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ポイントは「1分でいい」と「おか上げ」そら豆のゆで方

岸田夕子料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

毎年、心待ちにしているのが夫の実家から届く大量のそら豆。それが届くと、夏が来るな〜と感じていたのは、もう数年前のこと。今では、年が明けてまもなく店頭に並び始めますね。
美しい薄緑色のそら豆を見つけてしまうと、初夏まで待とう!なんて思いは吹っ飛んでしまいます。
まずは焼きそら豆、ゆでそら豆!そして料理にだって使いたい気持ちが抑えられなくなるってもんです。

そら豆レシピの紹介が多くなるであろう前に、ゆで方の紹介をしておきたいと思います。

そら豆のゆで方

準備するもの

  • そら豆 適量
  • 水 豆がしっかり浸る量より多めに
  • 塩 水の量の約1〜2%

ゆで方

サヤから豆を取り出し、豆の黒い方を持ち、反対側にナイフでくるんと浅く切れ目を入れます。(ポイント1)

なべに湯を沸かし、沸騰したら塩を加え、続けてそら豆を加えて1分ゆでてざるにあげます。(ポイント2、3)

粗熱が取れたら、切れ目を入れていない黒い方の端を、指でつまむと実がきれいにすべり出ます。

ポイント・メモ

  1. そら豆はサヤ付きのものを購入されることをお勧めします。豆自体の姿がしっかりしているので、日持ちすると思われがちですが思っている以上に足の早い食材です。サヤから取り出してしまうと鮮度の落ちが早まりますので、サヤ付きで購入し、使う直前にむきとるのがお勧め!トップの写真のように両端をキッチンバサミで切り取り、縦に切り開くと豆が取り出しやすいのでお試しください。
  2. ゆですぎに注意!1分ゆでで、ホクホクのおいしいゆでそら豆になります。
  3. ゆでた後は「陸上げ(おかあげ)」(ゆでた後に、ざるにあげて水気を切り自然に冷ますことです)水にくぐらせてしまうと水っぽくなります。

早速次回はそら豆使用レシピを一つ、紹介したいと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします。

レシピ・文 料理研究家 岸田夕子

追記【使用のレシピ】

料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

2010年春にアメリカシカゴより帰国後まもなく料理研究家として始動しました。16年間暮らしていたシカゴでの経験を反映した料理が得意です。出版料理レシピ本9冊を始め、雑誌やWEBマガジン、食品や調理器具メーカーのレシピ考案、テレビ出演、料理イベント登壇などが主な実績です。また「大葉にんにく醤油」「はちみつ味噌」「ジャーサラダ」「スキレット」などのトレンドを仕掛けてきました。今後も、寄る年波に負けず新しい食のトレンドを探したいと思っています。

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