグリーンピースごはん」です。

材 料(米2合分)

  • グリーンピース(うすいえんどうとも呼ばれます)さや付き20本くらい
  • 塩(グリーンピース塩ゆで用)ふたつまみくらい
  • 米 2合
  • 塩(炊飯用)小さじ1弱
  • 酒 大さじ1
  • 水 普段の炊飯時のお好みの水量

作り方(今回は土鍋使用)

  1. 米は洗って水気をきり、土鍋に入れて塩(炊飯用)酒、水を加えて混ぜ合わせ30分ほどおく。
  2. グリーンピースはさやから豆を取り出す。さや5〜6本は捨てずにとっておく。
  3. 鍋に湯を沸かし、塩(グリーンピース塩ゆで用)を加える(ほんのり塩味を感じる程度)2の豆を加え、中火で5分ゆでたら火からおろし、ゆで汁のまま冷ます。
  4. 1の米の上に2で取っておいたサヤをのせ土鍋のフタをし、強火にかける。
  5. 土鍋のフタと本体の隙間、または蒸気穴から湯気が立ち始めたら弱火にして10分加熱する。火を止め、そのまま10分ほど蒸らしたら、ごはんの上のさやを取り除く。
  6. 3のゆで汁を捨て、ペーパータオルに豆を出し水気をきる。
  7. 5に6の豆を加え、ふんわりと混ぜ合わせる。

工程画像

工程番号の説明文の参考に。
工程番号の説明文の参考に。

ポイント・メモ

  • 豆はお米と一緒に炊かずに、別ゆでします。
  • ゆで汁ごと鍋に入れたまま冷ますことで、シワが入りにくく、ふっくらが続きます。
  • グリーンピースのさやは大切な香りの素。豆をお米と一緒に炊かないかわりにさやで香りづけし、炊き上がった後に取り除きます
  • 土鍋使用のレシピにしましたが、炊飯器でも基本的な作り方は同じです。鍋やスキレットでも同様に炊くことができます。

今回使っている土鍋は、炊飯用の小さめ万古焼。
実はこの土鍋「気づかう土鍋」という名前なんです。
なにを気づかってくれるのかというと、炊き上がりのごはんのおいしさを損なわずに、お米の中の糖質を17%カットしてくれるんです。
ただ今回は炊き込みごはんなので、その機能は使わずに普通の炊飯土鍋として使いました。
そんなふうに、時と場合、気分によって糖質オフしない普通の炊飯も可能。
私のお気に入り調理道具のひとつです。

豆を下ゆでし、ゆで汁のまま冷ましたものを炊き上がったごはんに混ぜるだけ。
こんなほんのひと手間で、豆ごはんがグンッとおいしく、見た目映えするようになりました。

まずは目で見て旬を楽しみ、
春の香りを胸いっぱいに吸い込んで、
おなかいっぱい豆ごはんを楽しんでいただけたら嬉しいです。

レシピ・文 料理家 岸田夕子
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料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

2010年春にアメリカシカゴより帰国後まもなく料理研究家として始動しました。16年間暮らしていたシカゴでの経験を反映した料理が得意です。出版料理レシピ本9冊を始め、雑誌やWEBマガジン、食品や調理器具メーカーのレシピ考案、テレビ出演、料理イベント登壇などが主な実績です。また「大葉にんにく醤油」「はちみつ味噌」「ジャーサラダ」「スキレット」などのトレンドを仕掛けてきました。今後も、寄る年波に負けず新しい食のトレンドを探したいと思っています。

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