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【埼玉県鳩山町】鎌倉殿にも仕えた比企地区ゆかりの武士たちの展示「武蔵武士と比企」が開催中です!

寺西あゆみライター(鳩山町・東松山市)

今年ドラマで注目を浴びている鎌倉時代初期に活躍した武蔵武士たち。比企能員や畠山重忠をはじめとし、比企地区にゆかりのある武将たちも登場しましたね。

今回で21回目となる、比企地区の文化財振興協議会による巡回展「比企のタイムカプセル」。今年は比企地区ゆかりの武将にスポットをあて、テーマは「武蔵武士と比企」です。8月に嵐山町をスタートして、12月まで比企地区をぐるっと回ります。

この巡回展「武蔵武士と比企」、9月18日まで多世代活動交流センターの美術品展示室にて開催中!

元松栄小学校の建物。玄関を入りスリッパに履き替えたら、正面の階段で2階へ。看板があるので矢印に従い、角を曲がったところが会場の美術品展示室です。

入口で受付をしましょう(見学無料)。

各市町村にそれぞれに眠っていた発掘調査の実物資料などを一度に見ることができ、普段は展示されていないものも多数展示されています。私は初日にお邪魔しましたが、入れ替わり立ち替わり町外からのお客様もいらっしゃっていました。

今年のドラマでもそうですが、武蔵武士というとやはり注目を浴びるのは比企氏や畠山氏。でも比企地区には実は他にも、謎に包まれた武士たちの伝承が歴史書などに多く残されています。そういった武士たちにも焦点をあてているのが今回の展示の特徴です。

比企地区に住んでいると、「学校の同級生にいたな」「地名としてはなんとなく聞いたことあるな」という武士の名前がたくさん出てきて面白いです。

入口でいただける武士たちの解説が書かれたパンフレット。読み応えがあります
入口でいただける武士たちの解説が書かれたパンフレット。読み応えがあります

鳩山町内でも知る人が少ない、鳩山町ゆかりの熊井氏と亀井氏についても取り上げられています。比企地区で行われる展示でなければ、彼らにスポットライトが当たるなんてなかなかないのではないでしょうか。感慨深いです。ご本人たちもきっと喜んでいるはず。

こういった機会がないとなかなか注目を浴びることのない謎に包まれた武士たち。ぜひ今回の展示に足を運んで、鳩山町ゆかりの熊井氏や亀井氏が命懸けで生き抜いた時代に思いを馳せてみませんか。今回の展示で興味を持ったら、秋の行楽シーズンは比企地区の史跡めぐりをしてみても楽しそうですね!

多世代活動交流センターでの展示は9月18日まで。これから吉見町、嵐山町、川島町、小川町、滑川町、最後は12月11日のときがわ町まで比企郡の市町村をめぐります。

詳しい日程はこちらより(埼玉県立嵐山史跡の博物館

【お問い合わせ先】
はーとんスクエア内多世代活動交流センター2階・美術品展示室
住所:鳩山町松ヶ丘4-1-1
電話番号:049-296-3862(教育委員会文化財保護・町史担当)
開館時間:9:00〜17:00
アクセス:東武東上線高坂駅から川越観光バス。鳩山高校前下車徒歩7分
駐車場:あり
※所要時間は30〜1時間ほど。お時間に余裕を持ってお越しください

ライター(鳩山町・東松山市)

埼玉県鳩山町で生まれ育ち、東松山市で青春時代を過ごした生粋の埼玉県人。「ぶっついた」が方言だと最近まで知らなかった37歳です。埼玉県人にも県外にお住まいの方にも、埼玉県の魅力を伝えたいと思いライターのお仕事を始めました。「意外に埼玉もいいところじゃん!」とみなさんが改めて埼玉愛に気付いてしまうような記事を書けたらいいなと思っています。

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