Yahoo!ニュース

CX-60と暮らす|最上級「Premium Modern」を選んだ背景、価格・支払計画まとめ。

三浦雄介ライフスタイルブロガー

先日購入したMAZDA CX-60は、「XD-HYBRID Premium Modern」というグレードを購入しました。

ディーゼルエンジンのマイルドハイブリッド(MHEV)モデルのうち、いちばん上のグレードです。そして、CX-5と同様に、マツダスカイプラン(残価設定クレジット)で支払うことにしました。

この記事では、CX-60のグレード選びの背景から、購入額や月々の支払いプランまで、あますことなく共有しておきます。CX-60を購入しようとしている方の参考になれば幸いです。

なお、納車1か月あまりのファーストインプレッションはこちらにて公開しています。

*関連記事*
CX-60と暮らす|元CX-5オーナーが感じた納車1か月のファーストインプレッション

グレード選びの背景

CX-60は、300万円を切る価格から、600万円超えまで、全部で16の幅広いグレードが展開されています。これだけ多くの選択肢があると、どのグレードを選べばいいのか悩んでしまいますね。

まずは、全体のうち僕が購入したグレードがどこに位置しているのかお示しします。

25S(SKYACTIV-G 2.5:2.5 Lガソリンエンジン)

  • 25S S Package
  • 25S L Package
  • 25S Exclusive Mode

XD(SKYACTIV-D 3.3:3.3L ディーゼルエンジン)

  • XD
  • XD S Package
  • XD L Package
  • XD Exclusive Mode

XD-HYBRID(e-SKYACTIV-D 3.3:3.3L ディーゼルエンジン + MHEV)

  • XD-HYBRID Exclusive Sports
  • XD-HYBRID Exclusive Modern
  • XD-HYBRID Premium Sports
  • XD-HYBRID Premium Modern(←このグレード)

PHEV(e-SKYACTIV PHEV:2.5 Lガソリンエンジン + PHEV)

  • PHEV S Package
  • PHEV Exclusive Sports
  • PHEV Exclusive Modern
  • PHEV Premium Sports
  • PHEV Premium Modern

そして、こちらが価格表。いずれも税込です。

パワートレインどれにする?

これを踏まえて、果たしてどのグレードを購入するのがいいのか。まず考えたのは、4種類あるパワートレインのうち、どれを選ぶか。

答えは先に出ていて、せっかく次世代の車に乗るのであれば、電動化されている方がいい。

電動化されていればブレーキ時にエネルギーを回収できますが、エンジンしか搭載していないとそのエネルギーは捨ててるだけですからね。これまで乗ってきたキューブもCX-5もエンジン車で、そんなことを思いながらブレーキを踏んでいたので、次はハイブリッドなど電動化されている車に乗りたかったのです。

となると、「XD-HYBRID」または「PHEV」の選択肢になります。これをどちらにするかはあまり迷わなくて、単純に自宅の分譲マンションに充電設備がない上に、3.3L ディーゼルエンジンに惹かれたので、「XD-HYBRID」にしました。

それに加えて、MAZDAのMHEVは、動力をアドオンする形で制御されます。そのため、エンジン単体に比べて馬力もトルクも上がるから、走っていて楽しい車になるはずです。走りにこだわるMAZDAらしいMHEVだなと。

グレードどれにする?

次に、CX-5のグレード・オプション選びの後悔から、以下の装備は必須としました。

4WDモデルがいい
妻の実家が長野なので、冬は雪が積もっている可能性が高いです。CX-5購入時は2WDでも行けると思っていましたが、調べるにつれて4WDの安心感には代えられないかなと。

パノラマサンルーフを付けたい
なにより昼間の車内も明るくなるし、車の中から星を見たりしたいんです。

「XD-HYBRID」を選んだ時点で、必然的に4WDは付いてきます。なので悩む余地はありません。一方で、パノラマサンルーフは、Premium Sports/Modernには標準装備であるのに対し、Exclusive Sports/Modernではオプションになっています。

  • XD-HYBRID Exclusive Sports(パノラマサンルーフなし → オプション)
  • XD-HYBRID Exclusive Modern(パノラマサンルーフなし → オプション)
  • XD-HYBRID Premium Sports(パノラマサンルーフ標準装備)
  • XD-HYBRID Premium Modern(パノラマサンルーフ標準装備)

Premium Sports/ModernとExclusive Sports/Modernの価格差は418,000円。それに対して、パノラマサンルーフのオプション代が176,000円(ドライバー・パーソナライゼーション・システムとのセット)だから、差は242,000円に縮まります。

Premium Modernの内装に惹かれた

そして、CX-60が発表されたときから、Premium Modernの内装に強く惹かれていたんです。最初はExclusive Modernにパノラマサンルーフを装着することでもいいと思っていたのだけれど、24万円多く出すだけで最上級グレードに乗れるのなら、それもいい経験かなと。

先日のファーストインプレッションでは、このように書きました。実際に納車して自分の車として乗ってみても、満足感は大変高いです。

ダッシュボードには、日本の伝統美を思わせるようなファブリック素材が使われており、非常に繊細な「かけ縫い」という技法で2枚のファブリックがつながっています。

また、白いナッパレザーが使われているシートには、織物を思わせるような素材の黒いラインが入っており、シート全体が引き締まった印象になります。その黒いラインにはきらきらと光る加工が施されていて、第一印象では「ここまでやっちゃうか…!」という感想を抱きました。

——と、以上のような経緯で、「XD-HYBRID Premium Modern」を選んだのでした。

CX-60の購入額

さて、「XD-HYBRID Premium Modern」を購入するにあたり、最も気になっていたのは【価格】です。車両本体だけで547万円(税込)にもなり、オプションや諸費用などを含めたら簡単に600万円を超えてきそうだと。

これまで600万円の車なんて買ったことないし、さすがに躊躇してしまう金額です。そのため、そもそも買うのか買わないのか、1か月くらいじっくり考えていました。

*関連記事*
CX-5の「次」をどうするか。乗り続けるか、買い替えるか。(ブログ記事)

とはいえ、総額を抑えるために、オプションを削って節約するのも違う気がしました。せっかく乗るのであれば、「ここは仕方なく削ったんだよなあ」と思いながら乗りたくないじゃないですか。後悔なんて何もない状態でハンドルを握りたい。

ということで、必要だと思ったオプションは全てぶち込みました。購入額と内訳は以下のような感じです。

合計¥6,016,177と、600万円を超えてしまいました。さて、これどうやって支払いましょうかね……

マツダスカイプランで支払い

答えは、「マツダスカイプラン」の利用。いわゆる残価設定クレジットです。

残価設定クレジットとは、一定期間の契約を結び、契約期間終了後に車両を返却することで、残っている車両の価値(残価)を元に、返却時に支払う金額を設定するクレジットです。

契約期間中には、月々の料金を支払い、車両を使うことができます。契約期間終了時には、車両を返却して残債と相殺するか、残債を支払うか選ぶことができます。

このような仕組みを利用することで初期費用を抑えることができます。また、最終回の残価は保証されているので、将来的な車両の価値の変動についてもある程度リスクを回避することができます。

これが残価設定クレジットの概要ですが、一般的なリース契約とは異なり、車両の使用や売却に関する決定権はユーザー側にあるのが特徴です。

そのため、

  • 契約期間に縛りはなく、契約期間満了前であっても車両を売却して残債を精算することができる。そのため、ユーザー側の都合で乗り換えることも手放すことも可能。
  • 人気車種であれば、残債よりも査定額の方が大きくなることが多いため、買い替える際の頭金にもできる。

というように、車の価値が下がる前に買い替える前提に立てば、通常のローンと同じような使い勝手を合わせ持つ側面もあります。

したがって、初期投資や月々の支払いを抑えつつ、乗りたい車に経済的に乗るための選択肢としては、十分に使える支払い方法だと思います。

月々の支払いプラン

上記の「マツダスカイプラン」はCX-5の支払いでも使っていたのでした。しかも、CX-5は人気車種であり、ディーラーの担当さんにも下取りをがんばっていただいたので、大きくプラス査定に。

その結果、600万円超えのCX-60で組むローンの額は、¥5,737,600にまで下がりました。そこに分割払手数料が乗っかり、合計¥6,141,539となりました

今回は60回払いとしており、5年後の残価は¥2,010,000と設定されています。そのため、差し引き¥4,131,539を60回で支払います。

ちなみに、通常なら金利2.99%のところ、契約時にちょうどキャンペーンをやっていて、1.99%で契約することができました。もとの金額も大きいから、1%の差はとても大きいのです。

これを分割に落とし込むとどうなるか。

60回で均等に支払えば、月額¥68,859になります。毎月7万円近く引かれていくのは気が重いので、ボーナスでガツンと支払うように調整し、以下のような支払いプランにしました。

  • 月額:¥22,631
  • ボーナス月(7月、12月):¥300,000
  • 60回払い

CX-5のときは、ボーナス月以外は月額¥11,393、ボーナス月は¥300,000だったので、ざっくり月1万円ほど上がった感じです。でもそのくらいなら全然大丈夫かなと。600万円という金額のインパクトの割には、かなり現実的な金額に落ち着きました。

ちなみに、CX-5のときは36回払い、今回のCX-60は60回払いとしています。5年も乗るの?と思うかもしれませんが、結局最終回を迎える前に下取りで相殺して買い替えるので問題なしです。今回も、CX-5の32回目まで支払った上で、下取り額で相殺しました。

そのため、「残債 < 下取り額」となってくれるのであれば、何回払いであろうと関係ありません。仮に「残債 > 下取り額」となったとしても、少し資金を持ち出すか、途中で買い替えなければいいだけの話です。

将来の車の下取り額なんて分からないから、気にしたって仕方ありません。タイミングによっては大きくプラス査定になるかもしれないし、そうでないかもしれない。少なくとも、5年後の残価(¥2,010,000)は保証されているから、それだけで十分なんですよ。

現実的な支払いプランで最上級グレードが買える

以上のような感じで、CX-60の最上級グレードであっても現実的な月額に落とし込むことができます。これなら、私たちのようなしがない会社員夫婦でも無理なく支払っていくことができます。

少なくとも、CX-60 Premium Modernの満足度は非常に高く、車に乗るたびに「いい車だ」「買ってよかった」と呟いています。ボーナス月にまとめて支払いさえすれば、こんな車に月額2万円程度で乗ることができる。

以前、「僕が東京でも車を所有する理由」という記事にも書いたけれど、「車に対する出費は人生を豊かにするための投資・必要経費であって、削るべきではない」と思っています。

車を所有して得られる価値はプライスレスであり、得られる体験や思い出は、それを支払ってでも十分お釣りがくるものです。

*関連記事*
僕が東京でも車を所有する理由(ブログ記事)

ライフスタイルブロガー

ライフスタイルメディア〈starnote*〉を運営。1988年生まれのミレニアル世代です。薬学の博士号を持っており、仕事をしながら趣味でブログを書いています。

三浦雄介の最近の記事