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夏のごちそうワンプレート 七夕ぶっかけそうめん

岸田夕子料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

早いもので気がつけばもう7月、今年も後半に突入しちゃった〜、なんて思ったのもすでに1週間近く前のことになってしまいました。明日は七夕ですね。

七夕にはそうめんやスイーツの可愛らしいお料理を、ご家族で楽しむ方も多いかと思いますが、今回は大人の方々にも楽しんでいただけるような・・・と言うよりも、大人のための夏本番!ぶっかけそうめんを紹介したいと思います。

ナスとオクラ、薬味も夏山盛りで召し上がっていただければ嬉しいです。

焼きナスとオクラぶっかけそうめん

【材料】2人分

  • そうめん 2束
  • 長ナス 2〜3本
  • オクラ 5〜6本
  • 塩 小さじ2程度
  • めんつゆ(4倍濃縮)大さじ6
  • 水 適量
  • 大葉、生姜、みょうがなどの薬味 適量

【作り方】

(!)焼きなすを作ります。ナスのヘタの部分にナイフで浅く一周くるりと切れ目を入れます。

(2)魚焼きグリルに並べて入れ、皮がシワシワになり実が柔らかくなるまで、弱火から中火で焼きます。焼き上がったらすぐに氷水にとり、やさしく握って水分を絞ります。(一気にギュッと絞ると火傷をするので気をつけてください)

(3)(1)で入れた切れ目の部分から皮を引いてむきとり、バットに並べ入れます。めんつゆ大さじ2、水大さじ2を混ぜて加え、冷蔵庫で冷やします。たまに上下を返してください。
残りのめんつゆは、4〜5倍の水で薄めて冷やしておきます。

(4)オクラの準備をします。オクラのヘタの生り口を少し切り、ガクをむきとります。下の写真の右側の4本は切り取る前のもの、左側4本は切り取った後のものです。

(5)さっと洗ったオクラをまな板に並べて塩をふりかけたら、手のひらで上下に転がします(板ずり)。ガクをむきとった部分から粘りが出たら、塩がついたまま沸騰した湯に入れ、2分ほどゆでます。

ゆでている間、オクラは水面にあるので、菜箸でたまに上下を返しながらゆでてくださいね。

(6)2分経ったらザルにあげて氷水に浸し、冷えたら水からあげます。(一袋全てゆでたので8本あります。使わなかった分は小口切りにしてラップで包み、冷凍保存しておくと便利に使えます)

(7)そうめんの準備をします。そうめんは束ねている帯は取らずに、端の方を料理用の糸でしっかりと結びます。糸を結んでから帯をとります。

(8)沸騰した湯に入れ、パッケージに表記されている時間でゆでます。

(9)ゆであがったらすぐに湯をきり、氷水で冷やします。料理糸は結んだままです。

盛りつけます。
器に(3)で冷やしておいた麺つゆの半量を入れ、水気をきった(9)のそうめんの1束を天の川に見立てて加えます。加えてから、キッチンバサミで結び目の根元の麺が塊になっている部分から切り取ります。(糸を切るのではなく、そうめんを切ります)

なすは、1本を4〜5等分になるように、手で縦に割いて加えます。
オクラは、星に見立てて小口切りにしたものと、縦に半分に切ったものを盛りつけます。
薬味はそれぞれきざみ、トッピングします。

天の川に見えるかどうか・・・
微妙ではありますが、味わいには夏の涼を感じていただけるかと思います。

写真多めのレシピになっていますが、作業は全てとても簡単です。
ワンプレートぶっかけそうめん、七夕の夜だけではなくこの夏中、作ってみていただければ嬉しいです。

レシピ・文 料理研究家 岸田夕子
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料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

2010年春にアメリカシカゴより帰国後まもなく料理研究家として始動しました。16年間暮らしていたシカゴでの経験を反映した料理が得意です。出版料理レシピ本9冊を始め、雑誌やWEBマガジン、食品や調理器具メーカーのレシピ考案、テレビ出演、料理イベント登壇などが主な実績です。また「大葉にんにく醤油」「はちみつ味噌」「ジャーサラダ」「スキレット」などのトレンドを仕掛けてきました。今後も、寄る年波に負けず新しい食のトレンドを探したいと思っています。

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