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MAZDA CX-5に2年乗って、今もなお魅力的な5つのポイント

三浦雄介ライフスタイルブロガー

MAZDA CX-5が納車されて2年あまりが経ちました。

基本的に平日は電車通勤 or 在宅勤務なので、土日祝しか乗らないような生活をしていますが、走行距離は36,000 kmを超えました。遠出ばかりしているので、1回の走行距離が長いんです。

とはいえ、すでに新しい車を注文しており、CX-5に乗れるのもあと半年弱。想像以上にいい車だったので、改めてCX-5のよさに迫ってみたいと思います。

マツダ車、買い時が難しい問題

本題に入る前に、この話題に触れておかないといけません。

現行型の2代目CX-5にモデルチェンジされたのは2017年ですが、マツダの車は細かく年次改良が入ってアップデートされていきます。そのため、2020年に僕が買ったCX-5も、今売られているCX-5も、2代目登場時から中身が大きく変わっています

具体的には、僕が乗っているのは2019年12月改良モデル、そして今売られているのは2021年11月改良モデル。なので、この記事での評価は2019年12月改良モデルに関するものだということに注意してください。

もちろん、改良が進むごとにいい方向に進化します。そのため、2019年モデルで満足している人(僕)が2022年モデルを買っても、きっと十分に満足のいく買い物になるでしょう。

購入グレード、エンジン

CX-5は「エンジン形式」「グレード」「駆動方式」の3要素でグレード体系が整理されています。僕が購入したのは、「XD Exclusive Mode(クロスディー・エクスクルーシブモード)」2WDモデルです。

今もなお魅力的な5つのポイント

さて、ここからが本題です。

前提として、僕は車を運転するのが好きで、東京に住んでいたとしても車を所有した方が便利に決まっていると考えている類の人間です。なので、かなりバイアスのかかった意見であることはご了承ください。

日本車離れした存在感のある外観デザイン

2017年に登場したときも度肝を抜かれましたが、実際に自分の車として所有してみても、文句なしにかっこいいです。特に斜め後ろからの見た目がボリューミーで、とても気に入っています。

マツダ車に特有の「引き算の美学」という考え方に基づき、余計な線を廃して面の抑揚で表現したデザイン。CX-5は過渡期の車なので、最新のマツダ車と比べると線が入っていますが、それでも美しい。

面で抑揚を表現するため、光の当たり具合によって異なった表情を見せてくれます。特に、僕が選んだ「マシーングレープレミアムメタリック」というボディカラーは、光が当たると強く反射して明るく、暗い部分はとことん暗く見えます。

このような繊細な表現は極めて日本的でありながら、全体の印象は欧州車っぽくも見える。ここまでコンセプトを極めたデザイン言語を使うメーカーって、日本ではマツダとレクサスくらいじゃないかな。他の日本車メーカーを圧倒しています。

圧倒的な内装のクオリティ

そして、外装のデザインに引けを取らない内装のクオリティ。車に乗っているときは内装しか見えないので、運転中の満足度を左右する大切な要素です。

ステアリングはスムースレザー製。納車当初はマットな見た目で触るとさらさらしていましたが、2年が経った今では経年変化して光沢が出てきました。運転中はずっと触っている部分なので、こうして味が出てくるのは所有欲を満たされます。

Exclusive Modeでは、シートやニーパッドに「ナッパレザー」というレザー素材が使われています。ステアリングと異なり経年変化はみられませんが、耐久性の高さには感心しています。雨の日に水滴が付いたくらいでは全く問題ありません。

また、エアコン吹き出し口やシフトノブまわりのメッキの使い方も上品だし、スピードメーターもシンプルで見やすい。ナビを操作するコントローラーにはアルミ削り出しと思われる部品が使われていて、しっかりお金がかかっています。

雲の上を走るかのような滑らかな乗り心地

もうね、アクセルを一踏みした時点で全てを察することができます。これはめちゃめちゃいい車だと。購入前の試乗のときは、すごすぎてもう笑うしかなかった。いい車に慣れていなかったというのもありますけどね。

CX-5の魅力は、低速域から高速域まで一貫してブレのないスムーズな走りを実現しているところです。さらに、ディーゼルモデルだと力強いトルクで引っ張られるような感覚があり、「地面との摩擦、ありますか?」と聞きたくなるくらい。

つまり、しっかりとした車体構造とトルクフルなエンジンが相まって、まるで雲の上を走るかのような滑らかな乗り心地が実現されています。新東名を120 km/hでぶっ飛ばしていても、不安定さは一切ありません。逆にスピードが出ている方が安定するような気さえします。

充実した運転支援装備

上品な乗り心地に加えて、運転支援装備も充実しています。全車速対応のレーダークルーズコントロール、高速域(60 km/h以上)でのステアリングアシストがあるので、高速道路の運転が尋常じゃないくらい楽です。

レーダークルーズコントロールは全車速対応なので、渋滞に遭遇しても自動で停止までやってくれます。渋滞からの再発進時のみ、ドライバーがステアリングのボタンを押してあげる必要がありますが、それ以外は全自動。高速道路の走行中は足下のペダルに一切触れなくてOK。

もちろん、運転支援のオン・オフはドライバーが選択できるので、自分で運転したいときはオフにすればいいだけです。疲れてきたらオンにして車に任せつつ、変な動きをしないか監視作業に入ります。

どのくらい楽かというと、東京から実家のある長崎まで(途中休憩を挟みつつ)夜通しで14時間走っても、翌日はケロッとしています。以前キューブで同じ行程を走ったときは瀕死でしたが、CX-5だと全く苦じゃないです。

ライバルが見当たらないコストパフォーマンス

僕が購入したXD Exclusive Mode 2WDは、諸費用込みで395万円。

こんなに満足度の高い車が400万円で買えるって、コスパよすぎじゃありません? 軽自動車でも200万円は珍しくないし、カローラですら300万円近くまでラインナップされている時代に、400万円でこんなにいい車が買えちゃう。価格破壊も甚だしいですよ。

現在、CX-5の2WDディーゼルモデルは299万円から384万円までラインナップされています。その中のどのグレードを購入しても、全く同じパワートレイン。タイヤは17/19インチの違いはありますが、基本的に同じ乗り心地の車が手に入ります。

例えば、19インチタイヤを履いていて見た目にも申し分ない「Black Tone Edition」でも336万円。コスパの塊です。

積極的に遠出したくなる車

と、ここまでの条件がそろうと、積極的に遠出したくなるんです。所有欲を満たされる外観や内装、どんなに運転しても疲れ知らずな滑らかな走り心地、高速道路の運転も楽々な運転支援。

夜通し走って関東から九州まで行くのも苦じゃないくらいなので、往復400 km程度の日帰りの遠出なら、もはや近所のコンビニに行くのと大して変わらない感覚です。

遠出して、いろんな景色を見て、空気を感じて、その土地のものを食べて、普段味わえない経験をする。自分の車を買うということは、人生を豊かにするための投資なのです。

そのための車に「CX-5」を選ぶ。合理的だけど刺激的な、納得感の大きい選択肢だと思います。

関連リンク

MAZDA CX-5(公式サイト)

Author: Yusuke Miura, PhD
ライフスタイルブログ〈starnote*〉を運営。1988年生まれのミレニアル世代です。薬学の博士号を持っており、仕事をしながら趣味でブログを書いています。
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Twitter:@info_starnote

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