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ビールライターが選ぶお中元でビール好きに贈りたいビールはコレ!【アサヒビール編】

富江弘幸ライター・編集者

キリンビール編
サッポロビール編
サントリー編

キリンビール編でも書いたが、お中元でどんなビールを贈ったらいいかという基本は、贈る相手が好きなビールを贈るということ。それがわからない場合にこんなビールはどうかというヒントをお伝えする。

ギフト限定の花鳥風月

やはりギフト限定ビールに注目したい。「花鳥風月」は東北限定だが、ギフトセットとしてのみ全国販売しているビール。麦芽100%で、上面発酵酵母を使用することで(スーパードライなどは下面発酵酵母)、吟醸香を思わせる香りをつくり出している。すっきりとした味わいもあるのでゴクゴク飲めるが、香りを楽しみながら飲んでもらいたいビール。

ギフトのためだけに特別に醸造されたスーパードライジャパンスペシャル

「スーパードライジャパンスペシャル」も限定だが、「花鳥風月」と違うのはギフトのためだけに醸造されたビールだということ。つまり、ギフト以外ではどうやっても飲めないということで、アサヒ好きの方にはたまらないはず。

特徴は「ジャパンスペシャル」という名前からわかるように、国産原料を100%使用しているという点。スーパードライらしさを残して、飲みごたえある味わいに仕上げている。

アサヒスーパードライを選ぶなら生ジョッキ缶を

アサヒビールといえばスーパードライだが、どうせならアサヒスーパードライ生ジョッキ缶を選んでみてもいい。この商品の発売当初はあまりにも売れすぎて商品の供給がおいつかなかったほどの人気だった。現在ではコンビニでも普通に買えるようになっているが、普通の缶とは違った味わいを楽しんでもらいたい。ちなみに中身は普通のスーパードライと同じもの。

アサヒ生ビール2種をセットで

アサヒ生ビール(通称マルエフ)も、缶の発売当初はかなり人気となったビール。もともとは飲食店で樽商品のみ展開していたビールで、2021年に缶が発売された。スーパードライとの違いは、まろやかさとバランスの良さ。スーパードライはキレを重視した味わいだが、マルエフはまろやかで最後にじんわりと感じる苦味が特徴。アサヒ生ビール黒生とのセットもいい。

アサヒビールらしさを感じられるお中元ビールラインナップ

アサヒビールといえばスーパードライという印象が強いが、ギフト限定のビールもある。どれもアサヒビールらしさのあるビールなので、アサヒ好きなら喜んでもらえるはず。冒頭でも書いたように、贈る方に合ったビールを贈るのがベスト。じっくり考えていいビールを贈ってほしい。

ライター・編集者

ライター・編集者。1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在はウェブ、紙を問わずさまざまな媒体で記事を執筆している。日本ビアジャーナリスト協会のビアジャーナリストアカデミー講師も務める。著書に『教養としてのビール』(SBクリエイティブ、サイエンス・アイ新書)など。

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