【板橋区】五感を使って水族館を楽しむ!【熱帯館で、ねっ「体感」】
こんにちは。地域情報ライターの名月子店(めいげつこてん)です。
2023年1月、板橋区立熱帯環境植物館(通称「ねったいかん」)をもっと楽しむための方法を紹介しました。
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改めてその方法とは、「イベントに参加すること」です!紹介した「ガイドツアー」は、見て、聞いて、かいで楽しむイベントでした。
今回は、現在開催中の「五感すべてを使って楽しめるイベント」を紹介!
そのイベントとは「体感水族館」。2023年3月14日(火)~4月9日(日)の期間で開催されています。
テーマは…
「体感水族館」の開催場所
「体感水族館」は2階の「企画展示室」で開催されています。
水族館や植物園を楽しんだ後に行ってもよし。入館したらすぐ2階に向かってもよし。
おすすめの時間帯は、10:30~12:00、もしくは13:30~16:00の間!
これから展示内容を紹介します。
タッチ「しょっかく編」
「ガラルファ」タッチコーナー
まずは「触覚」を使って楽しむコーナー。
皆さんは「ガラルファ」という魚を知っていますか?
もしかすると「ドクターフィッシュ」という通称なら聞いたことがある人も多いかもしれません。その学名が「ガラルファ(Garra rufa)」です。
ガラルファは空腹になると、人の皮膚の古い角質を食べる習性があるとされています。
皆さんもガラルファにさわる、のではなく「つつかれて」みませんか?
「あれ?来ないな」と思った数秒後、「あ、もしかして一気に…」と第六感がはたらきました。
ものの数秒で、ガラルファたちが大集合!
「自分の指にはそんなに角質があったのか…」と複雑な気持ちになりますが、とても気持ち良いです。
動画で撮影してみました。
- ガラルファにもさまざまな大きさがあるんだな
- 離れていった子がまた戻ってきているな
- 角質を食べているときは体が縦になっているな
といったことに気づくことができ、面白かったです。
お子さんは少し怖がりながらも、ガラルファとのふれあいを楽しんでいました。
あの感触は、実際に「体感」してみるしかない!と思います。
「海の生きもの」タッチコーナー
ナマコやヒトデ、サメとふれあってみませんか?
そういえばヒトデって触ったことがないな、と思いました。
「体感水族館」では、「イトマキヒトデ」(画像上)、「アカヒトデ」(画像左下)とふれあえます。まず、色や模様がとても美しいですよね。じっくり観察して、優しく触れてみると…
意外と硬い!ゴツゴツしていました。
また、「マナマコ」(画像右下)というナマコにもタッチ。
こちらはヒトデとは対照的に、プルプルと柔らかかったです。スタッフさんに思わず「可愛いですね」と言ってしまいました。スタッフさんは「ナマコって目がないんですよ、皮膚の感覚が優れているんです」と、触れ合った生き物の豆知識を教えてくれるので、学びが深まりますよ♪
「ネコザメ」とも触れ合うことができます。頭の形がネコに似ているため、そう名付けられたそうです。
「サメ肌!」という感じで、ザラザラしていました。大人しそうとはいえサメなので、少し怖かったです。なにせネコザメには「サザエワリ」という別名があり、奥歯でサザエの殻をかみ砕くそうですから…。
サメ比べ?「標本」タッチコーナー
ネコザメで体感した「サメ肌」。
そのほかのサメの肌は、標本で体感できます。
サメ肌って実は、種類によって違うそうですよ!
ゴツゴツ、スベスベといった感触のサメもいました。
サメによって「ザラザラ度」はさまざま。
さらに左から右に、右から左に触れてみると、感触がまったく違いました。
すべて堪能したあとの筆者の指。サメ肌とまではいきませんが、ザラザラです。
(またガラルファに角質を取ってもらわなければ…)
サメの卵も触ることができます。
「サンゴトラザメ」の卵(画像上)と、「トラフザメ」の卵(画像下)。
大きさも重さも違います。今は硬くてすべすべしているけど、産みたての卵はどんなようすだったんだろう?と考えながら触りました。
生きものタッチについて
☆タッチ可能時間
10:30~12:00 13:30~16:00
※12:00~13:30は休憩時間となり、生きものには触れません。
※混雑状況によっては早めに終了する場合もあります
※土日祝日は混雑防止のため、団体でのタッチは不可
☆その他注意事項
・生きものに触るときは指1本!
・優しく触りましょう。
・水から出さないように触りましょう。
・お子様には必ず大人が付き添いましょう。
・触ったあとは必ず手を洗いましょう。
におう「きゅうかく編」
普段匂いを嗅ぐ機会のない生きものの匂い、かいでみませんか…?
これ何だろう?と思ってかいでみると…
あ!ちょっと(いや結構)くさい!
正体は「コツメカワウソ」が愛用している麻袋片でした。
「なぜこんなにおいなのか?」という疑問がその場で解決できてスッキリしました。
きく「ちょうかく編」
生きものの鳴き声、あまり聞くことがありませんよね。
「意外と思ってたのと違う…!?」生きものの鳴き声集をお楽しみください。
- コツメカワウソ
- カピバラ
- テッポウエビ(の音)
どれも初めて聞く鳴き声(音)でした。
みる「しかく編」
生きものの「ヒミツな部分」見られちゃいます!
これは「歯」。大型のサメである「アカシュモクザメ」と「オオワニザメ」の歯を至近距離で観察できます。
どっちがどっちでしょう?
サメの歯、数も生え方も尋常じゃない!
ほかにも生きものの珍しい瞬間や、なかなか見えにくい部分のドアップ写真を見ることができますよ♪
たべる「みかく編」
五感の最後は「味覚」。
まさか…ねったいかんの生き物を…食べ…?
ご安心ください。
珍しい生きものを使用したレトルト食品の販売です。
こちらは珍食材「ウガンダ風 ナイルに生息するティラピアのピーナッツソース」です。あくまでも「ソース」です。味の想像はまったくつきません。今度、ねったいかんで試食させてもらえないかな…と思ったり。
スタンプラリーもセットで体感!
ねったいかんでは常時スタンプラリーをしながら館内を楽しめますが、「体感水族館」期間中はスタンプもイベント仕様に!
▼どちらでも楽しめます♪
- 「体感水族館」の前に館内を回る人:これから出会える生きものたちの予習ができる!
- 「体感水族館」のあとに館内を回る人:触れ合った生きものたちを思い出して、さらに学びを深められる!
筆者は「体感水族館」のあとに挑戦。
先ほど触れ合ったヒトデたちの豆知識。仲間の増やし方が4種類もあると知って驚きました!
スタンプをすべて集め終えると、いいものがもらえますよ♪
「①ナマコ」のスタンプを見つけるのに時間がかかり、館内を2周したのですが、結果的にはとても楽しめました。
「体感水族館」は2023年4月9日(日)まで!
生きものを「五感」で感じられるイベント、「体感水族館」。その一部をお届けしました。
皆さんも参加したくなりましたよね?
このイベントを体感すれば、
「あの生きもの、知ってる」から、
「あの生きもの、『体感』したことある!」
に、グレードアップするでしょう。
2023年4月9日(月)までの開催です。お見逃しなく!
「体感水族館」詳細
●開催場所
板橋区立熱帯環境植物館
〒175-0082
東京都板橋区島平8-29-2
●開催期間
3月14日(火)~4月9日(日)
●時間
10:00~18:00(17:30最終入館)
☆生きものタッチ可能時間
10:30~12:00 13:30~16:00
※12:00~13:30は休憩時間となり、生きものには触れません。
●料金
無料(別途入館料)
●休館日
月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日が休館)
●TEL:TEL 03-5920-1131
その他詳細は、公式サイトをご確認ください。
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