藤沢市の皆さま、お正月準備などで忙しい週末をお過ごしでしょうか？今年もさっぱり大掃除がはかどらない、ズボラライターのころんころです。

そんな現実から逃避するように...ほっこりとした休息時間を求め、江の島の弁財天仲見世通りにある『井上総本舗』をたずねました。

創業100年、江の島で4代続く『井上総本舗』。

蒸したてを味わえる「女夫（めおと）饅頭（1個130円）」をはじめ、貝をかたどった「貝最中（1個130円）」などが有名。どこか山小屋を思わせる店内には、喫茶スペースも用意されています。

この日のお目当ては「おしるこ（700円）」。

ディスプレイに飾られている「アイス最中」も気になりつつ...

待つこと5分。焼きたてのお餅が入った「おしるこ」がやってきました。

「胡麻しそひじき」と「ほうじ茶」もついています。

ひと口食べては、ふぅ…。
身も心も無の状態に。張りつめていた気持ちと疲れが、すーっと抜けていくのを感じます。

お店で炊かれたさらりとした舌ざわりの餡は、小豆の味を感じる絶妙な甘さ。お餅の香ばしさと相まって、熱々なのに次のひと口を急ぎたくなります。しみじみと堪能するはずが、手が止まらず5分で完食(笑)。心も体も温まる『井上総本舗』の「おしるこ」は、言葉を忘れる美味しさでした。

お洒落なカフェもいいけれど、変わらない伝統の味を楽しむのもまた一興。忙しい時こそ、心と時間にゆとりを用意し、穏やかな年末年始を迎えませんか？